堤優威(muta BS カバナ86)が2位で今季待望の初入賞、川合孝汰(埼玉トヨペットGB 86 BS)も3位に入る

  • 開催場所:十勝インターナショナルスピードウェイ
  • 開催日:2021年10月30日(土) 〜 2021年10月31日(日)
TGR 86/BRZ Race プロフェッショナルシリーズ 第6戦 堤優威が2位、川合孝汰が3位 表彰台獲得!

前回大会の岡山終了後、プロフェッショナルシリーズのチャンピオン争いは、若手ドライバー#10菅波冬悟(DL)が大きくリードしていた。岡山大会で大量得点したことで、その可能性はかなり高くなっていた。彼を追うのは#34佐々木雅弘や#82谷口信輝(DL)といった、ベテラン勢だ。それだけに点差とは関係なく、菅波のプレッシャーは相当なものだったようだ。いつものような爽やかな笑顔も心なしか硬く見えた。ライバルたちにとってみれば、多少無理な仕掛けをしても、チャンピオン争いをしている菅波は引くしかないだろうというような見立てもあった。エントリー台数は23台。シーズン全戦を戦うドライバーが多いせいか、オープンクラスよりも多いエントリーとなった。

<予選>
 その菅波は早めにコースインし、アタックに入ったものの、タイムは伸び悩み、9番手に留まる。やはりチャンピオン獲得に向けてのプレッシャーは、小さくないのだろう。トップタイムをマークしたのは、#31青木孝行(DL)だった。自身の持つ十勝スピードウェイのコースレコードを更新。本人的には得意というわけではないといういうのだが結果はそうではなかった。2番手にはダークホース、#293岡本大地(NX)が予選上位にはじめて食い込んだ。タイヤのパフォーマンスはいい時と悪い時がハッキリしてしまっているが、十勝のコースにはマッチしたようだ。3番手は#7堤優威(ブリヂストン)が収まった。常にトップグループでレースを戦ってきたはずだが、しかし今シーズンはここまでノーポイント。サーキットに入ってからマシンをリセットしそれが功を奏したのか、ストレートスピードが戻ってきたという。
ブリヂストン装着勢は、5位に#521川合孝汰、8位に#34佐々木雅弘、そして10位に#1久保凜太郎が入った。

<第6戦決勝>
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まるで自分のホームコースであるかのように、青木は完璧なレース展開を見せた。オープニングラップで2位に約1.7秒の差を着けると、その差をキープしたままレースが進んでいく。その2位は、スタートでポジションを上げた堤で、岡本は川合にもオーバーテイクを許し、4位でレースを戦っていくが、8周目、駆動系のトラブルによってリタイヤとなる。代わって4位に上がったのは北海道出身の#369平中克幸(DL)だった。
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青木は、絵に描いたようなポール・トゥ・ウィンを達成。シリーズランキングでも2位へと躍り出た。
2位には堤、3位は川合が表彰台に上がった。ブリヂストン装着勢は、その2人のほかに、5位佐々木、8位久保、9位には#557大西隆生と、トップ10に5台を占めた。
今季待望のポイント獲得が2位表彰台となった堤優威(muta BS カバナ86)
優威表彰台.jpg
開幕戦以来の表彰台獲得 川合孝汰(埼玉トヨペットGB 86 BS)
川合表彰台.jpg



レース結果

コース:十勝インターナショナルスピードウェイ

[Professional Series]

