今回、3年ぶりにモデルチェンジをするブリヂストンのCIK公認タイヤの開発ドライバーとしてめざしたのは、「グリップやコントロール性、耐摩耗性などの性能を引き上げる」ことと「タイヤ本来の性能を発揮できる領域を広げる」ことです。
どんなタイヤにも、本来の性能を発揮できる領域があります。すべての条件がぴったりと合致したときの性能を「100」として、砂が出ていたり、路面が荒れていたり、路面温度が低かったりすることで徐々に狭くなっていってしまいます。またドライビングスタイルの違いによっても変化するものです。
せっかくタイヤとしての基本性能を引き上げたのだから、これをできるだけ多様な条件で最大限に引き出せるようにできないか?というのがテストの際の重点項目になりました。
年間を通じ、高速コースから低速コースまで多くのサーキットでテストを行うのはもちろん、カートのセッティングやタイヤの内圧、ライン取りなど、あらゆる可能性を考えてテストを行いながら、条件を問わず高いグリップ性能、コントロール性能を発揮できるタイヤをつくりあげていきました。
「誰がどんなカートで、どんな路面コンディションで乗っても、必ず『ここぞ』というポイントが見つけられる」タイヤに仕上がったと自信を持っていますし、これこそがCIK公認タイヤに求められる特性であると思っています。