2022年 インディカー・シリーズ Rd.17 ラグナセカ

2022年9月11日、カリフォルニア州サリナス発。
本日行われたNTTインディカー・シリーズ第17戦ラグナセカの決勝において、デイル・コイン・レーシング・ウィズRWRのNo.51 Nurtec ODT ホンダを駆る佐藤琢磨は23位でフィニッシュしました。

琢磨は素晴らしいスタートを見せると、オープニングラップが終わるまでに22番グリッドから17番手までジャンプアップ。3ストップ作戦を選んだ琢磨は、16周目の最初のピットストップまでに8番手へと躍進します。さらに38周目の2度目のピットストップまでに、琢磨は18番手で走行しながら追い上げを試みました。レース中に他のマシーンと絡み、琢磨は親指を負傷してしまいましたが、その後も力強く走り続けます。そして68周目に3度目のピットストップを終えると、そのままのポジションでチェッカードフラッグを受けました。

今回の結果は、琢磨が期待していたものとは大きく異なっていましたが、今季のインディ、テキサス、ゲートウェイなどでの健闘は、チームに多くの知識と経験をもたらしました。
なお、今シーズンの17戦を戦い終えた琢磨のベストフィニッシュはゲートウェイでの5位、ベストグリッドはデトロイトでの2番グリッド。そしてシーズンを通じ、トップ10フィニッシュを4回、トップ10グリッドを6回果たしています。

■佐藤琢磨のコメント
「シーズン最終戦は本当に長い戦いとなりました！ スタートはとてもうまくいきましたが、レース戦略は、ドライバーによってマチマチでした。タイヤの特性のため、多くのドライバーが4ストップ戦略を選ぶ一方、僕たちは3ストップ戦略にこだわった影響で、ペースは上がりませんでした。しかも、僕はレース中に他のドライバーと絡んでしまい、もともとケガをしていた親指は、これで完全に骨折してしまいました。そのため、決していい1日ではありませんでしたが、それでも僕は懸命に走り続けました。今季、僕をサポートしてくださったすべての皆さまにお礼を申し上げます。デイル・コイン・レーシング・ウィズRWRの51号車を担当してくれたメカニックたちと今年、ともに戦えたことを光栄に思っています。今日のレースでいい結果を残せなかったのは残念ですが、とても楽しかったですし、チームの一員として戦えたことをこの上なく幸せに思っています」

（デイル・コイン・レーシング・ウィズRWRのプレスリリースより）