大波乱を乗り越えて 中須賀克行がチャンピオンの走りを披露

  • 開催場所:鈴鹿サーキット
  • 開催日:2016年11月06日(日) 〜 2016年11月06日(日)
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 レース2のグリッドは全車出走のQ1で決定。BSBからレオン・ハスラム(ブリヂストン)を迎えて初日からハイレベルな争いとなったが、予選でもQ1から2分05秒台の攻防が展開された。そんな中で津田拓也(ブリヂストン)が中須賀克行(ブリヂストン)に0.023秒という僅差で競り勝ちポールポジションを奪取した。
 津田は「去年の鈴鹿2&4以来のポールポジション獲得です。想定以上のタイムを出すことができました。Q1はレース用タイヤで、Q2はタイムアタックできるタイヤで臨んだのですが、Q2のタイヤは急きょ履いたものだったので、車体バランスを崩してしまいました。でもQ1のレース用タイヤでの2分05秒台は、出せるとは思っていませんでした。僕は自力でのチャンピオンはないので、明日は思い切り行って、レースをかき回したいです。」とコメントした。

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 レース1が8周だったのに対して、レース2は20周という周回数が設定された。
 レース1同様に中須賀がホールショットを奪ってレースをリード。オープニングラップで2番手に浮上したのは加賀山就臣(DL)。高橋巧(ブリヂストン)、津田拓也(ブリヂストン)、ハスラムらが続く。
 オープニングラップを終えてホームストレートに戻ってきたライダーたち。突然、立ち上がり付近で加賀山がハイサイドから転倒。マシンがストレート上に横たわる形でホームストレートを滑って行く。ラインをふさがれて渡辺一樹(ブリヂストン)とハスラムも転倒。これで赤旗が出されてレースは中断となる。
 15分ほどの中断を経て改めて20周の周回数でレーススタート。渡辺の姿はグリッドになかったものの、加賀山とハスラムはこの日3回目のスタートを切った。
 今度はハスラムがホールショット。ダンロップコーナー手前で藤田拓哉(ブリヂストン)がトップを奪取。しかしバックストレートでハスラムが首位奪回。そのままオープニングラップを制する。背後につけたのは中須賀。この3台に津田・野左根航汰(ブリヂストン)・高橋が続き、6台でトップ集団を形成する。
 5周目に入る直前のシケインで津田が転倒。すぐにマシンを起こしてレース復帰するも、大きく順位を落としてしまう。ここから、ハスラム・中須賀・野左根が3台でトップ争いを開始。ファステストラップをたたき出しながら高橋が追い付き、4台の優勝争いに発展。
 12周目。スプーンカーブでハスラムがラインを外し、中須賀が前に出る。しかしハスラムはバックストレートで首位奪回。背後では高橋が野左根に並びかける。しかし首位争いも表彰台争いも順位は替わらない。
 周回遅れが出始めた15周目の2輪シケインで中須賀が前に出た。中須賀はあっと言う間にハスラムを引き離しにかかる。16周目には周回遅れをかわしながら2分06秒台にタイムを入れた中須賀は独走体制に入る。その後方では高橋が3位浮上。中須賀は最後には3秒以上の差をつけて圧勝。高橋はハスラムを捕えることはできなかったものの表彰台を獲得した。

●中須賀克行(予選2位・決勝1位)
「普段、レースでいつも履いているタイヤをセレクトしました。寒くなっても終始安定したタイムを出せたし、レース後半でベストタイムも出せました。レースもしっかりコントロールできたと思います。今回も、そして今年もブリヂストンタイヤに助けられました」

●山田宏(株式会社ブリヂストン モーターサイクルレーシングマネージャー)
「1周終了後に赤旗という波乱がありましたが、レース1同様に中盤までは激しいトップ争いが展開されました。レース1同様フロントは全員がミディアムタイヤを選択。またリアは、中須賀選手・ハスラム選手・野左根選手・藤田選手がミディアムハードをチョイスし、他選手はミディアムでした。レース1同様に上位6位までをブリヂストンユーザーが占め、また今回はハスラム選手の参戦で、2レースともに非常に盛り上がった事をうれしく思います」

レース結果

コース:鈴鹿サーキット

[JSB1000]

決勝

  • 開催日:2016/11/06
  • 天候:Fine
  • 路面:Dry
  • 路面温度:25℃
  • 決勝出走:28
  • 完走:22
  • (5.821km x 20laps = 116.42km)
順位 No ドライバー タイヤ チーム マシン シャシー エンジン 周回数 Delay(Lap) ベストタイム ベストラップ タイム
1 1 中須賀 克行 BS Bridgestone YAMAHA FACTORY RACING TEAM YZF-R1 ヤマハ 20 18 2:06.662 42:31.250
2 91 L.ハスラム BS Bridgestone TEAM GREEN ZX-10R カワサキ 20 2:07.288 42:34.751
3 634 高橋 巧 BS Bridgestone MuSASHi RT ハルク・プロ CBR1000RR ホンダ 20 2:06.785 42:36.845
4 7 野左根 航汰 BS Bridgestone YAMALUBE RACING TEAM YZF-R1 ヤマハ 20 2:07.051 42:40.389
5 104 山口 辰也 BS Bridgestone TOHO Racing CBR1000RR ホンダ 20 2:07.423 42:56.016
6 15 藤田 拓哉 BS Bridgestone YAMALUBE RACING TEAM YZF-R1 ヤマハ 20 2:07.776 43:05.460
7 71 加賀山 就臣 DL Team KAGAYAMA GSX-R1000 スズキ 20 2:08.711 43:12.881
8 90 秋吉 耕佑 DL au & テルル・Kohara RT CBR1000RR ホンダ 20 2:08.400 43:13.024
9 12 津田 拓也 BS Bridgestone ヨシムラスズキシェルアドバンス GSX-R1000L6 スズキ 20 2:07.138 43:31.608
10 32 今野 由寬 BS Bridgestone Moto Map SUPPLY GSX-R1000 スズキ 20 2:09.636 43:34.308
11 39 酒井 大作 BS Bridgestone Team Motorrad39 S1000RR BMW 20 2:09.954 43:41.670
12 72 高橋 裕紀 DL モリワキ・レーシング CBR1000RR ホンダ 20 2:10.358 44:01.019
13 18 中津原 尚宏 DL オートテクニックスポーツPGR CBR1000RR ホンダ 20 2:11.068 44:09.129
14 135 児玉 勇太 BS Bridgestone Team Tras 135HP S1000RR BMW 20 2:11.148 44:09.198
15 14 武石 伸也 BS Bridgestone SYNCEDGE 4413 Racing S1000RR BMW 20 2:10.668 44:10.939
16 20 小島 一浩 DL Honda熊本レーシング CBR1000RR ホンダ 19 2:13.140 42:37.858
17 19 寺本 幸司 DL Motorrad Rennsport S1000RR BMW 19 2:11.303 42:39.543
18 66 筒井 伸 DL DOG FISH オートテック・鈴鹿 CBR1000RR ホンダ 19 2:14.379 43:04.721
19 37 樋口 耕太 BS Bridgestone H.L.O RACING GSX-R1000L3 スズキ 19 2:14.125 43:10.097
20 99 吉田 和憲 BS Bridgestone icu RT 大阪メビウス Navel Rose モトキッズ YZF-R1M ヤマハ 19 2:14.849 43:15.000