2016年 全日本ジムカーナ選手権 第2戦

POTENZA勢は3クラス制覇!

開催場所 : エビスサーキット 西コース  開催日 : 2016年4月23日〜4月24日

 全日本ジムカーナ選手権第2戦は、福島県二本松市のエビスサーキット 西コースが戦いの場となる。
 コースは第1戦の岡山国際サーキットと同じくレーシングコースの一部を使用するが、岡山の高速コースと異なり各所にパイロンターンがあり、180度が3回、8の字が1回。その他コーナーごとにパイロンが置かれ、最後に4本パイロンスラロームをこなしてゴール。ジムカーナのテクニックを最大限に使う走り応えのある設定となる。
 決勝日は朝のうちは雲がかかっていたものの、走行が始まる頃には青空が広がり、好天に恵まれた。気温も朝は13℃と肌寒かったが徐々に上がり、午後には20℃に達する暖かさになる中で熱戦が繰り広げられた。
 そんな中、RE-11Sを履くN・SA・SCクラスのPOTENZA勢は、午後には気温・路温が上がると見越して多くの選手がTYPE WH2を選択。高温用コンパウンドを搭載したWH2ではあるが、低温時からグリップ力を発揮する特性を活かし、まだ路温のそれほど高くない1本目からN3クラスの飯坂忠司(ランサー/ブリヂストン)とSA2クラスの渡辺公(NSX/ブリヂストン)がトップタイムをマーク。路温の上がった2本目もトップを譲らず、またN2クラスでも2本目に西森顕(NSX/ブリヂストン)がトップに立ち、計3クラスを制覇。WH2の守備範囲の広さを示した。
RE-71Rを履くPNクラスのPOTENZA勢では、PN2クラスで昨年のチャンピオン森田陽介(シビック/ブリヂストン)が3位に入り、表彰台の一角を占めた。

<N2クラス優勝、POTENZA RE-11S TYPE WH2装着> (1,000cc超の後輪駆動車、改造範囲が狭い)
 開幕戦で優勝している西森顕(NSX/ブリヂストン)が、1本目はパイロンタッチで下位に沈んだものの2本目に会心の走りでトップタイムをマーク。追いすがるライバル達を押さえて2連勝を飾る。
●西森顕「今日は路温の上がる2本目勝負と思って前後ともWH2を選択しました。普段はリアにWH2を履くことはあってもフロントはいつもWS3だったんです。スタートして一発目でグリップ感がないとそのあとビビって踏めなくなってしまうんで。しかし、昨日タイヤエンジニアの富塚さんと話をし、ちゃんと使えばフロントにWH2を履いても機能するということが理解できたので、前後WH2で行きました。1本目はオーバースピードだったり行き過ぎたりとギクシャクした運転になってしまったのですが、2本目は1本目の悪かった部分を修正した走りをしたところ、ライバルを0.7秒ちぎるタイムを出すことができました。」

<N3クラス優勝、POTENZA RE-11S TYPE WH2装着> (1,000cc超の4WD車、改造範囲が狭い)
 連勝中の菱井将文(ランサー/ブリヂストン)が不在の今大会、菱井を師と仰ぐ飯坂忠司(ランサー/ブリヂストン)に重責がかかる。しかし、そんな重責をものともせず1本目から2位を1秒引き離すタイムを叩き出す。2本目はそのタイムを守り切って優勝。嬉しい全日本2勝目を挙げる。
●飯坂忠司「金曜日・土曜日とWS3でデータ取りしてたのですが、今日は午後には路温も上がると予想してWH2を選択しました。WH2の特徴であるターンの旋回性の良さ、立ち上がりのトラクションの良さを活かせた走りができたのが勝因だと思います。優勝できてホッとしています。」

<SA2クラス優勝、POTENZA RE-11S TYPE WH2(リア)・WS3(フロント)装着>(1,600cc超の2輪駆動車、改造範囲が広い)
 2011年7月のSUGOでの優勝のあとなかなか勝てずにいた渡辺公(NSX/ブリヂストン)が、1本目からトップタイムを出す。2本目、ライバル達もタイムを上げて追いすがるが、渡辺の出した1本目のタイムに届かず、渡辺が5年振り12度目の優勝を飾る。開幕戦で優勝している山田寛宣(RX-7/ブリヂストン)も3位に入る活躍を見せた。
●渡辺公「次は頑張りますって言い続けて5年、久し振りに勝つことができました。タイヤはフロントにもWH2を使いたかったのですが、少し路温の上昇が足りない気がして安全策でWS3にしました。リアはWH2で問題なかったです。1本目に思いっきり行ってタイムを残せたのが良かったですね。次“も”頑張ります!」


★ブリヂストン レースタイヤエンジニア 富塚 裕

 「第一ヒート開始直前から日が差し始め、気温路面温度ともに上昇。多くのRE-11Sユーザーは高温向けのWH2を選択しました。エビスサーキットの粗い路面と高い路面温度にWH2コンパウンドが良くマッチングし、各選手が好成績を収めることができました。なかでもN2クラス西森選手、N3クラス飯坂選手、SA2クラス渡辺選手の優勝に貢献できてうれしく思います。
RE-71Rユーザーも素晴らしい走りで、PN2クラスで森田選手が3位、PN3クラスでユウ選手が4位に入賞となりました。
第3戦は5月22日名阪です。応援よろしくお願いします。」


