2022オートバックス全日本カート選手権OKシリーズ第1戦

2022オートバックス全日本カート選手権OKシリーズ第1戦／第2戦が4月23～24日の2日間、栃木県・モビリティリゾートもてぎ北ショートコース開催された。
例年より2週間ほど遅く開幕を迎えた今シーズン。レースウィークは想定以上に気温が上昇し、金曜、土曜日と夏日を記録するほど。
今季のOKクラスは32台がエントリーし、ブリヂストンは大多数となる21台にスペシャルコンパウンドタイヤを供給する。
土曜日に2グループに分かれて行われたタイムトライアル。コースレコードを更新した三村壮太郎（RosaDragoCorse、RosaDragoCorse/TM/ブリヂストン）だったが、コースイン直後のスロー走行が進路妨害とされファーストタイムを抹消。かわってQP総合トップとなったのは、もてぎを地元とするルーキーの小田優（DragoCorse、DragoCorse/TM/ブリヂストン）、2番手には半田昌宗（Team WOLF、CRG/TM/ブリヂストン）がつけ、フレッシュな二人がフロントローを占める。

＜予選＞
予選ヒートでは、半田が好スタートで飛び出すものの、3コーナーでは小田がトップに出る。その小田を、2周目にかわしたのがルーキーの加藤大翔（PONOS HIROTEX RACING、KR/TM/YH）。加藤は勢いよく周回しレースを引っ張っていく。その加藤に対し攻勢を仕掛けたのが、徐々に順位を上げてきた三村。三村は、10周目のヘアピンでインに飛び込み逆転すると、その後はリードを広げ独走でチェッカーを受け、第1戦決勝のポールポジションを獲得した。

＜決勝＞
30周の長丁場となった決勝レース。土曜日までの気候とはうって変わって、気温も20度を下回る涼しい気候でレースを迎えた。
スタートでは佐々木大樹（TONYKART RTJ、TONYKART/VORTEX/ブリヂストン）がトップに立つものの、5周目に三村が逆転。その三村に続いて堂園鷲（ENERGY JAPAN、ENERGY/TM/ブリヂストン）、佐野雄城（BirelART Access Racing、BirelART/IAME/ブリヂストン）が続く。堂園、佐野が交互にトップに出るものの、終盤に入ると小田がトップに戻り、三村とともに後続を引き離していく。
さらに小田が三村も引き離すと、約1秒のリードを保ってチェッカー。得意のもてぎでOKクラスデビューウィンを飾った。

●小田優／優勝ドライバーのコメント
これまでFS125でも優勝することができなかったので、最高峰のクラスで勝てたことがとても嬉しいです。予選で他の人よりもタイヤを残すことができたのが勝因だと思います。午後もタイヤを上手く使えれば勝てると思いますので頑張ります。