全日本モトクロス第8戦　IA2クラス　道脇右京が5位／6位で総合5位！

2017年MFJ全日本モトクロス選手権シリーズ第8戦関東大会は、埼玉県のウエストポイント・オフロードヴィレッジで開催された。
川越市と上尾市の境目に跨がる会場のオフロードヴィレッジは、荒川と入間川が合流する手前、荒川河川敷に造られたオフロードサーキット。モトクロスの他にダートトラックコースがあり、首都圏唯一の本格オフロードコースとして、また、随時開催されている初心者向けのモトクロス体験走行「モトクロスごっこ」などでも多くの利用者を集めている。
大会期間中の天候は、金曜夜半からの雨が土曜日の午前中まで残るが、そこから一気に回復し、日曜日は秋らしい好天に恵まれる。限られたスペースの中に展開するトリッキーなレイアウトのコースは、ヘビーマディの路面が、午後からの好天で徐々に回復し、ウエットからドライへ推移する中で予選、決勝のレースが行われた。
関東平野のほぼど真ん中、都心からもクルマで約1時間とアクセスのいい会場には公式発表で7800人の観客が訪れ、コースサイドからスリリングなバトルを見守った。

■IA2 ヒート1
　ホールショットを奪ったのは古賀太基(ﾎﾝﾀﾞ-DL)。横澤拓夢(ﾎﾝﾀﾞ-DL)に続き道脇右京(ﾎﾝﾀﾞ-ﾌﾞﾘﾁﾞｽﾄﾝ)が3番手で1コーナーをクリアする。オープニングラップ、道脇は横澤をパスし2番手でコントロールラインを通過。前半、激しいバトルの中で道脇はやや順位を下げたものの、中盤から後半にかけて5番手のポジションをキープし続けた道脇は、今季自己ベストタイの5位でフィニッシュした。レースは前半をリードした古賀をパスした小川孝平(ﾎﾝﾀﾞ-DL)が優勝。岡野 聖(ﾔﾏﾊ-DL)が2位。終盤古賀に追い付いた渡辺祐介(ﾔﾏﾊ-DL)の3位争いは、渡辺が競り勝ち3位でチェッカーを受けた。

■IA2 ヒート2 　
ホールショットを奪ったのは渡辺。その渡辺と並ぶように1コーナーをターンした道脇は、オープニングラップ大倉由揮(ﾔﾏﾊ-DL)の先行を許したものの3番手でコントロールラインをクリアする。
前半、表彰台の常連となっているライダーたちを抑えて3番手をキープしていた道脇だったが、4周目に岡野の先行を許すと、5周目には古賀にもパスされ5番手に後退。
前半小川、横澤にも抜かれ7番手まで順位を落とした道脇だが、ここから粘り強い走りを見せると、終盤大倉を抜き返してひとつポジションを上げ6位でフィニッシュした。
レースは渡辺が独走で優勝。ブリヂストンユーザーでは笠原氷河(ﾔﾏﾊ)が9位。鳥谷部晃太(ﾔﾏﾊ)が15位でチェッカーを受けた。

◆道脇右京 - TEAM KOHSAKA with CARVEK
抜き難いコースでスタートを重視し、予選からずっとソフトパターンを使用しました。自分は元々ソフトパターンとの相性がいいんですけど、結果的に泥の中でもスタートでは上手く前に出れたし、レース中もグリップ感が持続してバトルの中でもかなり助けられました。トップ争いにしっかり絡むことが出来たので自身もついたし、自分があと少し進歩できれば表彰台に手が届くと思うので、最終戦も全力で頑張ります。