• 開催場所:筑波サーキット
  • 開催日:2019年06月22日(土) 〜 2019年06月23日(日)
【全日本ロードレース第4戦筑波 ST600レース2】岡本裕生ポールtoウイン。レースタイムは昨年より20秒短縮!!

梅雨空の下で開催された全日本ロードレース第4戦筑波大会。予選と決勝レース1がスケジュールされた土曜日は、朝から雲の厚みが増すばかり。他クラスはドライコンディションでタイムアタック合戦が繰り広げられたが、ST600クラスは予選セッション中に雨に見舞われた。
 41台ものエントリーを集め、二組に分かれての予選となったが、コンディションの違いがあったため、A、B、A、Bと各組の順位が交互に並ぶことになった。
 レース1グリッド決定のベストタイムトップは國峰啄磨の57秒892。レース2グリッド決定のセカンドタイムトップは58秒159で岡本裕生がポールポジションとなった。
 岡本は「このサーキットは2015年から走っているし、優勝したこともあるのだけれど、なかなか58秒が切れない。58秒000が数回出ているのだけれど…」と苦笑い。「このコースは苦手意識があったのだけれど、昨年の筑波大会レース2優勝で少し自信が出た」とし、今大会での優勝に向けて気合いを入れた。

19JRR04_600_RC2=423.JPG

レース2が行なわれた日曜日も曇天。しかし雨粒が落ちてきたのはJ-GP2クラス決勝のみ。ST600クラスレース2はドライコンディションでスタートした。
 ホールショットを奪ってレースをリードしたのは岡本。3周目には後続を引き離し始める。その背後では長尾健吾と小山知良が激しい2位争いを開始。ここに國峰も加わり、3台でのバトルに発展。4周目には小山が集団トップに躍り出てグループを引っ張る。
 レース折り返しの10周を終了するころには2番手の小山、3番手の長尾、4番手の國峰がそれぞれ単独走行の様相。
 レース後半、小山がトップ岡本との差をじりじりと詰め始めた。さらに國峰も長尾との差を詰め始める。
 15周目。長尾がダンロップコーナーで転倒。これで國峰が労せずして3番手に浮上し、単独走行に。
 最終ラップ。小山は岡本にコンマ6秒まで迫る。しかし届かず。岡本が逃げ切り優勝。小山は2位フィニッシュ。3位に國峰が入り、日本郵便 HondaDream TPが表彰台の2席を占めた。

19JRR04_600_RC2=381.JPG

●岡本裕生(予選1位/決勝1位)
「苦戦していた一発タイムを優先したセッティングにしていたので、今朝のフリー走行で新品タイヤを入れてロングランしました。僕自身もコースもコンディションが悪くなかったので優勝できました。いつも小山選手とバトルになると負けるので、シーズン後半戦は小山選手に勝つことはもちろん、先行逃げ切りでレースを進めたいです」
●山田宏(株式会社ブリヂストン モーターサイクルレーシングマネージャー)
「日曜日最後のレースとなったST600のレース2も天気が持ち、ドライでスタートしました。ポールポジションの岡本裕生選手がレースをリードし、トップ4人が等間隔で連なる展開。レース終盤に2位の小山知良選手が迫ったものの岡本選手が逃げ切って今季2勝目を飾りました。小山選手は2位、3位の國峰啄磨選手は久しぶりに表彰台を獲得しました。今日のレースタイムは昨年よりも20秒速く、今回もブリヂストン バトラックスR11の高性能を実証することができました。また、大勢の観客の前ですばらしいレースを見せることができ、うれしく思います」

レース結果

コース:筑波サーキット

[ST600]

