2016年 全日本モトクロス IA1 第3戦

成田亮と平田優が優勝を分け合い
平田が14年最終戦以来の総合優勝に輝く

開催場所 : 世羅グリーンパーク弘楽園  開催日 : 5月14日~15日

 2016年MFJ全日本モトクロス選手権シリーズ第3戦中国大会は、広島県世羅郡世羅町の世羅グリーンパーク弘楽園で開催された。会場の世羅グリーンパーク弘楽園は、山の尾根を縫うように造られたダイナミックなレイアウトのコースで、飛距離が20メートル近い大ジャンプや登りハイスピードジャンプなど見どころが多い。路面は褐色の山土で、多少石が混じるハードパック。尾道自動車道の全線開通したことで交通の便もよく、また大会期間中は土曜日が快晴・日曜日も曇り空から時折青空が顔を出す好天に恵まれたことから、公式発表で3620人のファンが見応えあるレースを楽しんだ。

■ヒート1
 新井宏彰(カワサキ-ブリヂストン)、成田亮(ホンダ-ブリヂストン)、熱田孝高(スズキ-ブリヂストン)、星野優位(KTM-ブリヂストン)らブリヂストン勢の好スタートで始まったレース。成田がすぐにトップに立った一方で、1コーナーでは5台が絡むマルチクラッシュが発生。ディフェンディングチャンピオンの小島庸平がこれに巻き込まれ、再スタートに手間取った小島はほぼ最後尾からの追い上げを強いられる。レースは、開幕から連勝を重ねてきた成田が、このヒートもスタートtoフィニッシュのパーフェクトな展開でリードを保ったままチェッカーを受け今季5勝目をマーク。熱田・新井による2位争いに後半平田優(ヤマハ-ブリヂストン)がここに追い付き、新井・熱田を立て続けにパスして2番手でフィニッシュ。三原拓也(ヤマハ-DL)の先行を許した熱田と新井は、表彰台こそ逃したものの4-5位でチェッカーを受けた。また1周目17番手で戻ってきた小島は、懸命の追い上げで10台をパスし7位でフィニッシュした。

■ヒート2
 新井・三原・成田・平田の好スタートで始まったレース。オープニングラップに成田がトップに浮上すると、成田・平田・三原・熱田・小島・新井の順でオープニングラップをクリア。先頭を行く成田を三原と平田が追う序盤のトップ争いは、成田が三原にトップを奪われて、開幕から守り続けてきたリードをついに明け渡す。続く5周目には平田も成田をパスして2番手に浮上。ヤマハ同士のトップ争いは、6周目に平田が三原をパスしてトップに立つと、三原の追撃を振り切った平田が14年の最終戦以来1年半ぶりの優勝を達成。2位三原。成田・小島・熱田・新井の3位争いから、小島が抜け出して表彰台を獲得。新井・熱田の順でフィニッシュし、後半精彩を欠いた成田は8位でチェッカーを受けた。

◆平田優 - YAMAHA FACTORY RACING TEAM 所属
 ヒート1はスタートでミスして、成田さんに追い付いたところで終わってしまいました。しかしスタートさえ決めれば勝てるという手応えを掴んだので、ヒート2はスタートに集中し、思った通りの展開で優勝することができました。使用したのは予選からずっと同じタイヤ(ミディアム)です。『今回はこれ!!』って決めていたし、全てのコンディションをカバーしてくれました。固い路面がレースの進行に伴って荒れていくこと、また、砂埃対策の散水でレース開始直後ぬかるむことは予め想定していたんですが、全く不安はなかったですね。コンディションが変わってもグリップが落ちることはなく、またライフにも全く不安はありませんでした。最後まで走りに集中できて、しっかりと走りきった結果、久しぶりに優勝することができました。

◆大庭裕史 - 株式会社ブリヂストン MCタイヤ開発部
 このコース特有の固い路面はかなり滑りやすく、また散水の量もポイントになると思っていました。ハードパターンとミディアムパターンどちらを選択するか迷うようなコンディションでしたが、ライダーごとの戦略に合わせてどちらを使用するか選択してもらった感じです。結果的にどちらも大きなもネガティブな面は出ず、成田選手のシーズン5勝目と、平田選手の今季初優勝および総合優勝をアシストすることができて良かったと思います。

RESULT

コース:グリーンパーク弘楽園

[ヒート1]

天候:Cloudy/路面: 気温:21℃ 路面温度:

  順位 No. ライダー タイヤ チーム マシン メーカー 周回数 タイム  
  1 982 成田 亮 Bridgestone Team HRC CRF450RW ホンダ 20 33:09.571  
  2 99 平田 優 Bridgestone YAMAHA FACTORY RACING TEAM YZ450FM ヤマハ 20 33:17.037  
  3 6 三原 拓也 DL YAMAHA FACTORY RACING TEAM YZ450FM ヤマハ 20 33:21.518  
  4 2 熱田 孝高 Bridgestone Team SUZUKI RM-Z450WS スズキ 20 33:26.459  
  5 331 新井 宏彰 Bridgestone K.R.T. KX450FSR カワサキ 20 33:27.312  
  6 13 深谷 広一 DL SRF Teamブルーイーグルス RM-Z450 スズキ 20 33:35.586  

[ヒート2]

天候:Fine/路面: 気温:24℃ 路面温度:

  順位 No. ライダー タイヤ チーム マシン メーカー 周回数 タイム  
  1 99 平田 優 Bridgestone YAMAHA FACTORY RACING TEAM YZ450FM ヤマハ 20 33:16.764  
  2 6 三原 拓也 DL YAMAHA FACTORY RACING TEAM YZ450FM ヤマハ 20 33:18.779  
  3 1 小島 庸平 Bridgestone Team SUZUKI RM-Z450WS スズキ 20 33:20.833  
  4 331 新井 宏彰 Bridgestone K.R.T. KX450FSR カワサキ 20 33:21.449  
  5 2 熱田 孝高 Bridgestone Team SUZUKI RM-Z450WS スズキ 20 33:35.962  
  6 13 深谷 広一 DL SRF Teamブルーイーグルス RM-Z450 スズキ 20 33:38.803