こちらも参戦2年目、山口聡が予選3番手から抜け出して初V！
- 開催場所：筑波サーキット
- 開催日：2020年10月25日(日) 〜 2020年10月25日(日)
10月25日、茨城県の筑波サーキットでロードスター・パーティレースⅢの東日本シリーズ第3戦と第4戦がダブルヘッダーで開催された。NDクラブマンの第4戦は参戦2年目の198号車・山口聡が予選3番手からオープニングラップで首位に立ち、93号車・細井明宏の追撃を凌ぎきっての初優勝を果たした。
●予選
公式予選は9時10分から15分間で、NDクラブマン16台とNCシリーズ12台の混走で行われた。
第4戦のスターティンググリッドは今回そのセカンドベストで争うことになったが、後に第3戦で優勝を果たすことになる29号車の岩田洋二が1分11秒525でクラストップのポジションを獲得した。
以下は93号車の細井明宏、198号車の山口聡、66号車の関裕と続き、NCシリーズを間に1台挟んで101号車の緒方克明、37号車の倉持彰彦という順番になった。つまり上位6名は同じ顔ぶれだが、関と倉持以外は異なるクラス順位からのスタートになった。
●決勝
NDクラブマンの第4戦決勝レースは、予定より22分遅れて15時27分にスタートが切られた。
今回はオープニングラップに上位陣の順位が大きく動いた。3番手スタートの山口が一気に首位に浮上。これに2番手スタートの細井が続き、クラストップだった岩田は3位にポジションダウン。さらにグリッドは岩田のひとつ前だったNCシリーズの96号車・小森晴夫が細井との間に入ってしまい、岩田にとっては追撃の勢いが削がれるカタチになってしまった。
その後方のクラス4位はグリッド通りの関だったが、5位には倉持が浮上し、緒方はクラス6位へポジションダウン。さらにレース中盤からは緒方の背後に、クラス7番手からスタートした鈴木がヒタヒタと接近。倉持を先頭に5位を争う3台でのグループを形成した。パワーに勝る小森はその後、4周目に細井を、さらに6周目には山口を抜き去っていくと、7周目からは山口の直後に細井が迫る展開になった。その差は1秒と開かず、時として0.2秒ほどのテールtoノーズ状態。見応えあるファイトだったが、山口は粘りきって0.360秒差でトップチェッカーを受けることに成功した。以下、細井と岩田が表彰台を獲得。関と倉持、緒方という入賞の6名は順位こそ全部異なるが、奇しくも第3戦と同じメンバーとなった。
昨年の第2戦でデビューしていきなり3位に入賞し、さらに第3戦では2位と好調だった山口。その後表彰台から遠ざかっていたが、2年目の最終戦で頂点にたどり着いた。
優勝した山口聡選手コメント
「毎回楽しく参加していますが、お世話になっているRSユニバーサルツインのおかげで優勝できました。スタッフの皆さんに感謝です」と喜びを語った。
「タイヤはアドレナリンのRE004を使用しています。グリップ性能はクルマの重量やパワーとバランスが良く取れて、ロードスターの良さを最大限引き出してくれる印象です。普段のオンロードでも快適に走れて、減りも少なくコストパフォーマンスに優れていますね」
◆ ロードスター・パーティレースⅢ
◆ マツダロードスター
◆ BRIDGESTONE POTENZA AdrenalineRE004