• 開催場所:スポーツランドSUGO
  • 開催日:2018年05月13日(日) 〜 2018年05月13日(日)
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 MFJ全日本モトクロス選手権シリーズ第3戦SUGO大会が、宮城県柴田郡村田町のスポーツランドSUGOインターナショナルモトクロスコースで開催された。ここSUGOでの全日本選手権レースの開催は、今年は5月と10月最終戦の2回。今大会、この会場最大の特徴である大坂からスネークコーナーにかけてのレイアウトを大きく変更。また大会前に降った雨の影響もあり、硬く締まった部分と比較的柔らかな部分が混在する路面コンディション。コーナーには深いワダチが何本も出来て、その攻略も勝敗の大きなポイントに。ブリヂストンの市販BATTLECROSSユーザーたちのタイヤ選択は、SOFTパターンX20とMEDパターンX30に分かれた。
 天候は土日ともほぼ曇り。週末下り坂の予報が出されていたが、日曜午後に時折小雨が降ったのみで、2日間を通じまずまずの観戦日和となった。ゴールデンウィーク明けの週末、主催者発表では会場を訪れた3700人のファンが、新たに建設されたスタンド席などに陣取ってレースを楽しんだ。

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■IA1 第1ヒート
 好スタートを決めたのは新井宏彰(カワサキ-ブリヂストン)。小方誠(カワサキDL)・池谷優太(KTM-DL)・山本鯨(ホンダ-ブリヂストン)・星野優位(ヤマハ-ブリヂストン)がこれに続き、ランキングトップの成田亮(ホンダ-ブリヂストン)は9番手でオープニングラップをクリア。序盤、池谷が順位を下げる一方で、成田が徐々にトップグループに接近。5周目、新井が小方の先行を許し2番手に後退。トップグループは小方・新井・山本・成田・星野優位のオーダーとなる。レース中盤、山本と成田が新井を捉えて2-3番手に順位を上げると、2位争いは11周目に成田が先行。しかしこの間トップとの差が広がり小方が逃げきって優勝。成田2位、山本3位で、新井・星野優位・小島庸平(ホンダ-ブリヂストン)がこれに続きチェッカーを受けた。

■IA1 第2ヒート
 午後の第2ヒートも新井の鮮やかなホールショットでレース開始。山本2番手・小島3番手・星野優位4番手がに続き、成田は6番手、小方は12番手で1周目のコントロールラインを通過する。2周目に小島が順位を下げたが、新井・山本・星野優位・成田・小島とブリヂストン勢が上位5番手までを独占するオーダーに。続く3周目、成田が一気に山本と星野優位をパスし2番手に浮上。この間に新井がリードを広げるが、成田は徐々に新井との差を詰め、レース折り返しの8周目に新井を捉えてトップに躍り出る。後半、2番手の新井に対し約5秒のマージンを築いた成田は、そのリードを保ったままチェッカーを受け今季4勝目をマーク。新井が2位。山本と星野優位の3位争いは山本が競り勝り、星野優位・小島・大塚豪太(ホンダ-ブリヂストン)がこれに続いた。総合結果では、成田1位・新井2位・山本3位でブリヂストン勢が表彰台を独占した。


◆成田亮 - Team HRC
「コースレイアウト変更や大会直前の雨の影響もあったかも知れないけど、コーナーにワダチが出来ていくのも含めて、いつものSUGOだったと思います。自分の好みであるフロントがSOFTパターン・リアがMEDパターンというタイヤ組み合わせ、予選・決勝両ヒートを通して特に変える必要もなかったし、コーナーの深いワダチでの性能も含めて全くネガはありませんでした。スタートがイマイチでしたがあれは自分のミスです。レース中、タイヤのおかげで安心して普段通りの走りができたことが総合優勝の要因だと思います」

◆若林朋之 - 株式会社ブリヂストンMCタイヤ開発部
今大会に向けて、スポーツランドSUGOで事前テストを行い、そのテスト結果と過去の実績に基づいてSOFTパターンMEDパターンを中心にタイヤを準備しました。総合結果で表彰台に上がったチームHRCとカワサキチームGREENのサポート選手は、路面コンディションに合わせて3選手ともMEDパターンを選択しました。午前の第1ヒートはもちろん、少し雨が降り始めた午後の第2ヒートでも大きな路面コンディションの変化はなく、両ヒートともMEDパターン分な性能を発揮してくれました。次戦中国大会が行われる世羅グリーンパーク弘楽園(広島県)は、今期これまでの開催地と大きく異なる固い路面が特徴なので、事前テストでしっかりと評価し、レースに向けて最適なラインナップを準備します」

レース結果

コース:スポーツランドSUGO

[ヒート1]

