2016年全日本ロードレース【J-GP3】第1戦

栗原圭祐が全日本初優勝・ベテラン徳留真紀は3位表彰台獲得

開催場所 : 筑波サーキット  開催日 : 4月9日-10日

 昨年チャンピオン水野涼がJ-GP2クラスにステップアップ。またランキング2位の真崎一輝はCEVに参戦し、上位2人が不在の2016年シーズン。昨年のランキング3位の栗原圭祐(ブリヂストン)がチームのエースナンバーである634番につけかえてタイトルをねらう。さらにベテラン勢も徳留真紀(ブリヂストン)・菊池寛幸(ブリヂストン)も衰える気配がなく、今季も混戦が予想される。
 予選が行なわれた土曜日は薄曇りながら気温が上昇し、絶好のレース日和となった。栗原にアタック合戦を挑んだのは1年ぶりの参戦で筑波サーキットのアドバイザーを務める小室旭(DL)。しかし小室は1分の壁を切ることなく、そのまま栗原がポールポジションを獲得。栗原は「事前テストでは59秒7というタイムが出ているから、今日は58秒台も視野に入れていた。少なくとも59秒5を目標にしていたのに59秒9というタイムは納得がいかない。ちょっと力みすぎているのが原因だと思う」とコメント。決勝に向けて気持ちを入れ替えていた。

 決勝日も暑すぎず寒すぎず、レース参戦にもレース観戦にも恵まれた天候になった。
 好スタートを切ったのは徳留。オープニングラップで古市右京(DL)にかわされるが、古市は2周目にはポジションダウンすると、周回を重ねると共に後方に沈んでいく。替わってトップに立った栗原。小室・徳留と共にトップ争いを展開。
 3台の息を飲む接近戦はレース終盤まで続いた。ラスト3周あたりで徳留が少し遅れ始め、最後は栗原と小室の一騎打ちに。しかし栗原は一度も小室を前に出すことなくポールtoウインで全日本初優勝。タイトル獲得に向けてシーズンの好スタートを切った。また、徳留も後続集団を大きく引き離しての3位表彰台を獲得。「膝の故障でオフシーズンに練習できなかったのは敗因。次戦までに体を元に戻したい」と悔しさをにじませた。

●栗原圭祐(予選1位/決勝1位)
「レース序盤から中盤は、タイヤがしっかりとグリップしてくれました。レース終盤から徐々にスリップするようになりましたが、ブリヂストンタイヤはそこからのコントロール性が高いんです。スライドしても動きが把握でき、しっかりしたタイヤに助けられました。今日は、まず1勝できたことでほっとしています」

●山田宏(株式会社ブリヂストン モーターサイクルレーシングマネージャー)
「2016年開幕戦は、3年ぶりの筑波サーキットで開催されました。J-GP3クラスの3台による激しいトップ争いは、とても見ごたえのあるものでした。ベテランと若手による息もつかせぬ戦いは、とても理想的なレースシーンと言えます。ブリヂストンユーザー全員がV02ミディアムを前後に選択し、決勝レースの最後まで安定した性能を発揮しました。この中で、ブリヂストンユーザーの18歳、栗原佳祐選手が全日本初優勝を、見事なポールtoウインで達成されました。栗原選手とチーム関係者の皆さまには心よりお慶び申し上げます」

RESULT

コース:筑波サーキット( 2.07km×25laps=51.75km ) 天候:Cloudy/路面:Dry 気温:20℃ 路面温度:30℃

  順位 No. ライダー タイヤ チーム マシン メーカー 周回数 タイム  
  1 634 栗原 佳祐 Bridgestone MuSASHi RT ハルク・プロ NSF250R ホンダ 25 25:16.455  
  2 56 小室 旭 DL Team P.MU 7C NSF250R ホンダ 25 25:17.016  
  3 36 徳留 真紀 Bridgestone CLUB PLUS ONE NSF250R ホンダ 25 25:19.258  
  4 11 関野 海斗 DL Team P.MU 7C NSF250R ホンダ 25 25:36.838  
  5 31 伊達 悠太 DL BATTLE FACTORY NSF250R ホンダ 25 25:36.920  
  6 13 岡崎 静夏 DL UQ & テルル・Kohara RT TSR3 ホンダ 25 25:37.104