ロードスター・パーティレースⅢ 東日本 NDクラブマン　Rd.2

9月20日、茨城県の筑波サーキットでロードスター・パーティレースⅢの東日本シリーズ第2戦が開催。15台で争われたNDクラブマンは197号車の根本智文が優勝した。

●予選
NCシリーズと混走で争われたNDクラブマンの公式予選をリードしたのは、開幕戦で5位に入った197号車の根本智文。アタック2周目に1分10秒877でトップに立つが、これを追うライバルたちが11秒を切ることができない。結局、開幕戦優勝の74号車・井上雅貴が1分11秒421、同じく開幕戦6位の29号車・岩田洋二が1分11秒476で続いた。さらに最終アタックで開幕戦2位の66号車・関裕が1分11秒648でクラス4番手に滑り込み。以下、57号車の鈴木良雄が予選5位、101号車の緒方克明が予選6位となった。

●決勝
NCシリーズと混走になったNDクラブマンのオープニングラップ、クラストップの根本こそ順位を守るが、2番手以降は大きく順位が入れ替わった。クラス4番手スタートの関が2位に、同じく6番手スタートの緒方が3位にジャンプアップ。ところが関は2周目に勢い余ってコースアウトしてマシンをヒット。ここで事実上の戦いを終えた。
予選クラス2番手だった開幕戦ウイナー、井上もこの2周目にクラス3番手まで順位を回復。ここからは、根本→緒方→井上という3台がクラブマンのトップを争う集団となり、4番手以降との差が急速に広がった。序盤は緒方の追撃に根本も防戦一方となるが、中盤には逆に緒方の背後に井上が迫るシーンもあり、この3台は約1.5秒という僅差の中で終始バトルを展開した。少し離れた4位争いも熾烈だった。最後は42号車の小林浩暢が鈴木を0.472秒という僅差で振り切って先着。6位には今年からの参戦組である65号車の山崎栄二が嬉しい初入賞。今日がデビュー戦の102号車・鮎川一樹は惜しくも7位だったが、8位の198号車・山口聡とは0.707秒差。バトルの楽しさを満喫したことは確実だろう。

●優勝した根本智文選手コメント
「序盤はNCがすぐ前を走っていて、路面状況がわかりやすかったのが勝因かもしれません。気がついたら緒方さんが後ろにいて、厳しくてもクリーンな戦いになりました。10年ぶりだし、NDでは初優勝なので嬉しいです」と振り返りました。
装着していた指定タイヤのPOTENZAアドレナリンRE004については「減らないし、このクルマにはバランスがいいタイヤですね」とのことだった。

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