PN2クラスの山野哲也がV17を達成!

  • 開催場所:スポーツランドTAMADA
  • 開催日:2017年08月19日(土) 〜 2017年08月20日(日)

全日本ジムカーナ選手権第6戦は、広島市北部に位置するスポーツランドTAMADAが戦いの場となる。2003年に開催されて以来14年振りとなるTAMADAでの開催は、3年前の8月20日に広島市北部を襲った集中豪雨で多大な被害を受けたコース及び周辺道路の復興を意味し、全日本イベントが開催できるまでに復興させた関係者の努力に敬意を表したい。コースはミニサーキットであるスポーツランドTAMADAの外周・内周をほぼフルに使う設定。スタートして外周から一旦内周に入り、外周に戻って180度ターンを経て更に外周内周を複雑に走り、最後に3本パイロンでターンをしてゴール。高速コーナーあり、テクニカルコーナーありと、難易度が高く走り応えのある設定となる。決勝日は朝から快晴。真夏らしく気温は33度、路温は46度まで上がる暑い中130台の熱戦が繰り広げられた。


そんな中、PNクラスではRE-05Dを履くブリヂストン装着勢が活躍。PN2クラスでは山野哲也(アバルト124スパイダー/ブリヂストン)が5連勝でシリーズチャンピオンを決め、全日本ジムカーナでV17という記録を打ち立てる。PN3クラスではユウ(86/ブリヂストン)が今季4勝目と、参戦する3クラス中2クラスを制覇。RE-05Dのポテンシャルの高さを示す結果となった。PN1クラスでは地元広島勢が活躍し、奥山和宏(ロードスター/ブリヂストン)が2位、高屋隆一(スイフト/ブリヂストン)が3位と、それぞれ表彰台の一角を占めた。また、RE-11Sを履くN・SA・SCクラスのPOTENZA装着勢は、全車が駆動輪にTYPE WH2を選択。高い路温に適したコンパウンドの特性を活かし、SCクラスで西原正樹(WRX/ブリヂストン)が今季5勝目を挙げ、シリーズチャンピオンの座に着く。また、優勝は惜しくも逃したものの、SA3クラスで西森顕(NSX/ブリヂストン)が2位、SA4クラスで菱井将文(ランサー/ブリヂストン)が2位と、それぞれ活躍を見せた。

山野2.jpg

<PN2クラス優勝、POTENZA RE-05D装着>(2006年以降にJAF登録された1600cc超の2WD車。改造範囲が最も狭い)
山野哲也(アバルト124スパイダー/ブリヂストン)が、1本目にトップタイムをマーク。2本目は僅かにタイムダウンしたものの、ライバルを寄せ付けない走りで第2戦から怒濤の5連勝。あと2戦を残して早々にシリーズチャンピオンの座を射止める結果となる。2位には同じくRE-05Dを履く河本晃一(Z/ブリヂストン)が入る。
●山野哲也「今季開幕戦はまだアバルト124スパイダーというクルマを投入したばかりでセットアップに苦しみましたが、第2戦以降はクルマの開発が進んでどんどん速くなってきました。RE-05Dもグリップが高く、特に高温に強いという特性にかなり助けられた感があります。今回でV17、単勝でも97回目の優勝は、全てPOTENZAに支えられてきた記録であり、強いタイヤを作り続けてくれているブリヂストンに感謝しつつ、この記録を更に伸ばす様に頑張りたいと思います。」

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<PN3クラス優勝、POTENZA RE-05D装着>(2012年以降にJAF登録された1600cc超の新型2WD車。改造範囲が最も狭い)
夏休みを利用して一週間前から広島入りし、セットアップを重ねて必勝態勢だったユウ(86/ブリヂストン)だが、何と水曜日にクルマを壊して万事休す。しかし、チーム員の助けで別のクルマ借り、パーツを移植して本戦に間に合わせ、渾身の走りで1本目にトップタイムをマーク。そのタイムを守りきって今季4勝目を挙げる。
●ユウ「ここで勝つか勝たないかでシリーズタイトルの行方が大きく変わるので、何としても勝ちたいという思いで早くから走り込みをしたのですが、ちょっと困ったことになっちゃって・・・。しかし、その走り込みでセットアップした数字を元に移植したクルマを仕上げたところうまくいったので、やったことが無駄にはならなかったですね。前回から投入した225サイズですが、前回はデフのセッティングが合わず使いこなせなかったです。しかし今回は225サイズならではの美味しいところを見つけ、それを活かすセッティングができたことが勝因ですね。」

