• 開催場所:筑波サーキット
  • 開催日:2018年06月30日(土) 〜 2018年07月01日(日)
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長尾健吾が全日本初ポールポジションから初優勝を飾ったレース1から一夜が明け、第5戦筑波ラウンドのレース2も猛暑の中で行なわれた。
 他クラスのレース2フロントロウはレース1と同じ面子だったが、ST600クラスはレース1と違う顔ぶれが1 列目に並んだ。ポールポジションこそレース1同様に長尾が獲得したが、2番手は岡本裕生、3番手に奥田教介が並んだ。
 レース1終了後に長尾は「ペースの維持に厳しい部分があった。転びそうになったこともあった。それでもレース1はしっかり走り切れたから、レース2もこのようなレースができるよう、気持ちをリセットしてマシンのセッティングも詰めて臨みたい」とレース2に向けて気持ちを高めた。

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レース2も長尾が好スタートを切ってレースをリード。岡本、小山知良、上和田拓海、國峰啄磨と続き、5台でトップ集団が形成される。
 4周目に岡本がトップ浮上。逃げにかかった岡本に反応した小山が長尾を捕らえて2番手浮上。ペースが上がらない長尾は國峰にもパスされてしまう。
 レース中盤。長尾が徐々にトップ集団から脱落。岡本、小山、國峰が等間隔で周回を重ね、上和田も徐々に集団から離されていく。
 小山は「長尾選手を抜くためにタイヤを使い過ぎた。昨日よりもレースペースが速く、途中でハイサイドを食らったり転倒しかけたりしたから、チャンピオンシップを考えて2位キープに切り替えた」とペースを維持。そのまま岡本がトップでフィニッシュした。


●岡本裕生(予選2位/決勝1位)
「昨日と同じ路面温度で、マシンのセッティングも変更せずにレースに臨みました。レース折り返しくらいからリアタイヤが厳しくなりましたが、気持ちを維持して何とか勝てました。小山選手が背後に来ているのを知っていたので、難しかったけれど、なんとか集中して走りきることができてよかったです。僕は勝つときには逃げ切り、負けるときは大きく離されて終わることが多いのですが、今回のレース展開で経験値が増え、また一歩成長ができたと思います」


●山田宏(株式会社ブリヂストン モーターサイクルレーシングマネージャー)
「昨日よりもやや高い58度という路面温度でレースが行なわれました。昨日よりも速いペースで進み、すばらしいレースが展開されました。岡本選手は今季2勝目。小山選手とのチャンピオン争いも白熱しています。今大会で前半4レースが終了。後半戦も目が離せないレースになるでしょう」

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レース結果

コース:筑波サーキット

[ST600]

決勝

  • 開催日:2018/07/01
  • 天候:Fine
  • 路面:Dry
  • 決勝出走:28
  • 完走:28
  • (2.07km x 20laps = 41.4km)
順位 No ドライバー タイヤ チーム マシン シャシー エンジン 周回数 Delay(Lap) ベストタイム ベストラップ タイム
1 51 岡本 裕生 BS Bridgestone 51ガレージチームイワキ YZF-R6 ヤマハ 20 6 59.016 19:50.807
2 230 小山 知良 BS Bridgestone 日本郵便 Honda Dream CBR600RR ホンダ 20 6 59.028 19:51.553
3 55 國峰 琢磨 BS Bridgestone 日本郵便 Honda Dream CBR600RR ホンダ 20 3 59.047 19:54.270
4 40 上和田 拓海 BS Bridgestone Team Plusone YZF-R6 ヤマハ 20 3 59.229 19:58.961
5 16 長尾 健吾 BS Bridgestone 善光会TEAMけんけん+BEE YZF-R6 ヤマハ 20 5 59.050 20:01.157
6 11 亀井 雄大 BS Bridgestone Honda Suzuka Racing Team CBR600RR ホンダ 20 2 59.562 20:05.094
7 57 奥田 教介 BS Bridgestone Team MF&KAWASAKI ZX-6R カワサキ 20 5 59.643 20:08.283
8 9 南本 宗一郎 BS Bridgestone AKENO SPEED・YAMAHA YZF-R6 ヤマハ 20 4 59.809 20:12.495
9 97 佐野 優人 BS Bridgestone BATTLE FACTORY CBR600RR ホンダ 20 4 59.793 20:12.652
10 18 杉山 優輝 BS Bridgestone MOTOBUM HONDA CBR600RR ホンダ 20 2 59.527 20:13.910
11 17 行村 和樹 BS Bridgestone TOHO RACING CLUB CBR600RR ホンダ 20 9 1:00.021 20:15.120
12 98 佐野 勝人 BS Bridgestone TEAM VITAL SPIRIT CBR600RR ホンダ 20 4 1:00.112 20:21.610
13 71 上原 大輝 BS Bridgestone Mistresa RT HARC-PRO CBR600RR ホンダ 20 3 1:00.143 20:22.745
14 14 仲村 優佑 BS Bridgestone AKENO SPEED・YAMAHA YZF-R6 ヤマハ 20 4 59.985 20:23.333
15 8 名越 公助 BS Bridgestone GBS YAMAHA マツエセブン忠男 YZF-R6 ヤマハ 20 4 1:00.149 20:23.478
16 23 中村 豊 BS Bridgestone MOTOBUM CBR600RR ホンダ 20 3 1:00.204 20:23.651
17 52 関野 海斗 BS Bridgestone 51ガレージチームイワキ YZF-R6 ヤマハ 20 4 1:00.285 20:23.878
18 12 古山 颯太 BS Bridgestone 伊藤レーシング YZF-R6 ヤマハ 20 19 1:00.569 20:23.956
19 420 亀井 駿 BS Bridgestone 日本郵便 Honda Dream CBR600RR ホンダ 20 5 1:00.274 20:25.510
20 28 松川 泰宏 BS Bridgestone MOTOBUM HONDA+SAI CBR600RR ホンダ 20 4 1:00.134 20:26.348
[ST600]

予選

  • 開催日:2018/06/30
  • (2.07km)
順位 No ドライバー タイヤ チーム マシン シャシー エンジン 周回数 Delay(Lap) ベストタイム ベストラップ タイム
1 16 長尾 健吾 BS Bridgestone 善光会TEAMけんけん+BEE YZF-R6 ヤマハ 4 59.039
2 51 岡本 裕生 BS Bridgestone 51ガレージチームイワキ YZF-R6 ヤマハ 4 59.085
3 57 奥田 教介 BS Bridgestone Team MF&KAWASAKI ZX-6R カワサキ 7 59.118
4 40 上和田 拓海 BS Bridgestone Team Plusone YZF-R6 ヤマハ 14 59.143
5 230 小山 知良 BS Bridgestone 日本郵便 Honda Dream CBR600RR ホンダ 7 59.181
6 18 杉山 優輝 BS Bridgestone MOTOBUM HONDA CBR600RR ホンダ 5 59.333
7 11 亀井 雄大 BS Bridgestone Honda Suzuka Racing Team CBR600RR ホンダ 2 59.397
8 55 國峰 琢磨 BS Bridgestone 日本郵便 Honda Dream CBR600RR ホンダ 13 59.499
9 43 中山 耀介 BS Bridgestone TEAM SHOTA YZF-R6 ヤマハ 9 59.692
10 41 梅田 虎太郎 BS Bridgestone MOTOBUM HONDA REVES CBR600RR ホンダ 3 59.797