PN2クラス 山野哲也とPN3クラス ユウがシリーズチャンピオン獲得!POTENZA装着勢は4クラス制覇!

  • 開催場所:スポーツランドSUGO 西コース
  • 開催日:2018年08月05日(日) 〜 2018年08月05日(日)
2018年 全日本ジムカーナ選手権 第7戦

全日本ジムカーナ選手権第7戦が、宮城県南部に位置するスポーツランドSUGO 西コースで開催された。2011年以来7年振りとなるSUGOでの開催に94台が熱戦を繰り広げた。 コースはカートコースだが、ショートカットシケインで前半と後半に分かれ、前半は360度ターンが1回、後半は8の字ターンと180度ターンと、狭い場所でのターンをこなし、あとはカートコースなりの走り方を要求される難易度の高い設定となる。 朝から真夏の太陽が照りつけ、スタート時で気温30℃、路温35℃。その後ジリジリと上がり続け、2本目には気温35度、路温47度まで上がる。1本目の途中に曇ってパラッと雨も降ったものの路面への影響はほとんどなく、また晴れ間が広がるという展開であった。 その中、RE-05Dを履くPNクラスのPOTENZA装着勢は、PN2クラスで山野哲也(アバルト124スパイダー/ブリヂストン)が今季5勝目で早くもシリーズチャンピオンを決める。更にPN3クラスでもユウ(86/ブリヂストン)が5連勝でこちらもシリーズチャンピオンを決める。共に2年連続でのチャンピオン獲得で、RE-05Dの変わらぬ優位性を証明してみせた。 RE-11Sを履くSAクラスとSCクラスでは、ほぼ全てのPOTENZA装着勢が駆動輪にTYPE WH2を選択。高温路面でのグリップ力の高さを活かし、SA3クラスで西森顕(NSX/ブリヂストン)が今季2勝目、SA4クラスでも菱井将文(ランサー/ブリヂストン)が今季2勝目を挙げ、それぞれシリーズランキングのトップを追う展開となる。

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<PN2クラス優勝、POTENZA RE-05D装着>(2006年以降にJAF登録された1600cc超の2WD車。改造範囲が最も狭い) 今季4勝していてシリーズチャンピオンに王手をかけていた山野哲也(アバルト124スパイダー/ブリヂストン)が、1本目からトップタイムをマーク。そのまま逃げ切って今季5勝目を挙げ、見事2年連続18回目のシリーズチャンピオンに輝く。河本晃一(フェアレディZ/ブリヂストン)が2位、松本悟(シビック/ブリヂストン)が3位と、表彰台をBSの赤い帽子で独占。 ●山野哲也「シリーズチャンピオンを決めることができ、とても嬉しく思っています。今回はトップタイムを出せるのは1本目しかないと思っていました。どんどん気温も上がるし午後には雨の予報もあり、PN2クラスはまだそれほど気温の高くない9時前には走るので、1本目勝負と決め、タイヤの発動も早くしながら難易度の高いパイロンセクションを確実に走れるセッティングを選択しました。それが功を奏し、1本目にトップタイムを出すことが出来ました。2本目は路温の上昇や路面の状態の悪化からタイムダウンしましたが、落ち幅は他社のタイヤより少なく、RE-05Dのポテンシャルの高さを証明できたかなと思っています。シリーズチャンピオンという栄誉は僕にとって大きな財産です。また次のシリーズチャンピオンを目指してこれからも頑張り続けようと思います。」

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<PN3クラス優勝、POTENZA RE-05D装着>(2012年以降にJAF登録された1600cc超2000cc以下のRWD車。改造範囲が最も狭い) PN2クラスの山野哲也と同じくシリーズチャンピオンに王手をかけていたユウ(86/ブリヂストン)が、1本目にトップに立ち、そのまま逃げ切って5連勝。3戦を残して2年連続シリーズチャンピオンを決める。西野洋平(86/ブリヂストン)もユウに次ぐ2位に入る。 ●ユウ「今日は1本目の路気温がRE-05Dにとってベストな状態でしたね。スタートからベストパフォーマンスを発揮してくれました。タイヤがフレッシュな1本目にタイムを出す作戦が当たりでした。2本目は路面のラバーの影響で少し引っかかる感じでタイムは落ちたので、1本目に出しておいてよかったです。これで2年連続のチャンピオン獲得です。あと3戦ありますので、有効7戦の満点チャンプを目指して頑張りたいです。」

