地頭所光(埼玉トヨペットGB/BS)が優勝!花里祐弥(埼玉トヨタ・エンドレス/BS)が3位!

  • 開催場所:岡山国際サーキット
  • 開催日:2021年10月16日(土) 〜 2021年10月16日(土)
TGR 86/BRZ Race クラブマンシリーズエキスパートクラス 第9戦 ブリヂストン装着選手が 優勝!

岡山国際サーキットのコースレイアウトは個性的であり、それだけに地元ドライバーが幅を利かせるステージでもある。このシリーズでもスポット参戦する地元ドライバーが活躍するシーンを何度も見てきた。西日本を代表するサーキットであり、多くのアマチュアドライバーが日々スポーツ走行を楽しんでいることで、地元ドライバーが高いスキルを磨き上げているのだろう。エントリー台数は27台。フル参戦している常連ドライバーだけでなく、地元ドライバー、そして久しぶりの参戦となるドライバーなど、さまざまな個性が集結した

●予選
エキスパートクラスの予選は、予定調和ではなかった。そのひとつは#33山崎竜生(DL)がトップタイムを奪ってみせたことだ。広島トヨタの社員ドライバーで、岡山国際サーキットで腕を磨いてきた地元ドライバー。まるでプロドライバーかと思うほど高いレベルでレースをしているフル参戦のレギュラー陣を押し退けて、ポールポジションを獲得したのだ。エキスパートクラスのドライバーが全体にヒートアップしていたのか、コースアウトやスピンもあった。コース上が混乱していただけでなく、イエローフラッグもあり、タイムアタックが妨げられてしまっていた。そのため良いタイムを2本揃えることが難しく、第9戦と第10戦の予選結果が大きく違うという結果になった。観客の立場で言えば、同じドライバーが同じように並ぶよりも面白いことは間違いないが、ドライバーにとってはやや不満が残る結果となった
セカンドベストタイムは、#522地頭所光(ブリヂストン)がトップとなり、第10戦のポールポジションを得た。地頭所はベストタイムから0.02秒しか差がなく、きっちりと2本のタイムを揃えた。

●決勝
スタート1.jpg
フロントローは、山崎と#703花里祐弥(ブリヂストン)。初のシリーズチャンピオン獲得のためにも、岡山大会での大量ポイントゲットを目指す花里にとっては、地元ドライバーを制する必要があった。昨年の岡山ラウンドの第1ヒートで優勝した自信もあった。しかしレースがスタートして早々、ミッショントラブルが発生。5速を失ってしまい、高速域の最後の伸びが出せない。その影響で、2周目、予選4位からスタートダッシュで3位となっていた地頭所に先行を許してしまう。さらにジリジリと離されて、結果として3位でチェッカーを受けた。
地頭所は山崎の背後にピタリと着けると、プレッシャーをかけながら、冷静にオーバーテイクのチャンスを狙っていた。フル参戦しているレギュラードライバーらしい落ち着きなのだろう。そして11周目、満を持してオーバーテイク、トップに立ち、今シーズン3勝目を挙げた。そのオーバーテイクシーンは見事で、タイミングも、ラインも、センスを感じさせるものだった。
地頭所.jpg
ブリヂストン装着勢は、表彰台の2人の他、5位には#358池島実紅、6位に#380菱井將文が入るなど、トップ10に6台が入った。
地頭所rd9.jpg花里rd9.jpg



レース結果

コース:岡山国際サーキット

[Clubman Series EXPERT]