決勝

  • 開催日:2019/06/23
  • 天候:Cloudy
  • 路面:Dry
  • 決勝出走:30
  • 完走:27
  • (2.07km x 20laps = 41.4km)
順位 No ドライバー タイヤ チーム マシン シャシー エンジン 周回数 Delay(Lap) ベストタイム ベストラップ タイム
1 1 岡本 裕生 BS Bridgestone 51ガレージニトロレーシング YZF-R6 ヤマハ 20 5 58.082 19:30.269
2 230 小山 知良 BS Bridgestone 日本郵便 Honda Dream TP CBR600RR ホンダ 20 9 58.069 19:30.960
3 55 國峰 琢磨 BS Bridgestone 日本郵便 Honda Dream TP CBR600RR ホンダ 20 3 58.188 19:36.721
4 57 奥田 教介 BS Bridgestone Team MF&KAWASAKI ZX-6R カワサキ 20 5 58.565 19:41.347
5 6 南本 宗一郎 BS Bridgestone AKENO SPEED・YAMAHA YZF-R6 ヤマハ 20 5 58.559 19:41.679
6 12 古山 颯太 BS Bridgestone 伊藤レーシングBORG カスタム YZF-R6 ヤマハ 20 8 58.4 19:45.428
7 13 杉山 優輝 BS Bridgestone MOTOBUM HONDA CBR600RR ホンダ 20 5 58.593 19:49.961
8 40 菅原 陸 BS Bridgestone 保険職人 GBS レーシング YAMAHA YZF-R6 ヤマハ 20 8 58.599 19:50.046
9 420 岩田 悟 BS Bridgestone 日本郵便 Honda Dream TP CBR600RR ホンダ 20 3 58.779 19:51.341
10 45 長尾 健史 BS Bridgestone Team けんけん with BEE YZF-R6 ヤマハ 20 4 58.677 19:51.664
11 340 岡村 光矩 BS Bridgestone KRP三陽工業&RS-ITOH ZX-6R カワサキ 20 11 58.808 19:51.721
12 69 中村 竜也 BS Bridgestone RS-ITOH & AUTOBOY ZX-6R カワサキ 20 12 58.757 19:51.835
13 39 和田 留佳 BS Bridgestone Will-RAISEracingRS-ITOH ZX-6R カワサキ 20 6 59.078 19:53.874
14 48 横山 尚太 BS Bridgestone ガレージL8 Racing Team YZF-R6 ヤマハ 20 4 59.092 19:56.945
15 88 名越 公助 BS Bridgestone TEAM PLUSONE with TARO YZF-R6 ヤマハ 20 11 59.087 19:58.101
16 98 佐野 勝人 BS Bridgestone チーム阪神ライディングスクール ZX-6R カワサキ 20 13 59.281 19:58.242
17 51 関野 海斗 BS Bridgestone 51ガレージニトロレーシング YZF-R6 ヤマハ 20 9 59.123 19:58.512
18 46 中島 元気 BS Bridgestone Honda 浜友会浜松エスカルゴ CBR600RR ホンダ 20 5 59.263 20:01.396
19 22 中山 耀介 BS Bridgestone TEAM SHOTA YZF-R6 ヤマハ 20 5 59.123 20:01.773
20 47 鈴木 光来 BS Bridgestone ENDLESS TEAM SHANTI CBR600RR ホンダ 20 8 59.244 20:02.925
[ST600]

予選

  • 開催日:2019/06/22
  • 天候:Fine-Rain
  • 路面:Dry-Wet
  • 決勝出走:39
  • (2.07km)
順位 No ドライバー タイヤ チーム マシン シャシー エンジン 周回数 Delay(Lap) ベストタイム ベストラップ タイム
1 1 岡本 裕生 BS Bridgestone 51ガレージニトロレーシング YZF-R6 ヤマハ 6 58.159
2 50 長尾 健吾 BS Bridgestone NCXXRACING&善光会 TEAMけんけん YZF-R6 モリワキ 8 58.249
3 55 國峰 琢磨 BS Bridgestone 日本郵便 Honda Dream TP CBR600RR ホンダ 8 58.216
4 57 奥田 教介 BS Bridgestone Team MF&KAWASAKI ZX-6R カワサキ 8 58.259
5 54 荒川 晃大 BS Bridgestone MOTOBUM HONDA CBR600RR ホンダ 3 58.424
6 230 小山 知良 BS Bridgestone 日本郵便 Honda Dream TP CBR600RR ホンダ 6 58.312
7 6 南本 宗一郎 BS Bridgestone AKENO SPEED・YAMAHA YZF-R6 ヤマハ 4 58.548
8 48 横山 尚太 BS Bridgestone ガレージL8 Racing Team YZF-R6 ヤマハ 5 58.785
9 45 長尾 健史 BS Bridgestone Team けんけん with BEE YZF-R6 ヤマハ 7 58.555
10 420 岩田 悟 BS Bridgestone 日本郵便 Honda Dream TP CBR600RR ホンダ 5 58.841