• 開催場所:モビリティリゾートもてぎ
  • 開催日:2022年04月02日(土) 〜 2022年04月03日(日)
【2022年全日本ロードレース選手権 第1戦 もてぎ ST600】白熱した7台でのトップ争い、羽田太河が全日本初優勝!

2021年チャンピオンの埜口遥希はアジア選手権にスイッチし、ゼッケン1番不在のシーズンとなったST600クラス。一方でGP帰りの國井勇輝、CEV帰りの羽田太河が加わるなど話題は豊富だ。

木曜日から始まった練習走行で好調さをアピールしたのは荒川。羽田、國井も上位につける。

予選当日は朝から好天に恵まれ、前日から低いままだった気温も予選開始の11時15分にはまずまずのコンディションに。そして荒川がレコードとなる1分52秒643でポールポジションを獲得。続いて羽田が2番手、鈴木光来が3番手。荒川19歳、羽田23歳、鈴木21歳と若手3人がフロントロウに並んだ。さらに19歳の國井が4番手、18歳の阿部恵斗が5番手に。この5人がコースレコードを更新し、新たな時代の幕開けを予感させた。

不安定な天気が予想された決勝日。たまに小さな雨粒が落ちてくる中でST600クラスの決勝がスタートした。

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ホールショットを奪ったのは荒川。羽田が背後につけ、オープニングラップから2台で逃げにかかる。後方では松岡玲、小山知良、國井、長尾健吾、阿部の5台がセカンド集団を形成。

4周目。トップ荒川がラインを外し、羽田にトップの座を奪われる。そのバトルの結果、5台の3位争い集団が追いついて7台でのトップ争いに発展。荒川と羽田は順位を入れ替えながら激しいトップ争いを繰り広げ、その間に國井が3番手浮上。

6周目。トップ4が羽田、國井、小山、荒川という順に入れ替わる。その後もそこここでポジションが入れ替わり、一瞬も気を抜くことができない状況で周回を重ねる。

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15周目。2番手に浮上した國井が転倒。真っ先に最終ラップに突入したのは羽田。小山、荒川と続く。ねらう小山。ブロックする羽田。攻防はフィニッシュラインまで続いたが、最終的に羽田に軍配が上がった。小山は2位、荒川は3位表彰台を獲得した。

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●羽田太河(予選2位/決勝1位)
「最初は二人で逃げようかとも思ったのですが、集団を大きくして後ろでごちゃごちゃやってくれたほうがいいと作戦を変更しました。海外レースに戻りたいので、これからも勝ちを狙います」

レース結果

コース:モビリティリゾートもてぎ

[ST600]

決勝

  • 開催日:2022/04/03
  • 天候:Cloudy-Rain
  • 路面:Dry
  • 決勝出走:40
  • 完走:37
  • (4.801km x 16laps = 76.816km)
順位 No ドライバー タイヤ チーム マシン シャシー エンジン 周回数 Delay(Lap) ベストタイム ベストラップ タイム
1 37 羽田 太河 BS Bridgestone TN45 with MotoUP Racing CBR600RR ホンダ 16 1:52.947 30:26.835
2 2 小山 知良 BS Bridgestone JAPAN POST HondaDream TP CBR600RR ホンダ 16 1:53.341 30:26.963
3 3 荒川 晃大 BS Bridgestone MOTOBUM HONDA CBR600RR ホンダ 16 1:52.918 30:27.088
4 11 松岡 玲 BS Bridgestone ITO RACING BORG YAMAHA YZF-R6 ヤマハ 16 1:53.333 30:27.302
5 5 阿部 恵斗 BS Bridgestone Nitroracing51Yamaha YZF-R6 ヤマハ 16 1:53.199 30:27.682
6 4 長尾 健吾 BS Bridgestone TBB TEAMKENKEN YTch L8 YZF-R6 ヤマハ 16 1:53.472 30:28.425
7 12 井手 翔太 BS Bridgestone AKENO SPEED YAMAHA YZF-R6 ヤマハ 16 1:53.639 30:35.120
8 8 鈴木 光来 BS Bridgestone MOTOBUM HONDA CBR600RR ホンダ 16 1:53.728 30:35.602
9 9 菅原 陸 BS Bridgestone HokenSyokunin GBSRacing YAMAHA YZF-R6 ヤマハ 16 1:53.658 30:35.783
10 23 綿貫 舞空 BS Bridgestone ITO RACING SHOTA BORG YAMAHA YZF-R6 ヤマハ 16 1:53.597 30:36.366
11 15 伊藤 元治 BS Bridgestone MOTOBUM HONDA CBR600RR ホンダ 16 1:53.868 30:45.131
12 38 西村 硝 BS Bridgestone TN45 with MotoUP Racing CBR600RR ホンダ 16 1:54.129 30:45.757
13 10 横山 尚太 BS Bridgestone GarageL8 Racing Team.YAMAHA YZF-R6 ヤマハ 16 1:54.248 30:46.016
14 39 M. サラプーチ BS Bridgestone Astemo Honda Dream SI Racing CBR600RR ホンダ 16 1:54.267 30:46.673
15 13 佐野 勝人 BS Bridgestone TEAM VITAL SPIRIT YZF-R6 ヤマハ 16 1:53.972 30:46.875
16 19 中山 耀介 BS Bridgestone ITO RACING SHOTA BORG YAMAHA YZF-R6 ヤマハ 16 1:54.382 30:47.123
17 26 阿部 真生騎 BS Bridgestone Webike team Norick YAMAHA YZF-R6 ヤマハ 16 1:54.287 30:49.794
18 28 山口 辰也 BS Bridgestone Team T2y CBR600RR ホンダ 16 1:54.569 30:51.189
19 20 千田 俊輝 BS Bridgestone SDG Motor Sports RT HARC-PRO. CBR600RR ホンダ 16 1:55.217 31:00.946
20 7 伊達 悠太 BS Bridgestone AKENO SPEED YAMAHA YZF-R6 ヤマハ 16 1:53.954 31:02.829
[ST600]

予選

  • 開催日:2022/04/02
  • 天候:Fine
  • 路面:Dry
  • 決勝出走:40
  • (4.801km)
順位 No ドライバー タイヤ チーム マシン シャシー エンジン 周回数 Delay(Lap) ベストタイム ベストラップ タイム
1 3 荒川 晃大 BS Bridgestone MOTOBUM HONDA CBR600RR ホンダ 2 1:52.643
2 37 羽田 太河 BS Bridgestone TN45 with MotoUP Racing CBR600RR ホンダ 2 1:53.018
3 8 鈴木 光来 BS Bridgestone MOTOBUM HONDA CBR600RR ホンダ 2 1:53.134
4 33 國井 勇輝 BS Bridgestone SDG Motor Sports RT HARC-PRO. CBR600RR ホンダ 3 1:53.158
5 5 阿部 恵斗 BS Bridgestone Nitroracing51Yamaha YZF-R6 ヤマハ 4 1:53.252
6 4 長尾 健吾 BS Bridgestone TBB TEAMKENKEN YTch L8 YZF-R6 ヤマハ 3 1:53.321
7 11 松岡 玲 BS Bridgestone ITO RACING BORG YAMAHA YZF-R6 ヤマハ 2 1:53.354
8 2 小山 知良 BS Bridgestone JAPAN POST HondaDream TP CBR600RR ホンダ 3 1:53.400
9 7 伊達 悠太 BS Bridgestone AKENO SPEED YAMAHA YZF-R6 ヤマハ 3 1:53.453
10 16 芳賀 涼大 BS Bridgestone NITRORACING41yamaha YZF-R6 ヤマハ 4 1:53.495