決勝

  • 開催日:2021/10/16
  • 天候:Cloudy
  • 路面:Dry
  • 決勝出走:24
  • 完走:23
  • (3.703km x 12laps = 44.436km)
順位 No ドライバー タイヤ チーム マシン シャシー エンジン 周回数 Delay(Lap) ベストタイム ベストラップ タイム
1 522 地頭所 光 BS Bridgestone GBCAMP 86 12 22'39.911
2 33 山崎 竜生 DL 広島トヨタ GR Garage五日市 12 22'40.427
3 703 花里 祐弥 BS Bridgestone 埼玉トヨタ・エンドレス86 12 22'43.559
4 182 浜久保 太一 DL NOROSHI GR 小牧 86 12 22'45.761
5 358 池島 実紅 BS Bridgestone SUTEKINA BRZ 12 22'45.947
6 380 菱井 将文 BS Bridgestone 徳島トヨタBS86 12 22'46.387
7 556 呉 良亮 BS Bridgestone 86RACER'SIDI86 12 22'52.973
8 40 志賀 俊方 DL C.S.I Racing 86 12 22'53.412
9 38 神谷 裕幸 DL N中部GRG ミッドレス86 12 22'53.462
10 438 森口 優樹 BS Bridgestone GR西宮レーシング86BS 12 22'56.719
11 338 角谷 昌紀 DL ASAHISEISAKU86 12 22'57.360
12 311 石谷 豪志 BS Bridgestone C.S.I Racing 86 12 22'59.829
13 77 上野 浩 DL ボンバーPFCワコーズ86 12 23'00.653
14 201 萩本 賢一 BS Bridgestone 奈良トヨペットCR 86 BS 12 23'02.041
15 72 今西 隆大 DL がんばってね86 12 23'02.950
16 22 小峰 猛彦 DL モタスポ.net 86 12 23'05.956
17 315 舩井 俊仁 DL TEAM NAORYU KR BRZ 12 23'12.148
18 137 加賀美 綾佑 DL エヴァRT初号機 NMSP 86 12 23'12.344
19 112 石森 聖生 BS Bridgestone Owltech 86 12 23'12.442
20 886 今井 孝 BS Bridgestone NTP-G NAVUL GRG小牧86 12 23'14.105
21 2 伊藤 俊哉 DL サミット&ミッドランド86 12 23'20.267
22 177 松田 利之 BS Bridgestone ACCESS86 12 23'20.635
23 305 小川 涼介 DL TMS 制動屋 DL 86 12 23'20.730
- 93 古田 樹 DL カローラ福岡KEY 10 DL 86 0 DNF
[Clubman Series EXPERT]

予選

  • 開催日:2021/10/16
  • 天候:Cloudy
  • 路面:Dry
  • 決勝出走:24
  • (3.703km)
順位 No ドライバー タイヤ チーム マシン シャシー エンジン 周回数 Delay(Lap) ベストタイム ベストラップ タイム
1 33 山崎 竜生 DL 広島トヨタ GR Garage五日市 3 1'51.234
2 703 花里 祐弥 BS Bridgestone 埼玉トヨタ・エンドレス86 2 1'51.259
3 182 浜久保 太一 DL NOROSHI GR 小牧 86 2 1'51.343
4 522 地頭所 光 BS Bridgestone GBCAMP 86 3 1'51.497
5 380 菱井 将文 BS Bridgestone 徳島トヨタBS86 2 1'51.566
6 358 池島 実紅 BS Bridgestone SUTEKINA BRZ 2 1'51.619
7 40 志賀 俊方 DL C.S.I Racing 86 2 1'51.641
8 201 萩本 賢一 BS Bridgestone 奈良トヨペットCR 86 BS 2 1'51.658
9 438 森口 優樹 BS Bridgestone GR西宮レーシング86BS 2 1'51.709
10 556 呉 良亮 BS Bridgestone 86RACER'SIDI86 2 1'51.740
11 338 角谷 昌紀 DL ASAHISEISAKU86 2 1'51.757
12 311 石谷 豪志 BS Bridgestone C.S.I Racing 86 4 1'51.801
13 38 神谷 裕幸 DL N中部GRG ミッドレス86 3 1'51.833
14 72 今西 隆大 DL がんばってね86 3 1'51.872
15 77 上野 浩 DL ボンバーPFCワコーズ86 2 1'52.096
16 112 石森 聖生 BS Bridgestone Owltech 86 2 1'52.242
17 22 小峰 猛彦 DL モタスポ.net 86 3 1'52.263
18 137 加賀美 綾佑 DL エヴァRT初号機 NMSP 86 3 1'52.314
19 315 舩井 俊仁 DL TEAM NAORYU KR BRZ 2 1'52.549
20 177 松田 利之 BS Bridgestone ACCESS86 3 1'52.615
21 886 今井 孝 BS Bridgestone NTP-G NAVUL GRG小牧86 3 1'52.689
22 305 小川 涼介 DL TMS 制動屋 DL 86 3 1'52.814
23 2 伊藤 俊哉 YH サミット&ミッドランド86 2 1'52.878
24 93 古田 樹 DL カローラ福岡KEY 10 DL 86 2 1'53.314