2016年全日本ロードレース【JSB1000】第2戦

セミ耐久レースで中須賀克行がポールtoウイン
ブリヂストンユーザーが表彰台を独占

開催場所 : 鈴鹿サーキット  開催日 : 4月23日-24日

 全日本ロードレース選手権の第2戦は4輪レースと同日開催の鈴鹿2&4。最高峰クラスであるJSB1000にとっては今季の初戦。200kmのセミ耐久という特殊なレースが設定された。
 土曜日に曇り空の下で行なわれた予選は2組に分かれて35分間ずつのタイムアタック。A組では中須賀克行(ブリヂストン)がセッション残り1分で2:05.799という好タイムをマーク。自身が持つ2:05.192のレコードには届かなかったものの、A組2番手の柳川明(ブリヂストン)に2秒近い大差をつける。B組の予選セッションは大荒れ。高橋裕紀(DL)が他車との接触で転倒。加賀山就臣(DL)も転倒。セッション残り1分のところで高橋巧(ブリヂストン)がオーバーランと、次々にトップライダーをアクシデントが襲う。この組のトップタイムは津田拓也(ブリヂストン)で2:07.487。高橋は0.5秒差の2番手。この結果、中須賀が圧勝でポールポジションを獲得。津田・高橋・柳川と続いた。さらに山口辰也(ブリヂストン)・渡辺一樹(ブリヂストン)が6番手と7番手につけるなど、トップ10のうち8チームをブリヂストンユーザーが占めた。

 決勝日は早朝のウォームアップ走行時に、前夜の雨の影響で路面に濡れた部分があったものの、天候は急速に回復。決勝レースは好天に恵まれた。
 12時45分。35周のレースがル・マン式スタートで始まった。ポールシッターの中須賀は出遅れ、高橋がリード。山口・柳川・津田と続く。オープニングラップで2番手に浮上した柳川が2周目には一時トップを走行。すぐに高橋が首位奪回も3周目に入る直前に津田がトップ浮上。高橋はペースが上がらず、逆にオープニングラップを6番手で終えて猛追してきた中須賀が4周目には2番手に浮上。津田・中須賀・柳川の順で3台がトップ集団を形成。高橋・野左根・山口・渡辺の4台がセカンドグループを築く。
 12周目を終了したところで高橋が真っ先にピットイン。14周目にトップは中須賀に替わる。津田はトップ奪回をねらってミス。柳川にかわされて3番手にポジションを下げてしまう。18周を終了して津田が、翌周に中須賀が、さらに翌周に柳川がピット作業を終了。上位陣がピットを済ませたところでトップは中須賀。津田・柳川・野左根・高橋・山口と続く。中須賀は後続を引き離しながらハイペースで周回を重ねる。
 トップの中須賀が30周を終了したところで、1台のマシンが最終コーナー立ち上がりで転倒。これで赤旗が提示され、そのまま29周時点でレースは成立。中須賀・津田・柳川の順でブリヂストンユーザーが表彰台を独占。さらに野左根が4位・山口が5位フィニッシュとなり、トップ5をブリヂストンユーザーが占めた。

●中須賀克行(予選1位/決勝1位)
「ウィークをとおして温度変化が大きかったのですが、決勝でも安定して走ることができました。自分が仕掛けたいときにタイヤがしっかりと機能してくれたので、思い通りに仕掛けることができ、いいレースアベレージで走ることできました。35周予定という長いレースだったので、タイヤマネージメントする必要がありましたが、その点でもコントロールしやすいタイヤで、問題なくセミ耐久を走ることができました。今年も盤石な体制で足元を支えていただいているので、ブリヂストンと共に(全戦全勝を)有言実行したいです。」

●山田宏(株式会社ブリヂストン モーターサイクルレーシングマネージャー)
「今回はJSB1000クラスの開幕戦で、鈴鹿8時間耐久の出場権がかかったレースだったので、80台以上のエントリーでにぎわいました。また200kmのセミ耐久という新しいレースだったうえに、2&4というやや難しい路面コンディションの中で各チームがセットアップに苦労していました。また、天候の問題で練習時間が短かったのも苦労に拍車をかけました。そんな中で中須賀選手は予選でも圧倒的はタイムでポールポジションを獲得し、決勝も優勝という素晴らしい結果を残しました。ヤマハファクトリーレーシングチームの皆様と中須賀選手にお祝いを申し上げます。
 レース中盤までトップ3台による激しいバトルとなり、ピットインの作戦も各チームでさまざまだったので、見応えのあるレースになりました。コンパウンドは上位チームの多くがフロントにミディアム、リアにミディアムハード、ハルク・プロとTSRはリアにミディアムをセレクトしました。今回はセミ耐久というレースながら、上位のほとんどのチームがピット作業でタイヤを交換する作戦だったので、スプリント用のスペックです。
 今季の初戦だったので新型マシンや新しいパッケージで臨んでいるチームも多かったですが、今回のデータを元にさらに熟成が進み、次戦以降もさらにおもしろいレースになりそうです」

RESULT

コース:鈴鹿サーキット( 5.821km×29laps=168.809km ) 天候:Fine-Cloudy/路面:Dry 気温:22℃ 路面温度:40℃-36℃

  順位 No. ライダー タイヤ チーム マシン メーカー 周回数 タイム  
  1 1 中須賀 克行 Bridgestone YAMAHA FACTORY RACING TEAM YZF-R1 ヤマハ 29 1:03:03.694  
  2 12 津田 拓也 Bridgestone ヨシムラスズキシェルアドバンス GSX-R1000L6 スズキ 29 1:03.11.238  
  3 87 柳川 明 Bridgestone TEAM GREEN NINJA ZX-10R カワサキ 29 1:03.19.110  
  4 7 野左根 航汰 Bridgestone YAMALUBE RACING TEAM YZF-R1 ヤマハ 29 1:03:35.281  
  5 104 山口 辰也 Bridgestone TOHO Racing CBR1000RR ホンダ 29 1:03:44.522  
  6 71 加賀山 就臣 DL Team KAGAYAMA GSX-R1000 スズキ 29 1:03:47.758