決勝

  • 開催日:2021/10/31
  • 天候:Fine
  • 路面:Dry
  • 決勝出走:22
  • 完走:19
  • (3.406km x 14laps = 47.682km)
順位 No ドライバー タイヤ チーム マシン シャシー エンジン 周回数 Delay(Lap) ベストタイム ベストラップ タイム
1 31 青木 孝行 DL ケーエムエス フェニックス86 14 22:25.546
2 7 堤 優威 BS Bridgestone muta BS カバナ86 14 22:26.328
3 521 川合 孝汰 BS Bridgestone 埼玉トヨペットGB 86 BS 14 22:26.658
4 369 平中 克幸 DL トヨタカローラGRカロリン86 14 22:27.155
5 34 佐々木 雅弘 BS Bridgestone 小倉クラッチ REVO 86 BS GR86 14 22:27.633
6 10 菅波 冬悟 DL OTG TN滋賀 86 14 22:28.148
7 82 谷口 信輝 DL KTMS 86 14 22:35.382
8 1 久保 凜太郎 BS Bridgestone RECARO × Rin BRZ BS 14 22:40.484
9 557 大西 隆生 BS Bridgestone オートバックス G・7AS 86 ポテンザ 14 22:42.243
10 60 服部 尚貴 DL OTG DL 86 14 22:42.331
11 160 吉田 広樹 BS Bridgestone 埼玉トヨペットGB 86 BS 14 22:46.387
12 610 大島 和也 DL Team MDI/P 京都WM86 14 22:46.390
13 906 佐々木 孝太 DL RECARO 86 DL K 14 22:46.418
14 97 柴田 優作 BS Bridgestone 神奈川トヨタ ☆ DTEC 86R 14 22:46.837
15 550 宗藤 昌太朗 BS Bridgestone 名神タイヤ86 14 22:46.926
16 988 井口 卓人 BS Bridgestone RECARO BRZ BS T 14 22:49.848
17 909 小暮 卓史 DL RECARO BRZ DL T 14 22:53.001
18 813 坂 裕之 DL MプランニングK2 アクセス DL86 14 22:58.920
19 293 岡本 大地 NX N Fera Sports 86 9 14:38.150
- 11 脇阪 寿一 BS Bridgestone Owltech 86 8 DNF
- 5 井上 尚志 BS Bridgestone まんさくレストアパーツBS86 8 DNF
- 70 伊東 黎明 DL OTG DL 86 7 DNF
[Professional Series]

予選

  • 開催日:2021/10/30
  • 天候:Fine
  • 路面:Dry
  • 決勝出走:22
  • (3.406km)
順位 No ドライバー タイヤ チーム マシン シャシー エンジン 周回数 Delay(Lap) ベストタイム ベストラップ タイム
1 31 青木 孝行 DL ケーエムエス フェニックス86 2 1:34.061
2 293 岡本 大地 NX Nfera Sport R86 2 1:34.275
3 7 堤 優威 BS Bridgestone muta BS カバナ86 2 1:34.335
4 369 平中 克幸 DL トヨタカローラGRカロリン86 3 1:34.455
5 521 川合 孝汰 BS Bridgestone 埼玉トヨペットGB 86 BS 2 1:34.478
6 82 谷口 信輝 DL KTMS 86 2 1:34.504
7 610 大島 和也 DL Team MDI/P 京都WM86 2 1:34.514
8 34 佐々木 雅弘 BS Bridgestone 小倉クラッチ REVO 86 BS GR86 2 1:34.518
9 10 菅波 冬悟 DL OTG TN滋賀 86 2 1:34.734
10 1 久保 凜太郎 BS Bridgestone RECARO × Rin BRZ BS 2 1:34.747
11 557 大西 隆生 BS Bridgestone オートバックス G・7AS 86 ポテンザ 2 1:34.848
12 160 吉田 広樹 BS Bridgestone 埼玉トヨペットGB 86 BS 3 1:34.865
13 11 脇阪 寿一 BS Bridgestone Owltech 86 2 1:34.959
14 988 井口 卓人 BS Bridgestone RECARO BRZ BS T 2 1:34.963
15 550 宗藤 昌太朗 BS Bridgestone 名神タイヤ86 2 1:35.074
16 906 佐々木 孝太 DL RECARO 86 DL K 2 1:35.086
17 5 井上 尚志 BS Bridgestone まんさくレストアパーツBS86 3 1:35.088
18 909 小暮 卓史 DL RECARO BRZ DL T 2 1:35.173
19 70 伊東 黎明 DL OTG DL 86 2 1:35.224
20 60 服部 尚貴 DL OTG DL 86 4 1:35.277
21 97 柴田 優作 BS Bridgestone 神奈川トヨタ ☆ DTEC 86R 2 1:35.396
22 813 坂 裕之 DL MプランニングK2 アクセス DL86 4 1:36.228