吉田広樹がポールポジションを獲得。決勝も危なげない走りで初優勝を飾る!

  • 開催場所:岡山国際サーキット
  • 開催日:2022年11月19日(土) 〜 2022年11月20日(日)
TOYOTA GAZOO Racing GR86/BRZ Cup 2022 第5戦 プロフェッショナルシリーズ

今季より新型マシンが投入され、シリーズ名称も一新し、より一層話題を集めるようになったGR86/BRZ Cup。その最終大会が11月19〜20日に、岡山国際サーキットでダブルヘッダー大会として開催された。中低速コーナーが巧みに配置され、2本のストレートを間に挟んだコースは、極めてテクニカルな要素に満ちている。

鈴鹿での前戦に続いてレースウィークの天候は安定しており、練習走行は終始ドライコンディションに恵まれ、順調に各マシンのセットアップが進められていった。鈴鹿大会ではロングのテストを行うことができなかったチームもあったが、今回はどのチームも十分な走り込みができていたようだ。

予選前日の専有走行において、前回からプロフェッショナルシリーズに投入されたニュータイヤPOTENZA RE-09Dを装着してトップタイムをマークしたのは#160吉田広樹(ブリヂストン)。2番手には#10菅波冬悟(DL)、3番手は#522地頭所光(ブリヂストン)で、前戦で2位、3位となったドライバーが、引き続きその勢いを見せていた。

最終大会のプロフェッショナルシリーズのエントリー台数は36台となり、そのうち25台がRE-09Dを装着していた。

●予選
まさに「晴れの国おかやま」である。当初の予報では土曜、日曜日の天気は崩れるとされていたが、いざ本番を迎えると晴天に恵まれたからだ。今シーズン最初で最後のダブルヘッダー大会となる今大会では、予選のベストタイムが第5戦、そしてセカンドベストタイムが第6戦のグリッドとなる。

10時20分から行われた予選の計測時間はわずか15分。その間に2度アタックしなくてはならないから、ほぼ全ドライバーがコースオープンと同時に出走を開始した。専有走行で見せたスピードを維持しベストタイムでポールポジションを獲得したのは吉田。
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これに続いたのは#700阪口良平(ブリヂストン)で、3番手は#504冨林勇佑(DL)、4番手は#123松井孝允(DL)、5番手は菅波。
6番手に#121蒲生尚弥(ブリヂストン)、8番手に#34佐々木雅弘(ブリヂストン)、9番手には地頭所がつけ、POTENZA RE-09D装着ドライバーはトップ10のうち5台を占めた。
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●決勝
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第5戦決勝レースのスタート進行は、予選終了からちょうど4時間後に開始された。
36台が並んだグリッドから、誰より鋭いスタートを切ったのがポールシッターの吉田だった。一方、2番手の阪口はスタートで出遅れ、さらに1コーナーでの接触もあり、4番手に順位を落とし、2番手には冨林が浮上する。

1周目を終えたところで後続に1秒の差をつけた吉田は、2周目にファステストラップを記録してからは、第6戦に向けてタイヤを温存すべくタイムを抑えているのは明らかだった。そのため、冨林の接近を許すも、要所をしっかり抑えて逆転を許さない。

一方、先の接触に対するペナルティとして、阪口は6周目のドライビングスルーで順位を落とすことになる。4番手には佐々木、5番手には蒲生が上がってくる。特に10番手からスタートした佐々木は、1周目を終えた段階で6番手、3周目には蒲生もかわして勢いも十分。7周目には松井の背後に食らいつき、激しく3番手を争い合う。