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<SA3クラス優勝、POTENZA RE-11S TYPE WS3(フロント)WH2(リア)装着>(1,600cc超の後輪駆動車。改造範囲が広い) 1本目に驚異的なトップタイムを出しながらパイロンタッチを犯して下位低迷だった西森顕(NSX/ブリヂストン)だが、2本目はキッチリ走ってトップタイムを出し、前戦に続いて優勝。渡辺公(NSX/ブリヂストン)も2位に入る活躍を見せた。 ●西森顕「前戦に続き、仕事の関係で金曜日に走ることが出来ず、土曜日からの参戦となってしまいました。でもそれが逆に良かったのではないかと今では思っています。と言うのも、金曜日・土曜日は酷暑で路温もかなり高い状態でした。皆さんはそれでセッティングをして今日も酷暑を予想されていたのではと思います。私は土曜日こそ酷暑の中を走りましたが、決勝日の気温や路温は少し低くなるのではと予想し、柔軟な対応ができたのが勝因でしょう。また、タイヤ選択ですが、最初は前戦と同じく前後にWH2を履く予定でした。しかし、1本目はあまり路温が上がらない、午後は曇りまたは雨の予報もあったので、フロントだけWS3を履きました。NSXは後輪は温まりが早いのに対し前輪は遅いので、フロントWS3というのは今回は正解でした。2本目に雨の予報があるため1本目にタイムを残さないといけない状況でシケインでパイロンタッチをしてしまい、気分的に落ち込んでいたのですが、SA4クラスの菱井選手をはじめ周りの選手からもう少しシケインのスピードを落としても大丈夫だから確実に抜けろとアドバイスを頂き、2本目は丁寧に走りました。シケインで落としすぎたかなという懸念もあったのですが、結果的にそれが優勝に結びついたんだと思います。皆様のおかげです。」

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<SA4クラス優勝、POTENZA RE-11S TYPE WH2装着>(4WD車。改造範囲が広い) 1本目は前半の360度ターンへの進入でまさかのハーフスピンを喫し、大きくタイムロスしてしまった菱井将文(ランサー/ブリヂストン)だが、2本目はミスなく走りきって2連勝。また、2位には飯坂忠司(ランサー/ブリヂストン)が入る。 ●菱井将文「辛うじて首の皮一枚繋がっています。1本目は大チョンボをしてしまいました。タイヤ的には1本目はかなり良かったです。ここの路面とWH2との相性は抜群ですね。しかし2本目は路面にラバーが乗って全然ダメな状況でした。だから1本目にキッチリ走っていれば異次元のタイムが出せたのではと悔しい思いもあります。でもそれは他社のタイヤも同じなので、ライバルである津川信次選手(ランサー/DL)の1本目のパイロンタッチに救われた感もあります。2本目勝負となり、ライバルはまたパイロンタッチしてしまいましたが、2本目の生タイムではライバルを上回っており、WH2の優位性を示すことができたかなと思っています。次戦は得意とするフルパイロンコースのイオックスアローザです。1戦でも落とすとチャンピオンを逃す状況なので、頑張りたいと思います。」


★ブリヂストン レースタイヤエンジニア 本田 真悟
気温・路温とも高く、粗い路面を旋回している時間の長いコース設定で、RE05D・RE11Sともに、いかんなくタイヤ性能を発揮できたものと思います。その結果として、PN2クラスでは表彰台を独占、PN3・SA3・SA4の各クラスでは1-2位を獲得、SCクラスで2位を獲得でき、優勝および表彰台を獲得してくれたドライバーの方々に感謝します。
今回の結果で、PN2クラスでは山野選手、PN3クラスではユウ選手がシリーズチャンピオンシップを獲得し、シーズンを通してRE05Dのタイヤ性能の高さを証明してくれたことを感謝します。また、チャンピオン獲得、おめでとうございます。残り3戦、SA3およびSA4クラスでは、チャンピオンシップ獲得の可能性も残っており、その可能性に向けて、サポートしていきますので、応援よろしくお願いします。

レース結果

コース:スポーツランドSUGO 西コース

[PN-1クラス]

決勝

  • 開催日:2018/08/05
  • 天候:Fine-Cloudy-Fine
  • 路面:Dry
  • 路面温度:1回目:35℃ 2回目:43℃
  • 決勝出走:13
  • 完走:13
順位 No ドライバー タイヤ チーム マシン シャシー エンジン 周回数 Delay(Lap) ベストタイム ベストラップ タイム
1 13 斉藤 邦夫 YH マツダ ロードスター 1 1:25.860
2 12 福田 大輔 DL マツダ ロードスター 2 1:26.820
3 1 上野 健司 DL マツダ ロードスター 1 1:26.891
4 11 深川 敬暢 DL マツダ ロードスター 1 1:26.967
5 6 米澤 匠 DL マツダ ロードスター 1 1:27.089
6 10 小林 キュウテン YH マツダ ロードスター 1 1:27.274
7 8 箕輪 雄介 YH マツダ ロードスター 1 1:27.416
8 9 菊池 功悦 DL マツダ ロードスター 1 1:27.688
9 7 小林 規敏 DL マツダ ロードスター 2 1:27.841
10 3 亀山 伸一 YH マツダ ロードスター 1 1:28.209