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<SCクラス優勝、POTENZA RE-11S TYPE WH2 装着>(改造範囲がかなり広い)
14年前にもここTAMADAで当時のN4クラスで優勝している西原正樹(WRX/ブリヂストン)が、1本目からトップタイムをマークして健在ぶりを示し、そのまま逃げ切って今季5勝目を挙げ、2012年以来5年振りとなるシリーズチャンピオン座を手中に収める。
●西原正樹「今回金曜日からの走り込みでセットアップを重ねてきたのですが、SA4クラスのトップには追いつかず、今日もSCクラスでは勝てたものの5/100秒差でオーバーオールの逃してしまいました。それがちょっと悔しいです。2本目にもタイヤ変更ができるSCクラスの利を活かして1本目・2本目ともWH2の新品を投入しました。WH2は全くの新品状態でのゼロスタートでも強大なグリップを発揮してくれるので、安心して攻めることができます。もう少し煮詰めて次回はオーバーオールを穫りたいですね。」


※タイヤ装着シェア(併催クラスを除く総出場台数123台中)
BRIDGESTONE:32台(26.0%)/DUNLOP:48台(39.0%)/YOKOHAMA:42台(34.1%)/TOYO:1台(0.8%)

レース結果

コース:スポーツランドTAMADA

[PN-1クラス]

決勝

  • 開催日:2017/08/19
  • 天候:Fine
  • 路面:Dry
  • 路面温度:1回目:34℃ 2回目:43℃
  • 決勝出走:21
  • 完走:21
順位 No ドライバー タイヤ チーム マシン シャシー エンジン 周回数 Delay(Lap) ベストタイム ベストラップ タイム
1 21 斉藤 邦夫 YH マツダ ロードスター 1 1:13.967
2 5 奥山 和宏 BS Bridgestone マツダ ロードスター 1 1:14.626
3 14 高屋 隆一 BS Bridgestone スズキ スイフト 1 1:14.698
4 18 上野 健司 DL マツダ ロードスター 1 1:15.018
5 19 深川 敬暢 DL マツダ ロードスター 2 1:15.230
6 20 福田 大輔 DL マツダ ロードスター 2 1:15.321
7 16 小林 キュウテン YH マツダ ロードスター 2 1:15.468
8 9 片岡 一司 DL マツダ ロードスター 2 1:15.549
9 6 米澤 匠 DL マツダ ロードスター 2 1:15.577
10 17 箕輪 雄介 YH スズキ スイフト 2 1:15.878

レース結果

コース:スポーツランドTAMADA

[PN-2クラス]

決勝

  • 開催日:2017/08/19
  • 天候:Fine
  • 路面:Dry
  • 路面温度:1回目:35℃ 2回目:43℃
  • 決勝出走:9
  • 完走:9
順位 No ドライバー タイヤ チーム マシン シャシー エンジン 周回数 Delay(Lap) ベストタイム ベストラップ タイム
1 30 山野 哲也 BS Bridgestone アバルト124スパイダー 1 1:13.086
2 27 河本 晃一 BS Bridgestone ニッサン フェアレディZ 1 1:13.679
3 29 松本 敏 DL アバルト124スパイダー 1 1:14.276
4 28 小林 誠司 YH ホンダ シビック FD2 1 1:14.489
5 25 梅澤 高志 YH ホンダ シビック FD2 1 1:14.830
6 24 志賀野 浩 BS Bridgestone ニッサン フェアレディZ 1 1:14.881
7 26 松本 悟 YH ホンダ シビック FD2 1 1:15.016
8 23 野口 弘毅 YH ホンダ シビック FD2 1 1:15.434
9 22 小林 圭司 YH ホンダ シビック FK2 1 1:18.297