決勝

  • 開催日:2018/05/13
  • 天候:Cloudy
  • 決勝出走:25
  • 完走:24
  • (1.6km x 16laps = 25.6km)
順位 No ドライバー タイヤ チーム マシン シャシー エンジン 周回数 Delay(Lap) ベストタイム ベストラップ タイム
1 2 小方 誠 DL Kawasaki Team GREEN KX450SR カワサキ 16 7 02:00.852 32:47.301
2 982 成田 亮 BS Bridgestone Team HRC CRF450RW ホンダ 16 7 02:01.112 33:04.644
3 1 山本 鯨 BS Bridgestone Team HRC CRF450RW ホンダ 16 7 02:01.153 33:09.577
4 331 新井 宏彰 BS Bridgestone Kawasaki Team GREEN KX450SR カワサキ 16 3 02:02.145 33:10.295
5 166 星野 優位 BS Bridgestone レーシングチーム鷹 YZ450F ヤマハ 16 4 02:03.613 33:22.540
6 44 小島 庸平 BS Bridgestone Bells Racing with MORIWAKI CRF450R ホンダ 16 11 02:04.153 33:29.736
7 8 星野 裕 DL グリーンクラブ八尾カワサキANNEX KX450F カワサキ 16 16 02:04.448 33:29.841
8 30 岡野 聖 DL フライング ドルフィン サイセイ YZ450F ヤマハ 16 4 02:04.672 33:52.278
9 155 大塚 豪太 BS Bridgestone T.E.SPORT CRF450R ホンダ 16 15 02:05.437 33:55.434
10 777 H.ナイト DL KTMうず潮レーシング福山 450SX-F KTM 16 10 02:05.641 34:15.645
11 35 池本 凌汰 DL SRM マウンテンライダーズ RM-Z450 スズキ 16 2 02:06.221 34:20.810
12 14 長門 健一 DL Team Sakurai with Waki Racing CRF450R ホンダ 16 16 02:07.345 34:22.632
13 113 田中 雅己 DL TEAM ナカキホンダ CRF450R ホンダ 16 5 02:07.574 34:41.043
14 793 池谷 優太 DL KTMうず潮レーシング福山 450SX-F KTM 16 2 02:08.435 34:59.398
15 19 馬場 大貴 BS Bridgestone TEAM 887 with ホンダドリーム世田谷 CRF450R ホンダ 15 1 5 02:09.698 33:10.960
16 122 稲垣 達樹 BS Bridgestone Team SSC RM-Z450 スズキ 15 1 5 02:08.926 33:11.445
17 13 鈴木 正明 BS Bridgestone SRF 関東&秀明道場 RM-Z450 スズキ 15 1 11 02:10.705 33:15.644
18 15 小野 千成 BS Bridgestone T.E.SPORT KYB CRF450R ホンダ 15 1 3 02:10.207 33:20.259
19 17 白石 翔也 DL Y’S レーシング YZ450F ヤマハ 15 1 2 02:10.652 34:04.475
20 69 宗本 駿真 DL SP忠男広島 YZ450F ヤマハ 15 1 8 02:13.984 34:10.031

レース結果

コース:スポーツランドSUGO

[ヒート2]

決勝

  • 開催日:2018/05/13
  • 天候:Rain-Cloudy
  • 決勝出走:24
  • 完走:23
  • (1.6km x 16laps = 25.6km)
順位 No ドライバー タイヤ チーム マシン シャシー エンジン 周回数 Delay(Lap) ベストタイム ベストラップ タイム
1 982 成田 亮 BS Bridgestone Team HRC CRF450RW ホンダ 16 4 02:01.214 33:12.413
2 331 新井 宏彰 BS Bridgestone Kawasaki Team GREEN KX450SR カワサキ 16 5 02:01.764 33:14.013
3 1 山本 鯨 BS Bridgestone Team HRC CRF450RW ホンダ 16 5 02:03.066 33:31.958
4 166 星野 優位 BS Bridgestone レーシングチーム鷹 YZ450F ヤマハ 16 7 02:03.726 33:34.466
5 44 小島 庸平 BS Bridgestone Bells Racing with MORIWAKI CRF450R ホンダ 16 5 02:04.212 33:37.994
6 155 大塚 豪太 BS Bridgestone T.E.SPORT CRF450R ホンダ 16 6 02:04.148 33:40.555
7 8 星野 裕 DL グリーンクラブ八尾カワサキANNEX KX450F カワサキ 16 5 02:04.859 33:52.534
8 30 岡野 聖 DL フライング ドルフィン サイセイ YZ450F ヤマハ 16 8 02:05.227 34:02.900
9 2 小方 誠 DL Kawasaki Team GREEN KX450SR カワサキ 16 11 02:02.700 34:20.578
10 35 池本 凌汰 DL SRM マウンテンライダーズ RM-Z450 スズキ 16 4 02:07.037 34:27.321
11 777 H.ナイト DL KTMうず潮レーシング福山 450SX-F KTM 16 4 02:06.963 35:00.242
12 122 稲垣 達樹 BS Bridgestone Team SSC RM-Z450 スズキ 16 10 02:08.885 35:13.040
13 19 馬場 大貴 BS Bridgestone TEAM 887 with ホンダドリーム世田谷 CRF450R ホンダ 15 1 2 02:10.705 33:16.299
14 15 小野 千成 BS Bridgestone T.E.SPORT KYB CRF450R ホンダ 15 1 4 02:10.568 33:22.873
15 793 池谷 優太 DL KTMうず潮レーシング福山 450SX-F KTM 15 1 12 02:10.731 33:36.141
16 69 宗本 駿真 DL SP忠男広島 YZ450F ヤマハ 15 1 15 02:09.742 33:57.016
17 14 長門 健一 DL Team Sakurai with Waki Racing CRF450R ホンダ 15 1 15 02:09.019 33:57.438
18 113 田中 雅己 DL TEAM ナカキホンダ CRF450R ホンダ 15 1 4 02:06.609 34:09.350
19 75 道脇 白龍 BS Bridgestone TEAM KOHSAKA CRF450R ホンダ 15 1 4 02:14.078 34:18.394
20 13 鈴木 正明 BS Bridgestone SRF 関東&秀明道場 RM-Z450 スズキ 15 1 7 02:12.679 34:34.969