2016年全日本ロードレース【ST600 Supported by BRIDGESTONE】第8戦

榎戸育寛が全日本初ポールポジション獲得
大荒れの決勝では星野知也が15台抜きで7年ぶり全日本優勝

開催場所 : 岡山国際サーキット  開催日 : 9月24日-25日

 ここまで3戦を終えて名越哲平、チャロンポン・ポラマイ、岩戸亮介と3人の勝者が誕生。ランキングリーダーは3戦連続で表彰台を獲得した前田恵助と混戦模様のST600クラス。
 4戦目の岡山ラウンドには46台ものエントリーが集まり、予選では40台のグリッドの争い。ポールポジション争いはセッション序盤にリーダーボードのトップに浮上した榎戸育寛・岩戸・前田と若手の争いとなる。途中、赤旗中断があったものの、大きなアクシデントには至らずにセッションが終了。序盤のタイムのままでフロントロウが決定し、榎戸の全日本初ポールポジションを獲得となった。
 榎戸は「事前テストから調子がよかった。昨日の合同走行で転倒して今日の予選は厳しいと思ったけれど、トップタイムも出せたし、マシンのセッティングもできたので満足」と笑顔を見せる。

 昼前から降り出した雨は、J-GP2クラス決勝・JSB1000クラス決勝に大きな影響を与え、引き続きST600クラスもスタートディレイとなり、さらに3周減算の16周で予定よりも1時間ほど遅れてスタートした。
 まずは榎戸がレースをリード。2番手で続いた岩戸はオープニングラップで転倒。これで榎戸がトップ独走状態に。2位争いは津田一磨・ポラマイ・クライサー・星野知也・松崎克哉の5台で展開。その中で星野が周回ごとにポジションアップ。3周目には集団トップに浮上。そのままの勢いで翌4周目には榎戸をも捕えるとトップに立つ。
 星野は5周目には榎戸に2秒のアドバンテージを築いてトップ独走体制に入る。2番手に後退した榎戸にはポラマイとクライサーが迫り、3台での2位争いに発展。ここからポラマイが遅れ出し、レース中盤には榎戸とクライサーの一騎打ちに移行。
 10周目にクライサーは榎戸を捕えて2番手浮上。榎戸を置き去りにして猛然と星野を追いかけ始める。しかし星野はすでに5秒のアドバンテージを築いており、クライサーもペースを上げられなくなり2位キープの走りに。星野はそのままトップを快走。ST600クラス初優勝を飾った。2位にはクライサー、榎戸は3位表彰台を獲得した。

●星野知也(予選16位/決勝1位)
「スタートディレイ前のサイティングラップでは感触がよくなく、赤旗中断中にセッティングを見直したら好感触になりました。まさかこんなにうまくいくとは思いませんでした。優勝できて素直にうれしいです。ST600の溝付きタイヤはこれまで経験がなくて今も苦労していますが、レインタイヤはJ-GP2でも使っていたから、みんな同じタイヤなら自分にアドバンテージがあるなと思っていました」

●山田宏(株式会社ブリヂストン モーターサイクルレーシングマネージャー)
「今季初のウェットレースとなりましたが、今週、木曜日金曜日とウェット走行があったため、ライダーたちもある程度のセッティングができていたと思います。若手とベテランの争いとなり、見応えのあるレースとなりました。ST600で初優勝を飾った星野選手にお祝い申し上げます。難しいコンディションの中、無事にレースが終えられたこともうれしく思います。今シーズンのST600は、毎回ウィナーが変わる展開でタイトル争いも激しく、最終戦で数字上は10人にチャンピオンの可能性があります。ワンメイクタイヤ2年目で、このクラスが活性化していることを嬉しく思います。」

RESULT

コース:岡山国際サーキット( 3.703km×16laps=59.248km ) 天候:Rain/路面:Wet 気温:23℃ 路面温度:25℃

  順位 No. ライダー タイヤ チーム マシン メーカー 周回数 タイム  
  1 46 星野 知也 Bridgestone TEAM PLUS ONE CBR600RR ホンダ 16 28:47.465  
  2 2 D.クライサー Bridgestone Yamaha Thailand Racing Team YZR-R6 ヤマハ 16 28:57.274  
  3 9 榎戸 育寛 Bridgestone MOTO BUM HONDA CBR600RR ホンダ 16 28:59.108  
  4 65 C.ポラマイ Bridgestone Yamaha Thailand Racing Team YZF-R6 ヤマハ 16 29:12.844  
  5 43 亀井 雄大 Bridgestone ホンダ鈴鹿レーシングチーム CBR600RR ホンダ 16 29:12.898  
  6 85 松崎 克哉 Bridgestone RS-ITOH & 能塚 ZX-6R カワサキ 16 29:18.571