青木孝行(ブリヂストン)が2連勝 蒲生尚弥(ブリヂストン)は惜しくも2位
- 開催場所:富士スピードウェイ
- 開催日:2017年06月03日(土) 〜 2017年06月04日(日)
プロフェッショナルシリーズで圧倒的なパフォーマンスを発揮しているPOTENZA RE-06D。単なる速さだけでなく、レースディスタンスでの安定した性能、外気温や路面温度にも幅広く対応することで、ライバルに対して大きなアドバンテージを示しており、ドライバーの信頼度も高い。今回のレースでもまた、ブリヂストン装着勢が上位を独占しながら、レースは進んでいった。
●予選
予選前、#1佐々木雅弘選手(ブリヂストン)はポールポジションのタイムを2分5秒台半ばと予想していた。それに近いタイムを最初にマークしたのは#47蒲生尚弥選手(ブリヂストン)だった。しかし5秒台のタイムはそう簡単ではなく、タイムモニターのトップには蒲生尚弥選手が表示され続けた。#770山田英二選手(ブリヂストン)が5秒台に入れるも、蒲生尚弥選手には届かない。
予選も後半になり、満を持してアタックした佐々木雅弘選手は、0秒028上回る2分5秒848でトップに立つ。86/BRZレースでは、富士で好成績を挙げている#97近藤翼選手(ブリヂストン)や#31青木孝行選手(ブリヂストン)といったドライバーもアタックに入るが、混雑したコース上ではクリアラップが取れない。
結果、佐々木雅弘選手がポールポジション、2番手には蒲生尚弥選手、3番手には近藤翼選手となった。そのポールポジションから1秒以内に、なんと26台が入った。ポールポジションと2位の差が1秒以上あった開幕戦を思えば、全体的にマシンが仕上がってきたといっていいだろう。
●決勝レース
トップ4台が超接近した形で、レースは進んでいった。ポールポジションの佐々木雅弘選手を先頭に、蒲生尚弥選手、近藤翼選手、そして予選6番手からオープニングラップで4位に上がった青木孝行選手という並びで、さまざまな形に変化しながらのダンゴ状態。
4周目、青木孝行選手が近藤翼選手をオーバーテイク、それをきっかけにレースが動き始める。5周目、ブレーキトラブルを抱えペースが悪くなった佐々木雅弘選手に、蒲生尚弥選手はストレートで並びかけ、1コーナーでトップに立つ。続く6周目には、まるで再現するかのように、青木孝行選手が佐々木雅弘選手をオーバーテイク。そして蒲生尚弥選手に少しずつ、ジリジリと迫っていく。
そしてファイナルラップ、ストレートで並びかけた青木孝行選手は、コカコーラコーナーのインを制してトップに立ち、前戦に続いての2連勝を達成した。ブレーキトラブルを抱えながらも、それを自身のテクニックで補った佐々木雅弘選手は3位。ブリヂストン装着勢が5位までを独占した。
●コメント
優勝した#31青木孝行選手(ブリヂストン)のコメント。
「優勝できるとは思っていなかったんですよ。昨日の予選はアタックで失敗してしまって、6位だったので、まさか6位から勝てるとは思わなかった。全てが今日は上手くいったのかな、と。このレースで、こんなに前にグイグイと上がっていくというのは、結構ないですからね。いろいろな要素があったと思います。序盤に佐々木雅弘選手がトラブルを抱えたことで、トップグループのペースが上がらず、ボクが追い付くことができました。そういう要素もあって、勝つことができたんだと思います。オーバーテイクも、まあ相手もそうなんですが、お互いにスペースを開けながら、クリーンにバトルすることができたのも、大きかったですね。この流れを崩さないように、シーズンを戦っていきたいと思います。」
決勝
- 開催日:2017/06/04
- 天候:Fine
- 路面:Dry
- 決勝出走:35
- 完走:34
- (4.563km)
順位 | No | ドライバー | タイヤ | チーム | マシン | シャシー | エンジン | 周回数 | Delay(Lap) | ベストタイム | ベストラップ | タイム |
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1 | 31 | 青木 孝行 | BS | ケーエムエス フェニックス86 | 10 | 21:11.446 | ||||||
2 | 47 | 蒲生 尚弥 | BS | トミカ ネッツ兵庫BS86B | 10 | 21:11.876 | ||||||
3 | 1 | 佐々木 雅弘 | BS | 小倉クラッチ REVO 86 BS GR86 | 10 | 21:13.331 | ||||||