レース結果

コース:スポーツランドSUGO 西コース

[PN-2クラス]

決勝

  • 開催日:2018/08/05
  • 天候:Fine-Cloudy-Fine
  • 路面:Dry
  • 路面温度:1回目:36℃ 2回目:45℃
  • 決勝出走:14
  • 完走:14
順位 No ドライバー タイヤ チーム マシン シャシー エンジン 周回数 Delay(Lap) ベストタイム ベストラップ タイム
1 27 山野 哲也 BS Bridgestone アバルト124スパイダー 1 1:24.974
2 26 河本 晃一 BS Bridgestone ニッサン フェアレディZ 1 1:25.768
3 20 松本 悟 BS Bridgestone ホンダ シビック FD2 1 1:27.038
4 24 工藤 典史 YH ホンダ シビック FD2 1 1:27.163
5 22 志賀野 浩 BS Bridgestone ニッサン フェアレディZ 1 1:27.214
6 25 松本 敏 DL アバルト124スパイダー 2 1:27.576
7 19 稲木 亨 DL アバルト124スパイダー 1 1:27.790
8 23 中根 康仁 DL スズキ スイフト 2 1:28.344
9 18 阪本 芳司 BS Bridgestone スズキ スイフト 1 1:28.462
10 16 いながわ ひろゆき BS Bridgestone スズキ スイフト 1 1:28.549

レース結果

コース:スポーツランドSUGO 西コース

[PN-3クラス]

決勝

  • 開催日:2018/08/05
  • 天候:Fine-Cloudy-Fine
  • 路面:Dry
  • 路面温度:1回目:36℃ 2回目:47℃
  • 決勝出走:16
  • 完走:16
順位 No ドライバー タイヤ チーム マシン シャシー エンジン 周回数 Delay(Lap) ベストタイム ベストラップ タイム
1 43 ユウ BS Bridgestone トヨタ 86 1 1:24.894
2 41 西野 洋平 BS Bridgestone トヨタ 86 1 1:25.560
3 42 川北 忠 DL スバル BRZ 1 1:26.429
4 33 藤原 雄司 BS Bridgestone スバル BRZ 1 1:26.766
5 40 天満 清 YH マツダ ロードスター RF 1 1:26.964
6 29 森田 国治 BS Bridgestone スバル BRZ 2 1:27.407
7 37 大坪 伸貴 YH スバル BRZ 1 1:27.966
8 39 山口 克之 DL トヨタ 86 1 1:28.081
9 36 佐藤 宏明 DL トヨタ 86 1 1:28.113
10 28 青木 康治 DL スバル BRZ 1 1:28.238

レース結果

コース:スポーツランドSUGO 西コース

[SA-1クラス]

決勝

  • 開催日:2018/08/05
  • 天候:Fine-Cloudy-Fine
  • 路面:Dry
  • 路面温度:1回目:35℃ 2回目:47℃
  • 決勝出走:14
  • 完走:14
順位 No ドライバー タイヤ チーム マシン シャシー エンジン 周回数 Delay(Lap) ベストタイム ベストラップ タイム
1 57 若林 拳人 YH ホンダ CR-X 1 1:24.087
2 54 志村 雅紀 YH ホンダ シビック EK9 1 1:24.100
3 55 小武 拓矢 YH ホンダ CR-X 2 1:24.135
4 46 下河辺 友貴 DL ホンダ CR-X 1 1:24.426
5 56 一色 健太郎 DL ホンダ シビック EK9 2 1:24.647
6 51 合田 尚司 YH ホンダ シビック EK9 1 1:25.018
7 48 阿戸 幸成 YH ホンダ シビック EK9 1 1:25.255
8 52 服部 諒一 DL ホンダ CR-X 2 1:25.265
9 47 武田 秀樹 YH ホンダ シビック EK9 1 1:25.415
10 49 安木 美徳 BS Bridgestone ホンダ シビック EK9 1 1:25.422

レース結果

コース:スポーツランドSUGO 西コース

[SA-2クラス]

