2016 GAZOO Racing 86/BRZ Race [Professional Series] 第6戦

佐々木雅弘がポールトゥウィンで
POTENZA RE-06Dのデビューウィンを飾る

開催場所 : 富士スピードウェイ  開催日 : 9月3日

いよいよ後半戦へ突入することになる第6戦富士スピードウェイで、大きな注目を集めたのはプロフェッショナルシリーズにブリヂストンが投入したニュータイヤ、POTENZA RE-06Dだった。高い競争力を持っていたRE-05Dをさらに進化させたという速さは、レースウィークの木曜日、金曜日のスポーツ走行のラップタイムで明らかだった。
ただレースは始まってみなければ判らないのも事実。ニュータイヤだけに各チーム、各ドライバーともにデータは十分とはいえない。しかし、そうした不確定さをはね飛ばすほどの圧倒的な差があれば、話しは違ってくる。エントリー数は43台だった。

●予選
直前に行われていたクラブマンシリーズの予選よりも日が陰り、路面温度は少し低くなっていた。最初にトップタイムをマークしたのは#202蒲生尚也選手(ブリヂストン)、その直後に#34佐々木雅弘選手(ブリヂストン)が2分05秒097のタイムで塗り替える。そのタイムを上回るドライバーはなく、佐々木雅弘選手は今シーズン初のポールポジションを獲得した。2番手には前戦で2位表彰台に上がった#31青木孝行選手(YH)、3番手は富士のスペシャリストである#91市丸聡選手(ブリヂストン)となった。
ブリヂストン勢は他に、4番手に蒲生選手、5番手が#557大西隆生選手(ブリヂストン)、6番手に#87久保凛太郎選手(ブリヂストン)、7番手が#312松本晴彦選手(ブリヂストン)、8番手が#88井口卓人選手(ブリヂストン)、そして10番手に#906阪口良平選手(ブリヂストン)と、トップ10のうち8台を占めた。
POTENZA RE-06Dの速さは、予選の時点で十分に証明されていた。

●決勝レース
スタート時間は16時55分。雨が降り出しそうな曇り空の下、レースは始まった。スタートを上手く決めたのは青木選手で、まだリードが残っていた佐々木選手は早めにブロックに入った。最初の1コーナーを制したのは佐々木選手だったが、その後ろに続いていた青木選手に、蒲生選手が追突。スピンして1コーナーの出口寄りに止まった青木選手に後続の2台のマシンが衝突してしまい、3台がコース上にストップ。オイルも漏れ出していたため、直後にセーフティーカーが導入された。
その混乱を上手く抜けた久保選手は3位にポジションを上げ、チームメイトの井口選手も4位へ。シリーズランキングのリーダーである阪口選手も6位へと上がり、この時点でトップ6をブリヂストンが占めた。ただし、この時のセーフティーカー導入のタイミングが微妙で、レース後、セーフティーカー中の追い越しによって15台がペナルティを受けることになった。
4周目終了時点でセーフティーカーは解除された。再スタートで上位陣のポジションは変わらなかったが、佐々木選手は上手くリードを拡げることに成功した。6周目に久保選手が2位に上がったものの、その時点で佐々木選手は2秒以上も前に出ていた。久保選手は追撃できず、むしろ後方からの防戦に回ることになった。
9周目にダンロップコーナーで3位の市丸選手と4位の大西選手が接触、その後ろを走っていた井口選手が3位へとジャンプアップに成功した。
結局佐々木雅弘選手は、1度もトップを譲ることなく、完全な勝利を上げた。これでポイントランキングも1位へ。2位久保選手、3位井口選手と、CG ROBOT RACING TEAMの2台が揃って表彰台に上がった。BRZがプロフェッショナルシリーズで表彰台に上がるのは初で、うれしいダブル表彰台で華を添えた。
ブリヂストン勢は、4位市丸選手、5位大西選手、6位阪口選手とトップ6を独占。圧倒的な速さを見せつけたと言っていいだろう。

●コメント
プロフェッショナルシリーズで優勝した#34佐々木雅弘選手のコメント。
「新しいPOTENZA RE-06Dの速さをアピールすることができて、嬉しいです。RE-05Dもポテンシャルが高くて、温度領域も広いタイヤだったんですけど、RE-06Dはそれを1枚も2枚も上回ったタイヤになっていると思います。ブリヂストン勢がライバルに対して、さらに有利になったと思います。レースはセーフティーカー明けのリスタートも上手くいって、後続を引き離すことができました。本当にいいレースでした。」

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RESULT
 

[決勝]  出走台数:42台 /完走台数36

コース:富士スピードウェイ ( 4.563km×10laps=45.63km )  天候:Cloudy/路面:Dry 

    順位 No. ドライバー タイヤ マシン 周回数 タイム  
    1 34 佐々木 雅弘 Bridgestone asset・テクノ・BS・86 10 25:50.487  
    2 87 久保 凜太郎 Bridgestone CG ROBOT BRZ BS 10 25:53.791  
    3 88 井口 卓人 Bridgestone CG ROBOT BRZ BS 10 25:56.358  
    4 91 市丸 聡 Bridgestone 千葉県自動車総合大学校ED86 10 25:56.510  
    5 557 大西 隆生 Bridgestone オートバックス G7 86 ポテンザ 10 25:57.005  
    6 906 阪口 良平 Bridgestone AREA86倉敷 10 25:58.406  
 

[予選]  出走台数:43

コース:富士スピードウェイ ( 4.563km )  天候:Fine/路面:Dry 

    順位 No. ドライバー タイヤ マシン 周回数 タイム  
    1 34 佐々木 雅弘 Bridgestone asset・テクノ・BS・86 3 2:05.097  
    2 31 青木 孝行 YH ケーエムエスADVAN86R 6 2:05.379  
    3 91 市丸 聡 Bridgestone 千葉県自動車総合大学校ED86 4 2:05.647  
    4 202 蒲生 尚弥 Bridgestone ASICS Blue 86R 3 2:05.739  
    5 557 大西 隆生 Bridgestone オートバックス G7 86 ポテンザ 4 2:05.757  
    6 87 久保 凜太郎 Bridgestone CG ROBOT BRZ BS 3 2:05.760