レース結果

コース:スポーツランドTAMADA

[PN-3クラス]

決勝

  • 開催日:2017/08/19
  • 天候:Fine
  • 路面:Dry
  • 路面温度:1回目:36℃ 2回目:43℃
  • 決勝出走:20
  • 完走:20
順位 No ドライバー タイヤ チーム マシン シャシー エンジン 周回数 Delay(Lap) ベストタイム ベストラップ タイム
1 49 ユウ BS Bridgestone トヨタ 86 1 1:13.212
2 48 川北 忠 DL スバル BRZ 1 1:13.498
3 39 難波 眞 BS Bridgestone マツダ ロードスター RF 1 1:13.873
4 50 西野 洋平 BS Bridgestone トヨタ 86 2 1:14.582
5 47 天満 清 YH マツダ ロードスター RF 1 1:14.645
6 43 松村 正吾 DL マツダ ロードスター RF 2 1:14.763
7 45 大江 光輝 BS Bridgestone スバル BRZ 1 1:14.940
8 46 山口 克之 DL トヨタ 86 1 1:14.946
9 44 抱 博高 DL トヨタ 86 1 1:15.029
10 37 山下 友秀 DL スバル BRZ 1 1:15.130

レース結果

コース:スポーツランドTAMADA

[SA-1クラス]

決勝

  • 開催日:2017/08/19
  • 天候:Fine
  • 路面:Dry
  • 路面温度:1回目:39℃ 2回目:45℃
  • 決勝出走:13
  • 完走:13
順位 No ドライバー タイヤ チーム マシン シャシー エンジン 周回数 Delay(Lap) ベストタイム ベストラップ タイム
1 74 若林 拳人 YH ホンダ CR-X 1 1:12.526
2 73 小武 拓矢 YH ホンダ CR-X 1 1:12.755
3 75 志村 雅紀 YH ホンダ シビック EK9 1 1:12.910
4 66 織田 拓也 DL ホンダ シビック EK9 1 1:13.493
5 67 安木 美徳 BS Bridgestone ホンダ シビック EK9 1 1:13.600
6 72 近藤 岳士 YH ホンダ CR-X 1 1:13.651
7 68 阿戸 幸成 YH ホンダ シビック EK9 2 1:13.907
8 71 一色 健太郎 DL ホンダ シビック EK9 2 1:13.945
9 69 服部 諒一 DL ホンダ CR-X 1 1:14.204
10 65 田中 康一 BS Bridgestone ホンダ シビック EK9 1 1:14.217

レース結果

コース:スポーツランドTAMADA

[SA-2クラス]

決勝

  • 開催日:2017/08/19
  • 天候:Fine
  • 路面:Dry
  • 路面温度:1回目:39℃ 2回目:45℃
  • 決勝出走:14
  • 完走:14
順位 No ドライバー タイヤ チーム マシン シャシー エンジン 周回数 Delay(Lap) ベストタイム ベストラップ タイム
1 89 澤平 直樹 YH ホンダ インテグラ DC2 2 1:12.495
2 87 高江 淳 DL ホンダ インテグラ DC2 1 1:12.896
3 85 佐藤 巧 YH ホンダ インテグラ DC2 2 1:12.978
4 86 小林 規敏 DL ホンダ インテグラ DC2 1 1:12.985
5 88 朝山 崇 DL ホンダ インテグラ DC2 1 1:13.120
6 80 佃 真治 YH ホンダ インテグラ DC2 1 1:13.401
7 78 井上 洋 YH ホンダ インテグラ DC2 2 1:13.808
8 84 水野 俊亮 BS Bridgestone ホンダ インテグラ DC2 2 1:14.016
9 83 隅田 敏昭 YH ホンダ インテグラ DC2 2 1:14.053
10 82 SHUN BS Bridgestone ホンダ インテグラ DC2 1 1:14.082