決勝

  • 開催日:2018/08/05
  • 天候:Fine-Cloudy-Fine
  • 路面:Dry
  • 路面温度:1回目:36℃ 2回目:46℃
  • 決勝出走:7
  • 完走:7
順位 No ドライバー タイヤ チーム マシン シャシー エンジン 周回数 Delay(Lap) ベストタイム ベストラップ タイム
1 61 佐藤 巧 YH ホンダ インテグラ DC2 1 1:23.892
2 63 朝山 崇 DL ホンダ インテグラ DC2 2 1:24.609
3 62 澤平 直樹 YH ホンダ インテグラ DC2 2 1:24.971
4 58 水野 俊亮 YH ホンダ インテグラ DC2 1 1:25.127
5 59 西井 将宏 DL ホンダ インテグラ DC2 1 1:25.345
6 60 SHUN BS Bridgestone ホンダ インテグラ DC2 2 1:25.796
7 64 高江 淳 DL ホンダ インテグラ DC2 2 1:29.084

レース結果

コース:スポーツランドSUGO 西コース

[SA-3クラス]

決勝

  • 開催日:2018/08/05
  • 天候:Fine-Cloudy-Fine
  • 路面:Dry
  • 路面温度:1回目:35℃ 2回目:44℃
  • 決勝出走:11
  • 完走:11
順位 No ドライバー タイヤ チーム マシン シャシー エンジン 周回数 Delay(Lap) ベストタイム ベストラップ タイム
1 74 西森 顕 BS Bridgestone ホンダ NSX 2 1:23.661
2 73 渡辺 公 BS Bridgestone ホンダ NSX 2 1:24.113
3 75 小俣 洋平 DL マツダ RX-7 2 1:24.590
4 72 久保 真吾 DL ロータス エキシージS 1 1:24.817
5 71 鰐部 光二 DL マツダ RX-7 1 1:26.062
6 68 金子 進 YH ロータス エキシージ 2 1:27.464
7 70 葛西 悠治 BS Bridgestone マツダ RX-7 1 1:27.579
8 69 梅村 伸一郎 DL ロータス エキシージ 2 1:27.931
9 65 堤 信久 DL ホンダ NSX 1 1:28.248
10 67 大橋 政哉 YH マツダ RX-7 2 1:29.838

レース結果

コース:スポーツランドSUGO 西コース

[SA-4クラス]

決勝

  • 開催日:2018/08/05
  • 天候:Fine-Cloudy-Fine
  • 路面:Dry
  • 路面温度:1回目:37℃ 2回目:44℃
  • 決勝出走:7
  • 完走:7
順位 No ドライバー タイヤ チーム マシン シャシー エンジン 周回数 Delay(Lap) ベストタイム ベストラップ タイム
1 81 菱井 将文 BS Bridgestone 三菱 ランサーエボリューション 2 1:21.844
2 80 飯坂 忠司 BS Bridgestone 三菱 ランサーエボリューション 1 1:22.321
3 79 佐藤 裕樹 DL 三菱 ランサーエボリューション 1 1:23.300
4 77 高瀬 昌史 DL 三菱 ランサーエボリューション 1 1:23.502
5 76 佐柄 英人 DL 三菱 ランサーエボリューション 1 1:23.767
6 78 山田 拓 YH スバル インプレッサ WRX 2 1:25.249
7 82 津川 信次 DL 三菱 ランサーエボリューション 1 1:26.009

レース結果

コース:スポーツランドSUGO 西コース

[SCクラス]

決勝

  • 開催日:2018/08/05
  • 天候:Fine-Cloudy-Fine
  • 路面:Dry
  • 路面温度:1回目:38℃ 2回目:44℃
  • 決勝出走:12
  • 完走:12
順位 No ドライバー タイヤ チーム マシン シャシー エンジン 周回数 Delay(Lap) ベストタイム ベストラップ タイム
1 91 野尻 隆司 DL 三菱 ランサーエボリューション 2 1:21.495
2 94 西原 正樹 BS Bridgestone スバル インプレッサ WRX 2 1:21.584
3 92 牧野 タイソン DL 三菱 ランサーエボリューション 2 1:22.269
4 90 野中 信宏 TY 三菱 ランサーエボリューション 1 1:22.670
5 89 高橋 和浩 DL 三菱 ランサーエボリューション 2 1:22.846
6 93 大橋 渡 DL スバル インプレッサ WRX 2 1:23.188
7 88 山越 義昌 BS Bridgestone ホンダ シビック EG6 1 1:24.837
8 87 久保田 尊治 BS Bridgestone ホンダ シビック EG6 1 1:25.511
9 86 町田 和雄 YH ホンダ シティ 1 1:26.488
10 83 松本 大 DL ホンダ シビック EK9 1 1:26.506