トップの吉田は最後までタイヤを温存してペースを抑えた走りを続けながら、一度も後続からプレッシャーを受けずに12周を走破し、嬉しい初優勝を飾った。
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そして表彰台にはあと一歩のところで届かなかったが、佐々木が4位で今季最上位に。
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5位に久しぶりの参戦となった蒲生が入り、予選13番手から大きく順位を上げた#7堤優威(ブリヂストン)が7位、#98元嶋佑弥(ブリヂストン)が8位、10位が#988井口卓人(ブリヂストン)だった。トップ10のうち5台がブリヂストン装着車両となった。
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〈ドライバーコメント〉
●第5戦ブロフェッショナルシリーズ決勝レースで、優勝を飾った#160吉田広樹のコメント
「初優勝です。2017年にポールを獲った時は、服部(尚貴)さんに煽られまくりで(苦笑)自分の走りができないまま優勝できませんでした。そういった意味では、今日はスタートが決まったところで少し落ち着くことができました。ポイントも多く獲りたかったのでファステストラップにもチャレンジしました。明日に向けてタイヤを温存する、そういう走りをしたつもりなので、それが明日のレースにつながればいいなと思っています。僕は埼玉トヨペットさんにお世話になって4年目で、86レースは1年間休んでいたので、実質3年と1レースですが、スーパーGTやスーパー耐久では勝っていたのに、このカテゴリーだけ優勝ができていなくて。そういう意味ではチームに恩返しができたと思いますし、ブリヂストンがRE-09Dという新しいタイヤを投入して、それを結果で返せたので良かったです。ポールもブリヂストンユーザーでは今年初だったので、それが自分だったということが嬉しいですね」

レース結果

コース:岡山国際サーキット

[Professional Series]

決勝

  • 開催日:2022/11/20
  • 天候:Cloudy
  • 路面:Dry
  • 決勝出走:33
  • 完走:32
  • (3.703km x 12laps = 44.436km)
順位 No ドライバー タイヤ チーム マシン シャシー エンジン 周回数 Delay(Lap) ベストタイム ベストラップ タイム
1 7 堤 優威 BS Bridgestone T by Two カバナ BS GR86 12 21'42.805
2 10 菅波 冬悟 DL OTG TN滋賀 GR86 12 21'45.006
3 504 冨林 勇佑 DL エアバスターDL・GR86 12 21'45.522
4 121 蒲生 尚弥 BS Bridgestone tomicaネッツ兵庫 GR86 12 21'45.740
5 160 吉田 広樹 BS Bridgestone 埼玉トヨペットGB BS GR86 12 21'47.962
6 60 宮田 莉朋 DL OTG DL GR86 12 21'48.485
7 34 佐々木 雅弘 BS Bridgestone 小倉クラッチ REVO BS GR86 12 21'49.072
8 18 中山 雄一 BS Bridgestone IBARAKI TOYOPET GR86 12 21'49.900
9 98 元嶋 佑弥 BS Bridgestone 神奈川トヨタ ☆ DTEC GR86 12 21'51.026
10 82 谷口 信輝 BS Bridgestone KTMS GR86 12 21'51.425
11 123 松井 孝允 DL NETZ富山Racing GR86 12 21'52.091
12 11 脇阪 寿一 BS Bridgestone Owltech BS GR86 12 21'52.310
13 80 伊東 黎明 DL OTG DL GR86 12 21'53.738
14 988 井口 卓人 BS Bridgestone RECARO BS BRZ 12 21'53.911
15 293 岡本 大地 NX Nfera SportsR GR86 12 21'55.532
16 70 服部 尚貴 DL OTG DL GR86 12 21'56.414
17 199 平良 響 BS Bridgestone COROLLA MIE GR86 12 21'56.554
18 987 久保 凜太郎 BS Bridgestone RECARO BS BRZ 12 21'57.596
19 291 近藤 翼 NX Nfera SportsR GR86 12 21'59.331
20 112 石森 聖生 BS Bridgestone Owltech GR86 12 21'59.547
21 56 鶴賀 義幸 BS Bridgestone 栃木トヨタT2F BS GR86 12 22'02.438
22 550 宗藤 昌太朗 BS Bridgestone 名神タイヤGR86 12 22'02.989
23 703 花里 祐弥 BS Bridgestone 埼玉トヨタ・エンドレス BS GR86 12 22'05.023
24 5 井上 尚志 BS Bridgestone レストアパーツBSまんさくGR86 12 22'06.122
25 76 森川 基雄 BS Bridgestone ウィニング制動屋 NUTEC GR86 12 22'07.343
26 50 高島 登 BS Bridgestone 南船場炭火焼肉一閃GR86 12 22'09.597
27 556 呉 良亮 BS Bridgestone 86RACER' SIDI GR86 12 22'11.125
28 31 青木 孝行 BS Bridgestone ケーエムエス フェニックスGR86 12 22'11.412
29 910 坂 裕之 DL 佐藤重量 DL GR86 12 22'14.544
30 3 翁長 実希 NX KIMI GR86 12 22'19.816
31 700 阪口 良平 BS Bridgestone MOTUL TWS GR86 12 22'20.002
32 17 岡田 整 BS Bridgestone COVERS K-one GR86 12 22'21.547
- 770 石坂 瑞基 BS Bridgestone FORCE LABO カバナ GR86 6 DNF
[Professional Series]