※タイヤ装着シェア(総出場台数126台中)
BRIDGESTONE:35台(27.8%)/DUNLOP:57台(45.2%)/YOKOHAMA:32台(25.4%)/TOYO:1台(0.8%)/AVON:1台(0.8%)

RESULT

コース:エビスサーキット 西コース 天候:Fine/路面:Dry

 

PN-1クラス  クラス出走台数:15台

気温:1回目:13℃ 2回目:20℃ 路面温度:1回目:18℃ 2回目:30℃

    順位 No. ドライバー タイヤ マシン タイム  
    1 1 稲木 亨 DL マツダ ロードスター 1:29.707  
    2 15 ひでき DL スズキ スイフト 1:30.109  
    3 10 斉藤 邦夫 YH マツダ ロードスター 1:30.141  

PN-2クラス  クラス出走台数:9台

気温:1回目:15℃ 2回目:20℃ 路面温度:1回目:20℃ 2回目:30℃

 
  順位 No. ドライバー タイヤ マシン タイム    
  1 19 片山 誠司 DL ホンダ シビック FD2 1:27.248    
  2 22 松本 悟 DL ホンダ シビック FD2 1:27.714    
  3 24 森田 陽介 Bridgestone ホンダ シビック FD2 1:28.419    
 

PN-3クラス  クラス出走台数:16台

気温:1回目:15℃ 2回目:20℃ 路面温度:1回目:21℃ 2回目:30℃

    順位 No. ドライバー タイヤ マシン タイム  
    1 36 川北 忠 DL スバル BRZ 1:27.817  
    2 38 松本 敏 DL スバル BRZ 1:27.936  
    3 35 野口 泰通 DL トヨタ 86 1:28.419  

PN-4クラス  クラス出走台数:9台

気温:1回目:15℃ 2回目:20℃ 路面温度:1回目:22℃ 2回目:30℃

 
  順位 No. ドライバー タイヤ マシン タイム    
  1 46 野島 孝宏 DL 三菱 ランサーエボリューション 1:21.510    
  2 49 茅野 成樹 DL 三菱 ランサーエボリューション 1:21.892    
  3 48 掛札 雄一 DL スバル WRXSTI 1:23.764    
 

N-1クラス  クラス出走台数:18台

気温:1回目:15℃ 2回目:20℃ 路面温度:1回目:23℃ 2回目:30℃

    順位 No. ドライバー タイヤ マシン タイム  
    1 56 菊池 功悦 DL ホンダ インテグラ DC2 1:24.873  
    2 68 朝山 崇 DL ホンダ インテグラ DC2 1:25.032  
    3 66 高江 淳 DL ホンダ インテグラ DC2 1:25.070  

N-2クラス  クラス出走台数:6台

気温:1回目:16℃ 2回目:19℃ 路面温度:1回目:25℃ 2回目:28℃

 
  順位 No. ドライバー タイヤ マシン タイム    
  1 73 西森 顕 Bridgestone ホンダ NSX 1:22.916    
  2 74 小俣 洋平 DL マツダ RX-7 1:23.686    
  3 72 上本 昌彦 YH マツダ RX-7 1:25.080    
 

N-3クラス  クラス出走台数:6台

気温:1回目:16℃ 2回目:19℃ 路面温度:1回目:25℃ 2回目:28℃

    順位 No. ドライバー タイヤ マシン タイム  
    1 79 飯坂 忠司 Bridgestone 三菱 ランサーエボリューション 1:22.783  
    2 76 大澤 勝紀 DL 三菱 ランサーエボリューション 1:23.781  
    3 78 石元 啓介 Bridgestone 三菱 ランサーエボリューション 1:23.959  

SA-1クラス  クラス出走台数:19台

気温:1回目:16℃ 2回目:18℃ 路面温度:1回目:25℃ 2回目:28℃

 
  順位 No. ドライバー タイヤ マシン タイム    
  1 97 近藤 岳士 YH ホンダ CR-X 1:24.960    
  2 86 小武 拓矢 YH ホンダ CR-X 1:25.357    
  3 96 更科 潤一郎 YH ホンダ CR-X 1:25.478    
 

SA-2クラス  クラス出走台数:10台

気温:1回目:17℃ 2回目:18℃ 路面温度:1回目:27℃ 2回目:28℃

    順位 No. ドライバー タイヤ マシン タイム  
    1 100 渡辺 公 Bridgestone ホンダ NSX 1:23.491  
    2 110 久保 真吾 DL ホンダ NSX 1:23.570  
    3 108 山田 寛宣 Bridgestone マツダ RX-7 1:24.569  

SCクラス  クラス出走台数:13台

気温:1回目:17℃ 2回目:18℃ 路面温度:1回目:28℃ 2回目:28℃

 
  順位 No. ドライバー タイヤ マシン タイム    
  1 128 野中 信宏 TY 三菱 ランサーエボリューション 1:20.452    
  2 129 大橋 渡 DL 三菱 ランサーエボリューション 1:21.044    
  3 121 小川 謙輔 DL スバル インプレッサ WRX 1:21.740