2016年 全日本モトクロス IA1 第4戦

成田亮が今季6勝目・平田優が2勝目をマーク
ブリヂストン勢が表彰台を独占

開催場所 : スポ―ツランドSUGO  開催日 : 6月3日~4日

 2016年MFJ全日本モトクロス選手権シリーズ第4戦SUGO大会は、宮城県のスポーツランドSUGOで開催された。会場のスポーツランドSUGOは、小高い山の尾根を超えて行き来するマウンテンコースで、かつて世界選手権を開催した国際格式のコース。大会ごとにコンビネーションジャンプなどレイアウトが一部変更され、また元々の路面が粘土質で固く締まりやすいために、走行開始前に掘り返しや散水など入念なメインテナンスが施される。大会期間中は土日とも好天に恵まれて、気温も上昇しつつ湿度が低めだったたため砂埃が舞うシーンも見られたが、4200人と昨年を大きく上回る数のファンが訪れ白熱のバトルを楽しんだ。

■IA1 ヒート1
 ホールショットを決めたのはポイントリーダーの成田亮(ホンダ-ブリヂストン)。オープニングラップに熱田孝高(スズキ-ブリヂストン)がトップに浮上。成田・小島庸平(スズキ-ブリヂストン)・新井宏彰(カワサキ-ブリヂストン)・平田優(ヤマハ-ブリヂストン)が続き、早くもブリヂストン勢の上位独占でトップ争いがスタートする。2周目、成田が熱田を抜き返してトップに立つと、前半は成田・熱田・小島・新井・平田のオーダーでレースが進行。6周目、小島が熱田と順位を入れ換えて成田の背後に迫るが、成田も隙を与えずトップ争いは膠着状態となる。後半、新井がポジションを落とし平田が4番手に。終始安定したペースでラップを刻んだ成田は、小島と熱田を従えてトップでチェッカーを受け今6勝目をマーク。小島が2位、熱田が3位。平田がこれに続きブリヂストン勢が表彰台を含め上位を独占した。

■IA1 ヒート2
 平田の鮮やかなホールショットでスタートしたレースは、平田・小方誠(カワサキ-DL)・成田・熱田が続き小島は7番手でオープニングラップをクリア。2周目、熱田が小方をパスし2番手に浮上すると、小島も着実に順位を上げて、4周目には平田・成田・小島・熱田のオーダーとなる。レース前半、平田と成田のトップ争いの後方で、小島と熱田が3位争いを繰り広げるが、後半平田が成田にリードを広げはじめると、ややペースの落ちた成田に小島と熱田が追い付き3台で2位争いを展開。スタートから一気にペースを掴んだ平田は、スタートtoフィニッシュの快心の走りで今季2勝目をマーク。その後方の2位争いは、ラストラップに熱田・小島がチャージするも、成田がしっかりとポジションをキープしてチェッカー。2位成田は今大会の総合優勝をマーク。小島が3位で総合も3位。熱田は4位で総合4位となり、総合2位となった平田と共に、表彰台・総合順位ともブリヂストン勢が上位を独占する結果となった。

◆成田亮 - Team HRC 所属
 今回新しいタイヤを使ったのですが、すごくフィーリングが良くて、そのおかげでヒート1は優勝できた印象です。ヒート2で勝てなかったのはタイヤのせいではなくて、展開的に平田選手の勝ちパターンのレースになってしまい、自分の気持ちが折れてしまっていました。でも、スタートは決まっていたし、全て路面でグリップしてくれたので、最後まで安心して走ることができました。

◆大庭裕史 - 株式会社ブリヂストン MCタイヤ開発部
 土曜日には地方選手権もあったので、走行が多く荒れるだろうなと想定したんですが、いつものSUGOと違ってフラットでしたね。レースコンディションとしては、今回ワダチも思ったほど多くはなく、『コーナーできっかけがなくて曲がりにくい場面がある』とのライダーコメントも多く挙がりました。タイヤはミディアムパターンかハードパターンという選択になり、固いベースの上に砂や土が乗った場所でどう食い込ませてグリップを取るかがポイントで、結果的にライダーの選択はミディアムパターンがメインになりました。
 成田選手には今回新しいスペックのミディアムパターンを使ってもらいました。スタート前には散水もあり、ヒート1・ヒート2とコンディションが変わるなかで安定した性能で上位争いをサポートできたと思います。次の神戸大会は特設コースの独特な路面で、課題もあり対策を進めてきました。去年は結果的に雨が降ったことで大きなネガはありませんでしたが、今年はどうなるか。いずれにしてもブリヂストン勢によるトップ争いを支えて行ければと思っています。

RESULT

コース:スポーツランドSUGO

[ヒート1]

天候:Fine/路面: 気温:29℃ 路面温度:

  順位 No. ライダー タイヤ チーム マシン メーカー 周回数 タイム  
  1 982 成田 亮 Bridgestone Team HRC CRF450RW ホンダ 17 32:04.490  
  2 1 小島 庸平 Bridgestone Team SUZUKI RM-Z450WS スズキ 17 32:06.310  
  3 2 熱田 孝高 Bridgestone Team SUZUKI RM-Z450WS スズキ 17 32:10.097  
  4 99 平田 優 Bridgestone YAMAHA FACTORY RACING TEAM YZ450FM ヤマハ 17 32:12.603  
  5 13 深谷 広一 DL SRF Teamブルーイーグルス RM-Z450 スズキ 17 32:14.150  
  6 331 新井 宏彰 Bridgestone K.R.T. KX450FSR カワサキ 17 32:24.618  

[ヒート2]

天候:Fine-Cloudy/路面: 気温:21℃ 路面温度:

  順位 No. ライダー タイヤ チーム マシン メーカー 周回数 タイム  
  1 99 平田 優 Bridgestone YAMAHA FACTORY RACING TEAM YZ450FM ヤマハ 17 32:06.433  
  2 982 成田 亮 Bridgestone Team HRC CRF450RW ホンダ 17 32:08.132  
  3 1 小島 庸平 Bridgestone Team SUZUKI RM-Z450WS スズキ 17 32:10.780  
  4 2 熱田 孝高 Bridgestone Team SUZUKI RM-Z450WS スズキ 17 32:17.170  
  5 4 小方 誠 DL グリーンクラブピュアテックレーシング KX450FSR カワサキ 17 32:20.807  
  6 13 深谷 広一 DL SRF Teamブルーイーグルス RM-Z450 スズキ 17 32:24.826