中原憲行が参戦4戦目で初優勝!

  • 開催場所:岡山国際サーキット
  • 開催日:2020年09月27日(日) 〜 2020年09月27日(日)
ロードスター・パーティレースⅢ 西日本 NDクラブマン Rd.3

9月27日、ロードスター・パーティレースⅢの西日本シリーズ第3戦が岡山国際サーキットで行われた。NDクラブマンクラスは中原憲行が参戦4戦目で歓喜の初優勝を果たした。
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●予選
今回は全日本スーパーフォーミュラ選手権のサポートレースとしての開催。NDクラブマンクラスのエントリーは12 台と開幕戦より1台増えて記録を更新。いつものようにNDシリーズ13台との混走で、全車が8時ちょうどから15分間の公式予選に臨んだ。天候は晴れ。風がやや強いものの、気温は約20℃で路面温度は25℃弱(予選終了後の9時現在)という絶好のコンディションだ。アタック1周目に1分58秒625で走ってクラストップに立ったのは、昨年の第3戦からクラブマンで4連勝中の70号車・構井将文。同じく3周目に58秒607まで刻んでトップが決まったと思われたが、33号車の中原憲行がアタック5周目で1分58秒581を叩き出して逆転。総合でも6位という好位置で決勝をスタートすることになった。もちろん斜め後ろの7番グリッドには構井が控えている。さらにクラス3番手と4番手の68号車・松原敦史と67号車・鎌田昌弘も1分59秒台を記録して、5列目となる9番と10番のグリッドに並んだ。西日本のクラブマン上位陣のレベルの高さを証明している。なお、クラス5番手は99号車・藤井善豪で、同じく6番手は192号車・湯川勲という予選結果だった。

●決勝
サーキットに降り注ぐ陽射しは次第に強まり、12時過ぎの気温は22.5℃、路面温度は29.8℃まで上昇。予選に続いて決勝もオンタイムの12時15分にスタートが切られた。シリーズクラスの本多永一が4番グリッドに止まったまましばらく動かないというアクシデントがあったが、クラブマンクラスの上位4台はそれぞれひとつずつ順位を上げてオープニングラップを通過。
後方では藤井が大きく出遅れて湯川に抜かれてしまう。そして予想通り、クラブマンの首位を争う中原と構井の勢いは格上のシリーズクラスをも凌ぐほどだった。2周目の1コーナーから2コーナーで、シリーズ4番手の末金孝夫に襲いかかってパッシング。さらにその後、シリーズ3番手の大月崇央を先頭に中原と構井の3台がいわゆるトレイン(電車)状態となる。このバトルは延々と続き、まずは6周目のヘアピンでブレーキングをミスした中原を構井がパス。さらに構井はファイナルラップに大月の前に出て総合3位でゴール。ところがその追い越しが黄旗振動区間だったため、構井は30秒加算のペナルティを受けて大きく後退することになった。その結果、中原がクラブマンクラスで初優勝。昨年の最終戦でデビューしていきなり2位となり、さらに今年の第2戦でも2位と健闘していたが、いずれも構井に阻まれていた頂点の座を獲得することになった。そして2位に松原、3位に鎌田と順に繰り上がった。以下、4位に湯川、5位には予選でクラス9番手だった112号車・松田大学がジャンプアップ。さらに6位に藤井善豪と、ここまでが入賞となった。
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優勝した中原憲行選手コメント:
「ミスして抜かれたのに繰り上がったのは少し複雑です。でも連休も頑張って練習したし、人生で初めて一等賞になれて、子供の前でかっこいいところを見せられたので、やはり嬉しいですね」と、笑顔で振り返った。
タイヤについては「アドレナリンは地球に優しくて、コスパもいいタイヤですね。今日は手持ちの“RE003”を履きましたが、新しい“RE004”も僕は同じくらい好きです」と感想を語った。

ロードスター・パーティレースⅢの西日本シリーズ最終となる第4戦は、ここ岡山で11月22日に開催。またパーティレースの次の戦いは休む間もなく次の週末となる10月3日、宮城県のスポーツランドSUGOで北日本シリーズの第3戦と最終の第4戦がダブルヘッダーで行われる。


ロードスター・パーティレースⅢ 公式ホームページ
マツダロードスター 車両ページ
POTENZA AdrenalineRE004 製品ページ

レース結果

コース:岡山国際サーキット

決勝

  • 開催日:2020/09/27
  • 天候:Fine
  • 路面:Dry
  • 決勝出走:12
  • 完走:12
  • (3.703km x 8laps = 29.624km)
順位 No ドライバー タイヤ チーム マシン シャシー エンジン 周回数 Delay(Lap) ベストタイム ベストラップ タイム
1 33 中原 憲行 BS Bridgestone 新聞屋NDロードスター 8 16:10.088
2 68 松原 敦史 BS Bridgestone TaiseiRPロードスター 8 16:10.140
3 67 鎌田 昌弘 BS Bridgestone Team634NDロードスター 8 16:13.675
4 192 湯川 勲 BS Bridgestone エンジョイジージロードスター 8 16:26.136
5 112 松田 大学 BS Bridgestone CP和光モタスポ部ロードスター 8 16:30.235
6 99 藤井 義豪 BS Bridgestone Mm&MT ロードスター 8 16:30.925
7 4 團 雅子 BS Bridgestone Lovedriveロードスター 8 16:36.494
8 70 溝井 将文 BS Bridgestone ラバーダックロードスター 8 16:38.431
9 125 川西 賢作 BS Bridgestone KDO-NDロードスター 8 17:00.319
10 90 久間 裕太郎 BS Bridgestone Q太ロードスター 8 17:06.351
11 193 ガク BS Bridgestone マ人倶楽部KMRランティス 7 14:27.364
12 28 立河 元基 BS Bridgestone pttモタスポ部ロードスター 6 12:23.015