• 開催場所:鈴鹿サーキット
  • 開催日:2024年10月26日(土) 〜 2024年10月27日(日)
【2024年全日本ロードレース選手権 第8戦 鈴鹿MFJ-GP ST600】伊達悠太がST600初優勝

全日本ロードレース選手権ST600クラスの2024タイトルは、第7戦岡山ラウンドで阿部恵斗が獲得。2年連続チャンピオンの阿部はチームの事情で最終戦は欠場。今季初のゼッケン1番不在のラウンドとなった。

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【予選】
予選ではセッション開始早々に中山耀介と小山知良が接触転倒。赤旗中断となる。リーダーボードは中山がトップ、小山が2番手の状態でのアクシデントだった。
残り23分でセッションが再開。長尾健吾が2分10秒861と、真っ先に2分10秒台に突入。松岡玲が1分11秒099と迫るが、2分11秒の壁を破ることはできない。伊達悠太も2分11秒239どまり。
結局、長尾以外に2分10秒台をマークするものは出ず、そのまま30分が経過。長尾が今季初ポールポジション獲得となった。
長尾は「見ている人に、チャンピオン不在のレースだと思われないよう、ポールポジションを取ってレースを引っ張りたいと思った。作戦としては一つ成功」と笑顔を見せた。

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【決勝】
好スタートを切ってレースをリードしたのは長尾。松岡、伊達、中山と続く。オープニングラップから松岡と伊達の2位争いが激化。長尾が逃げを打つ。伊達はすぐに松岡との2位争いに決着をつけて長尾との差を詰める。松岡は中山、藤田哲弥、鈴木光来と共にトップ2台の背後につける。
 3周目に伊達がトップ浮上。2番手に後退した長尾を今度は松岡が攻略。松岡は勢いそのままに伊達にも遅いかかり5周目に首位奪取。最終シケインで伊達が首位奪回。ストレートで松岡がトップ奪還と激しいバトルが続く。

★JRR_Rd08_ST600_R_0102.JPG 6周終了時点で松岡がトップでストレートに戻り、初めてリーダーボードのトップに名を掲げる。ペースを上げた松岡について行けたのは伊達、鈴木の2台。レース序盤をリードした長尾は4番手単独走行、藤田と中山は5位争いの様相。

レース終盤。伊達、松岡、鈴木、長尾、中山、藤田の6台が再び接近戦に。12周目には鈴木がトップ浮上。6台が同時に飛び込んだ最終シケインで伊達が先頭に躍り出て、真っ先に最終ラップに突入。そのまま伊達が先頭を守ってST600初優勝を飾った。

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●伊達悠太(予選3位/決勝1位)
「今回のレースは、今までにないくらい集団の台数が多かったです。しかも今まで一緒にレースしたことがないメンバーだったから戸惑いました。前戦(赤旗中断、レース成立)の反省を踏まえて、成立周回数を頭に入れていました。その反省も生かせました」

レース結果

コース:鈴鹿サーキット

[ST600]