予選

  • 開催日:2022/11/19
  • 天候:Fine
  • 路面:Dry
  • 決勝出走:36
  • (3.703km)
順位 No ドライバー タイヤ チーム マシン シャシー エンジン 周回数 Delay(Lap) ベストタイム ベストラップ タイム
1 504 冨林 勇佑 DL エアバスターDL・GR86 3 1'45.661
2 10 菅波 冬悟 DL OTG TN滋賀 GR86 3 1'46.011
3 60 宮田 莉朋 DL OTG DL GR86 2 1'46.067
4 123 松井 孝允 DL NETZ富山Racing GR86 4 1'46.086
5 160 吉田 広樹 BS Bridgestone 埼玉トヨペットGB BS GR86 3 1'46.128
6 121 蒲生 尚弥 BS Bridgestone tomicaネッツ兵庫 GR86 4 1'46.141
7 80 伊東 黎明 DL OTG DL GR86 3 1'46.166
8 7 堤 優威 BS Bridgestone T by Two カバナ BS GR86 3 1'46.376
9 98 元嶋 佑弥 BS Bridgestone 神奈川トヨタ ☆ DTEC GR86 3 1'46.391
10 18 中山 雄一 BS Bridgestone IBARAKI TOYOPET GR86 3 1'46.395
11 82 谷口 信輝 BS Bridgestone KTMS GR86 3 1'46.419
12 770 石坂 瑞基 BS Bridgestone FORCE LABO カバナ GR86 3 1'46.457
13 522 地頭所 光 BS Bridgestone GB CAMP BS GR86 3 1'46.550
14 56 鶴賀 義幸 BS Bridgestone 栃木トヨタT2F BS GR86 3 1'46.608
15 97 高橋 知己 BS Bridgestone 神奈川トヨタ ☆ DTEC GR86 3 1'46.625
16 34 佐々木 雅弘 BS Bridgestone 小倉クラッチ REVO BS GR86 4 1'46.691
17 70 服部 尚貴 DL OTG DL GR86 3 1'46.740
18 11 脇阪 寿一 BS Bridgestone Owltech BS GR86 3 1'46.749
19 31 青木 孝行 BS Bridgestone ケーエムエス フェニックスGR86 3 1'46.771
20 293 岡本 大地 NX Nfera SportsR GR86 3 1'46.788
21 550 宗藤 昌太朗 BS Bridgestone 名神タイヤGR86 4 1'46.831
22 199 平良 響 BS Bridgestone COROLLA MIE GR86 4 1'46.835
23 291 近藤 翼 NX Nfera SportsR GR86 3 1'46.864
24 988 井口 卓人 BS Bridgestone RECARO BS BRZ 3 1'46.967
25 987 久保 凜太郎 BS Bridgestone RECARO BS BRZ 3 1'47.027
26 703 花里 祐弥 BS Bridgestone 埼玉トヨタ・エンドレス BS GR86 4 1'47.055
27 910 坂 裕之 DL 佐藤重量 DL GR86 3 1'47.094
28 112 石森 聖生 BS Bridgestone Owltech GR86 3 1'47.121
29 5 井上 尚志 BS Bridgestone レストアパーツBSまんさくGR86 4 1'47.283
30 17 岡田 整 BS Bridgestone COVERS K-one GR86 4 1'47.375
31 55 鎌倉 裕貴 BS Bridgestone YS PRODUCE GR86 3 1'47.451
32 556 呉 良亮 BS Bridgestone 86RACER' SIDI GR86 5 1'47.492
33 50 高島 登 BS Bridgestone 南船場炭火焼肉一閃GR86 4 1'47.601
34 76 森川 基雄 BS Bridgestone ウィニング制動屋 NUTEC GR86 5 1'47.730
35 3 翁長 実希 NX KIMI GR86 4 1'48.152
- 700 阪口 良平 BS Bridgestone MOTUL TWS GR86 1 DNF