4 | 97 | 近藤 翼 | BS | 神奈川トヨタ ☆ DTEC 86R | 10 | 21:13.801 | ||||||
5 | 770 | 山田 英二 | BS | CUSCO BS 86 | 10 | 21:14.627 | ||||||
6 | 60 | 服部 尚貴 | DL | OTG DL 86 | 10 | 21:14.868 | ||||||
7 | 76 | 小河 諒 | BS | 神奈川トヨタ ☆ DTEC 86R | 10 | 21:15.536 | ||||||
8 | 500 | 坪井 翔 | BS | ネッツ東埼玉ワコーズED86 | 10 | 21:16.133 | ||||||
9 | 82 | 谷口 信輝 | YH | KTMS 86 | 10 | 21:18.940 | ||||||
10 | 906 | 新田 守男 | BS | AREA86倉敷 | 10 | 21:20.130 | ||||||
11 | 199 | 石川 京侍 | DY | COROLLA-MIE 86制動屋 | 10 | 21:22.103 | ||||||
12 | 10 | 吉田 広樹 | DL | OTG TN滋賀 86 | 10 | 21:22.108 | ||||||
13 | 92 | 元嶋 佑弥 | GY | 10 | 21:23.193 | |||||||
14 | 88 | 井口 卓人 | BS | CG ROBOT BRZ BS | 10 | 21:23.620 | ||||||
15 | 5 | 井上 尚志 | BS | まんさくレストアパーツBS86 | 10 | 21:24.692 | ||||||
16 | 557 | 大西 隆生 | BS | オートバックス G7 86 ポテンザ | 10 | 21:24.906 | ||||||
17 | 32 | 市森 友明 | GY | 大阪トヨタ86 Racing | 10 | 21:25.616 | ||||||
18 | 312 | 松本 晴彦 | BS | 埼玉自動車大学校 ED 生駒 86 | 10 | 21:28.927 | ||||||
19 | 369 | 平中 克幸 | GY | GY RACING 86 | 10 | 21:30.860 | ||||||
20 | 11 | 脇阪 寿一 | GY | ネッツ東京レーシング86 | 10 | 21:35.174 | ||||||
21 | 70 | 平木 湧也 | GY | 茨城トヨペット GY86 | 10 | 21:39.152 | ||||||
22 | 36 | 太田 光紀 | GY | 10 | 21:40.415 | |||||||
23 | 123 | 小松 一臣 | GY | ネッツ富山Racing86 | 10 | 21:42.655 | ||||||
24 | 55 | 森山 鉄也 | GY | THE BRIDE 86 | 10 | 21:43.054 | ||||||
25 | 520 | 平沼 貴之 | BS | 埼玉トヨペットGB 86 | 10 | 21:43.816 | ||||||
26 | 328 | 密山 祥吾 | BS | 埼玉トヨペットGB 86 | 10 | 21:44.643 | ||||||
27 | 50 | 高島 登 | BS | 10 | 21:44.733 | |||||||
28 | 79 | 市丸 聡 | BS | 10 | 21:45.418 | |||||||
29 | 813 | 坂 裕之 | DL | ネッツ兵庫DL ディレッツァ86 | 10 | 21:45.426 | ||||||
30 | 45 | 羽根 幸浩 | BS | メタルラボ・スペック 86 | 10 | 21:45.805 | ||||||
31 | 6 | 渡辺 圭一 | BS | 10 | 21:51.252 | |||||||
32 | 583 | 近藤 説秀 | GY | 高野山with P和歌山GY86 | 10 | 21:55.720 | ||||||
33 | 87 | 久保 凜太郎 | BS | CG ROBOT BRZ BS | 10 | 23:07.725 | ||||||
34 | 17 | 織戸 学 | YH | サミー☆K-one☆MAX86 | 8 | 17:14.547 | ||||||
- | 206 | 松本 武士 | DL | T和歌山 OGAWA 86 DL | 6 | DNF |