レース結果

コース:スポーツランドTAMADA

[SA-3クラス]

決勝

  • 開催日:2017/08/19
  • 天候:Fine
  • 路面:Dry
  • 路面温度:1回目:40℃ 2回目:45℃
  • 決勝出走:10
  • 完走:10
順位 No ドライバー タイヤ チーム マシン シャシー エンジン 周回数 Delay(Lap) ベストタイム ベストラップ タイム
1 98 小俣 洋平 DL マツダ RX-7 2 1:11.652
2 99 西森 顕 BS Bridgestone ホンダ NSX 1 1:12.171
3 95 梅村 伸一郎 DL ロータス エキシージ 2 1:12.919
4 97 鰐部 光二 DL マツダ RX-7 1 1:13.123
5 94 久保 真吾 DL ロータス エキシージS 2 1:13.346
6 93 野本 栄次 BS Bridgestone マツダ RX-7 1 1:13.943
7 91 藤井 雅裕 YH マツダ RX-7 1 1:14.077
8 92 大橋 政哉 YH マツダ RX-7 1 1:14.641
9 96 堤 信久 YH ホンダ NSX 2 1:14.669
10 90 勝田 裕貴 DL ロータス エキシージ 2 1:19.053

レース結果

コース:スポーツランドTAMADA

[SA-4クラス]

決勝

  • 開催日:2017/08/19
  • 天候:Fine
  • 路面:Dry
  • 路面温度:1回目:41℃ 2回目:46℃
  • 決勝出走:10
  • 完走:10
順位 No ドライバー タイヤ チーム マシン シャシー エンジン 周回数 Delay(Lap) ベストタイム ベストラップ タイム
1 109 津川 信次 DL 三菱 ランサーエボリューション 1 1:09.186
2 110 菱井 将文 BS Bridgestone 三菱 ランサーエボリューション 1 1:09.249
3 108 飯坂 忠司 BS Bridgestone 三菱 ランサーエボリューション 2 1:09.891
4 105 佐藤 裕樹 DL 三菱 ランサーエボリューション 2 1:11.624
5 103 石元 啓介 BS Bridgestone 三菱 ランサーエボリューション 1 1:11.658
6 106 金本 辰也 DL 三菱 ランサーエボリューション 2 1:11.730
7 107 山田 拓 YH スバル インプレッサ WRX 2 1:12.368
8 101 多田 淳 DL 三菱 ランサーエボリューション 2 1:12.785
9 104 米田 順一 DL 三菱 ランサーエボリューション 2 1:12.863
10 100 中村 孝 BS Bridgestone 三菱 ランサーエボリューション 1 1:13.749

レース結果

コース:スポーツランドTAMADA

[SCクラス]

決勝

  • 開催日:2017/08/19
  • 天候:Fine
  • 路面:Dry
  • 路面温度:1回目:42℃ 2回目:46℃
  • 決勝出走:14
  • 完走:14
順位 No ドライバー タイヤ チーム マシン シャシー エンジン 周回数 Delay(Lap) ベストタイム ベストラップ タイム
1 124 西原 正樹 BS Bridgestone スバル インプレッサ WRX 1 1:09.231
2 122 野中 信宏 TY 三菱 ランサーエボリューション 1 1:10.013
3 114 野尻 隆司 DL 三菱 ランサーエボリューション 1 1:11.363
4 118 田辺 剛 DL 三菱 ランサーエボリューション 1 1:11.413
5 123 大橋 渡 DL スバル インプレッサ WRX 2 1:11.679
6 121 小川 謙輔 DL スバル インプレッサ WRX 2 1:12.639
7 119 山越 義昌 BS Bridgestone ホンダ シビック EG6 1 1:12.689
8 116 野原 博司 YH ホンダ CR-X 1 1:13.410
9 117 久保田 尊治 BS Bridgestone ホンダ シビック EG6 2 1:13.931
10 115 町田 和雄 YH ホンダ シティ 1 1:14.835