決勝

  • 開催日:2024/10/27
  • 決勝出走:26
  • 完走:25
  • (5.821km x 13laps = 75.673km)
順位 No ドライバー タイヤ チーム マシン シャシー エンジン 周回数 Delay(Lap) ベストタイム ベストラップ タイム
1 6 伊達 悠太 BS Bridgestone AKENO SPEED・MAVERICK YZF-R6 ヤマハ 13 2:12.033 28:49.375
2 7 鈴木 光来 BS Bridgestone MOTO BUM HONDA CBR600RR ホンダ 13 2:12.086 28:49.859
3 4 長尾 健吾 BS Bridgestone TEAMKENKEN Ytch YZF-R6 ヤマハ 13 2:12.261 28:50.207
4 12 松岡 玲 BS Bridgestone ITO RACING BORG CUSTOM YZF-R6 ヤマハ 13 2:12.204 28:50.342
5 9 中山 耀介 BS Bridgestone ITO RACING SHOTA BORG CUSTOM YZF-R6 ヤマハ 13 2:12.173 28:50.538
6 13 藤田 哲弥 BS Bridgestone TN45 with MotoUP Racing CBR600RR ホンダ 13 2:12.111 28:51.130
7 8 菅原 陸 BS Bridgestone Nippon Pioneer GarageL8 RT YZF-R6 ヤマハ 13 2:12.931 29:02.182
8 21 青田 魁 BS Bridgestone MOTO BUM HONDA CBR600RR ホンダ 13 2:13.623 29:07.126
9 28 千田 俊輝 BS Bridgestone SE COMPETITION CBR600RR ホンダ 13 2:13.204 29:07.373
10 27 大和 颯 BS Bridgestone JAPAN POST docomo business TP CBR600RR ホンダ 13 2:113.972 29:09.751
11 16 鈴木 大空翔 BS Bridgestone BATTLE FACTORY CBR600RR ホンダ 13 2:13.086 29:10.362
12 39 岡谷 雄太 BS Bridgestone WORK NAVI Nitro Racing YZF-R6 ヤマハ 13 2:13.035 29:12.578
13 29 堀井 颯大 BS Bridgestone AKENO SPEED・MAVERICK YZF-R6 ヤマハ 13 2:14.297 29:19.340
14 17 岡部 怜 BS Bridgestone FujimotoDenki GBSracing YZF-R6 ヤマハ 13 2:14.218 29:21.029
15 31 田中 啓介 BS Bridgestone FujimotoDenki GBSracing YZF-R6 ヤマハ 13 2:14.235 29:25.721
16 30 濱田 寛太 BS Bridgestone SDG Team HARC‐PRO. CBR600RR ホンダ 13 2:14.309 29:25.841
17 57 塚原 渓介 BS Bridgestone MOTO WIN RACING CBR600RR ホンダ 13 2:16458 29:44.665
18 54 川本 宜論 BS Bridgestone SumTechno Service CBR600RR ホンダ 13 2:15.792 29:45.330
19 44 酒井 隆嗣 BS Bridgestone SE COMPETITION CBR600RR ホンダ 13 2:16.510 29:45.628
20 34 松下 隆起 BS Bridgestone WAKOUBOU RACING with BISUTOROK CBR600RR ホンダ 13 2:16.264 29:45.845
[ST600]

予選

  • 開催日:2024/10/26
  • (5.821km)
順位 No ドライバー タイヤ チーム マシン シャシー エンジン 周回数 Delay(Lap) ベストタイム ベストラップ タイム
1 4 長尾 健吾 BS Bridgestone TEAMKENKEN Ytch YZF-R6 ヤマハ 2:10.861
2 12 松岡 玲 BS Bridgestone ITO RACING BORG CUSTOM YZF-R6 ヤマハ 2:11.099
3 6 伊達 悠太 BS Bridgestone AKENO SPEED・MAVERICK YZF-R6 ヤマハ 2:11.239
4 9 中山 耀介 BS Bridgestone ITO RACING SHOTA BORG CUSTOM YZF-R6 ヤマハ 2:11.944
5 8 菅原 陸 BS Bridgestone Nippon Pioneer GarageL8 RT YZF-R6 ヤマハ 2:12.016
6 5 小山 知良 BS Bridgestone JAPAN POST HondaDream TP CBR600RR ホンダ 2:12.027
7 7 鈴木 光来 BS Bridgestone MOTO BUM HONDA CBR600RR ホンダ 2:12.116
8 39 岡谷 雄太 BS Bridgestone WORK NAVI Nitro Racing YZF-R6 ヤマハ 2:12.257
9 28 千田 俊輝 BS Bridgestone SE COMPETITION CBR600RR ホンダ 2:12.449
10 13 藤田 哲弥 BS Bridgestone TN45 with MotoUP Racing CBR600RR ホンダ 2:12.456