2016年 全日本モトクロス IA1 第6戦

新井宏彰が今季初&総合V
成田亮が第2ヒートでシーズン7勝目をマーク

開催場所 : 藤沢スポーツランド  開催日 : 7月23日~24日

 2016年MFJ全日本モトクロス選手権シリーズ第6戦東北大会は、岩手県一関市藤沢町の藤沢スポーツランドで開催された。会場の藤沢スポーツランドは、一関市と藤沢町、そして地元有志で管理される国内唯一の公営モトクロスコース。スタンド席からほぼ全体が見渡せるロケーションの良さと、毎回大量の山砂を搬入してコンディションが保たれるサンド路面が大きな特徴。梅雨の時期にスケジュールされるため雨の開催も多いが、今年は土曜日が快晴、日曜日午後にも青空が顔を出すなど夏の到来を思わせる好天に恵まれ、土日合せ3900人のファンがサンドコースならではのダイナミックな走りとハイスピードバトルを楽しんだ。

■IA1 ヒート1
 抜群のスタートダッシュからホールショットを決めたのは新井宏彰(カワサキ-ブリヂストン)。後方では6〜7台が絡むマルチクラッシュが発生し、成田亮(ホンダ-ブリヂストン)がこれに巻き込まれる。新井の後方には熱田孝高(スズキ-ブリヂストン)、田中教世(カワサキ-DL)と続きオープニングラップをクリア。一方成田は、再スタートしたものの転倒した際にマフラーを破損し、2度に渡って緊急ピットインを強いられ大きく順位を落とす。レースは、新井が2番手の熱田に対して約5秒のリードを築き、熱田もまた安定したペースで田中の追撃を退け順調に周回を重ねる。結局新井は、スタートから1度もトップを譲らぬ快心のレース運びで真っ先にチェッカーを受け今季初優勝。熱田が2位表彰台を獲得。田中が3位。予選の転倒で手の甲を骨折し、痛みに耐えながら完走を目指した小島庸平(スズキ-ブリヂストン)は13位。成田は2周遅れながら17位でフィニッシュした。

■IA1 ヒート2
 ヒート1に続き新井の鮮やかなホールショットでレースがスタート。新井に続き成田が2番手、伊藤正憲((ヤマハ-ブリヂストン)が5番手、馬場大貴(ホンダ-ブリヂストン)が8番手、熱田は10番手で1周目のコントロールラインを通過する。2周目、序盤から積極的に仕掛けた成田が新井を抜いてトップに浮上。新井も成田をマークして周回を重ねるが、レースが後半に入った11周目、新井のミスで成田がリードを広げると、そのまま逃げきって今季7勝目をマーク。このミスで新井は3番手を走っていた田中の接近を許したものの、終盤再び突き放して2位フィニッシュ。3位田中の後方には、熱田が得意の追い上げで挽回してくるが、表彰台には一歩届かず4位でチェッカー。伊藤が6位。小島は2周遅れとなったがポイント獲得圏内の16位でフィニッシュした。


◆新井宏彰 - K.R.T所属
 土日を通じてフロントがミディアム・リアはソフトで、それ以外使っていません。今回の藤沢は、新たに大量の山砂が搬入されていて、それが例年と違ってやや硬めかなと感じたのですが、実際に走ってみるとスタートからフィニッシュまでこのタイヤの組み合わせで全く問題なかったですね。マシンのセットアップも良くて、何より予選から全てホールショットを決めることができたのが、今回の最大の勝因になったと思います。

◆大庭裕史 - 株式会社ブリヂストン MCタイヤ開発部
 ヤマハの平田優選手が欠場。小島選手は土曜日予選の転倒で負傷したり、決勝ヒート1でもマルチクラッシュがあって成田選手のマシンにトラブルが出たりと、上位ライダーにアクシデントの多い大会になりましたね。今回事前テストが両日とも雨でドライコンディションでのテストができず、加えてウィークに大量に搬入された砂が例年より締め固められている印象でしたが、想定した通りソフトパターンを中心としたチョイスで対応することが出来ました。ライダーからもネガティブなコメントはほとんどなく、新井選手の今季初優勝、成田選手の優勝、そして熱田選手の表彰台獲得という結果に繋がりうれしく思っています。次戦の名阪スポーツランドもソフトパターンがメインとなるコースですが、さらなるレベルアップのためにNewパターンの準備を進めているところです。

RESULT

コース:藤沢スポーツランド

[ヒート1]

天候:Cloudy/路面: 気温: 路面温度:

  順位 No. ライダー タイヤ チーム マシン メーカー 周回数 タイム  
  1 331 新井 宏彰 Bridgestone K.R.T. KX450FSR カワサキ 17 32:43.986  
  2 2 熱田 孝高 Bridgestone Team SUZUKI RM-Z450WS スズキ 17 32:51.805  
  3 8 田中 教世 DL K.R.T. KX450FSR カワサキ 17 32:58.047  
  4 4 小方 誠 DL グリーンクラブピュアテックレーシング KX450FSR カワサキ 17 33:01.395  
  5 7 安原 志 DL 名阪レーシング YZ450F ヤマハ 17 33:04.360  
  6 9 星野 裕 DL グリーンクラブ八尾カワサキ&ANNEX CLUB KX450F カワサキ 17 33:04.809  

[ヒート2]

天候:Fine/路面: 気温: 路面温度:

  順位 No. ライダー タイヤ チーム マシン メーカー 周回数 タイム  
  1 982 成田 亮 Bridgestone Team HRC CRF450RW ホンダ 17 33:02.955  
  2 331 新井 宏彰 Bridgestone K.R.T. KX450FSR カワサキ 17 33:07.359  
  3 8 田中 教世 DL K.R.T. KX450FSR カワサキ 17 33:15.442  
  4 2 熱田 孝高 Bridgestone Team SUZUKI RM-Z450WS スズキ 17 33:25.136  
  5 9 星野 裕 DL グリーンクラブ八尾カワサキ&ANNEX CLUB KX450F カワサキ 17 33:33.042  
  6 12 伊藤 正憲 Bridgestone YSP 浜北大橋 Racing・Muc-off YZ450F ヤマハ 17 34:03.906