2017年 全日本モトクロス IA1 第2戦

新井宏彰が今季初&総合優勝
成田亮は2-4位でポイントランキング単独トップに浮上!!

開催場所 : オフロードビレッジ  開催日 : 4月22日〜23日

 2017年MFJ全日本モトクロス選手権シリーズ第2戦関東大会は、埼玉県川越市のウエストポイント・オフロードビレッジで開催された。荒川の河川敷に造成されたコースは基本フラットなため、見せ場として大小のジャンプが数多く配されている。その分コーナーはタイトになり、スタートの良し悪し・進入スピード・ライン取りなどが勝敗の鍵となる。大会期間中、土曜朝が薄曇りで午後から小雨。雨は日曜日の明け方まで続いたが、朝には青空が広がり、爽やかな風が吹く最高の観戦日和となった。安全対策のためにシケインを増設した他に大量のウッドチップを混ぜ込んだコースは、日曜日には前夜の雨の影響が残ったため、午前中のソフトから、午後には乾いてややホコリが舞うドライへコンディションへと推移した。春秋の2大会が定着した首都圏開催の大会とあって、主催者発表で土日合せ8000人のファンが随所で繰り広げられるバトルを楽しんだ。

■IA1 ヒート1
 ゲートダウンと同時に鋭いダッシュを見せたのは新井宏彰(カワサキ-ブリヂストン)。チームメイトの小方誠(カワサキ-DL)がインについたために、180度ターンの1コーナーでアウトに膨らんだ新井に対して、立ち上がりでは小方の更にイン側をトレースした成田亮(ホンダ-ブリヂストン)が先行。オープニングラップ上位は成田・山本鯨(ホンダ-DL)・新井・平田優(ヤマハ-ブリヂストン)・小方・小島庸平(スズキ-ブリヂストン)のオーダーとなる。序盤、平田がポジションを下げ、成田と山本、新井と小方チームメイト同士のバトルを展開し小島が単独5番手に。オープニングラップからトップをキープし続けた成田に、レース終盤疲れが見え始め、その隙を付いた山本が先行。新井と小方の3位争いは、ラスト2周で小方が前に出るが、最終ラップに新井が再び小方をパスし、山本・成田・新井・小方・小島の順でチェッカーを受けた。

■IA1 ヒート2
 再びスタートを決めて真っ先に1コーナーに飛び込んだ新井が、今度は確実に1コーナーをトップで立ち上がりオープニングラップからレースをリード。前半、ただ一人1分35秒台をマークし続けた新井は、2番手に付けた成田との差を広げると、一気に独走態勢を築き上げる。成田と小島がリードする2位争いに、小方が追い付いて3台のバトルに。スタートから圧倒的な速さを見せた新井は、後続に付け入る隙を与えることなく独走のまま逃げきって今季初優勝と総合優勝をマーク。注目の2位争いは、中盤成田が順位を下げた一方で、小方が小島を抑えて2位表彰台を獲得。小島が3位、成田は4位。平田・星野優位(KTM-ブリヂストン)・深谷広一(スズキ-ブリヂストン)が続き、優勝した新井を筆頭に、上位7台中に6名のブリヂストン勢が入る結果となった。

◆新井宏彰 - カワサキ チーム グリーン
 ペースを上げておきたかったので、雨上がりの日曜日の朝だけソフトパターンで走りました。それ以外は土日とも全てミディアムで特にフロントが気に入っています。ヒート1はスタートで前に出たんですが、1コーナーのライン取りをミスって、前のペースに嵌まってしまい、そこからリズムを掴むことができませんでした。ヒート2はスタートも1コーナーのライン取りも決まって、一気に後続を突き放せたし、自分の思い通りの展開に持ち込むことができました。ここは滑りやすい路面なんですが、コーナーでタイヤがしっかりとグリップしてくれたので、集中して攻め続けることができました。それが一番の勝因だったと感じています。

◆大庭裕史 - 株式会社ブリヂストンMCタイヤ開発部
 決勝前夜にはまとまった雨が降り、一時的にソフトコンディションになったものの、決勝レース(特にヒート1)はほどよく湿ったグッドコンディションでのレースとなりました。コースレイアウトは昨年から一部変更があったものの大きな変更ではなく、例年同様にパッシングポイントが少ないことから、タイヤとしてはスタートでのトラクション性能がレース展開に大きく影響しました。一方で、例年ほどはハード方向に路面が変化せず、本コース特有の硬くスリッピーな路面でグリップ面が確保し難いという場面は比較的少なかったように思います。ヒート1・ヒート2ともに殆どのライダーがミディアムパターンで臨みましたが、ヒート2では新井選手が新型のプロトタイヤで最高のスタートから他を寄せ付けないペースで走り切ってくれましたし、平田選手の後半の追い上げからも最後まで良好にタイヤが機能していたことを示せたと思います。次戦の広島グリーンパークも非常に見ごたえのあるコースです。エキサイトなレースをアシストできるよう準備を進めていきたいと思います。

RESULT

コース:オフロードヴィレッジ(埼玉)

[ヒート1]

天候:Fine/路面:--- 気温:19℃ 路面温度:

  順位 No. ライダー タイヤ チーム マシン メーカー 周回数 タイム  
  1 400 山本 鯨 DL Team HRC CRF450RW ホンダ 20 32:17.610  
  2 1 成田 亮 Bridgestone Team HRC CRF450RW ホンダ 20 32:21.878  
  3 331 新井 宏彰 Bridgestone Kawasaki Team GREEN KX450FSR カワサキ 20 32:22.737  
  4 10 小方 誠 DL Kawasaki Team GREEN KX450FSR カワサキ 20 32:23.290  
  5 44 小島 庸平 Bridgestone Team SUZUKI RM-Z450WS スズキ 20 32:54.666  
  6 99 平田 優 Bridgestone YAMAHA FACTORY RT YZ450FM ヤマハ 20 32:57.838  

[ヒート2]

天候:/路面: 気温:20℃ 路面温度:

  順位 No. ライダー タイヤ チーム マシン メーカー 周回数 タイム  
  1 331 新井 宏彰 Bridgestone Kawasaki Team GREEN KX450FSR カワサキ 20 32:19.125  
  2 10 小方 誠 DL Kawasaki Team GREEN KX450FSR カワサキ 20 32:34.807  
  3 44 小島 庸平 Bridgestone Team SUZUKI RM-Z450WS スズキ 20 32:47.048  
  4 1 成田 亮 Bridgestone Team HRC CRF450RW ホンダ 20 32:49.363  
  5 99 平田 優 Bridgestone YAMAHA FACTORY RT YZ450FM ヤマハ 20 32:50.860  
  6 166 星野 優位 Bridgestone KTMうず潮レーシング福山 450SF-X KTM 20 33:05.968