予選からライバルを圧倒した湯川 勲が堂々の優勝で卒業宣言!

  • 開催場所:岡山国際サーキット
  • 開催日:2021年06月27日(日) 〜 2021年06月27日(日)
ロードスター・パーティレースⅢ 西日本 NDクラブマン Rd.2

6月27日、岡山国際サーキットで西日本シリーズの第2戦が行われた。NDクラブマンクラスは予選クラストップ、総合でも4番手と健闘した192号車の湯川 勲がシリーズクラスの強豪たちと決勝でも互角のバトルを披露。念願の初優勝を果たして、前回の決勝では撤回したクラブマン卒業宣言を行った。

●予選
この日の朝の岡山国際サーキットは「晴れの国」とは裏腹に、前夜来の雨で路面は一部まだ濡れたままだった。エントリーは史上最多タイの27台となり、安全にレースを楽しむことを優先した入門者向けのNDクラブマンクラスは9台。117号車の高田 将は2019年と今年の合同テストに参加しているが、レース本番は今回が初めて。足かけ3年の念願が叶ってのデビュー戦となった。
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公式予選は9時50分からの15分間で、1台が欠場して26台がコースイン。気温と路面温度はともに20℃を少し超えたあたりで、湿度は約70%というコンディションだった。ところが4分24秒が経過して、各車がこれから本格的なアタックに入るというタイミングで赤旗が掲示された。189号車のATSUSHI AKITAが2コーナー先でコースアウトして走行不能になり、この回収作業のために10分弱の中断。10時3分から予選が再開された。その再開後、最初のアタックで湯川は2分00秒174をマーク。さらに次の周に1分59秒881と2分を切って、これは総合でも4位となる好タイム。湯川は前回の開幕戦でも1分59秒241で堂々の総合5位。やはりクラブマンクラスでは力が一枚違う印象だ。クラス2番手は2分00秒611を叩き出した90号車の久間裕太郎だが、総合では10位。つまり湯川との間には5台のシリーズクラスを挟むことになった。一方で久間の後方にはこれが2戦目の75号車・水野智文、今回デビューの117号車・高田 将、北日本クラブマンでは3連勝中の28号車・マツダ ニャンコネンという、クラブマンクラス同士が続く結果になった。

●決勝
決勝レースの直前には気温25.9℃・路面温度29.5℃・湿度44%となった。オンタイムの15時45分にフォーメーションラップがスタートし、シグナルがブラックアウトしたのは15時49分。
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ポールの45号車・黒原崇正のスタートも決して悪くはなかったが、2番グリッドの88号車・本多永一のダッシュが抜群だった。1コーナーまでに抜き去って、オープニングラップだけで早くも1秒のマージンを築いて、あとはシリーズクラス開幕2連勝へひた走った。
クラブマンクラスは4番グリッドからスタートした湯川が、3番グリッドから出遅れた120号車の佐藤章成をかわすも、バックストレート先のヘアピンでは追いついてきた110号車の末金孝夫にインを明け渡して再び4位に。さらに2周目には、これもシリーズクラスの68号車・松原敦史と前述の佐藤に進路を譲って総合6位に後退。それでも、後方にはまだシリーズの58号車・桂 涼と50号車・川田浩史、2号車・岡田 衛という3台がいるので、クラブマントップの座は揺るがなかった。その後も集団の先頭の湯川は隙を見せることなく、結局総合6位のまま8周を走りきってチェッカーフラッグを受けた。待望の初優勝だ。
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一方でクラブマンクラスの2位争いは、オープニングラップから動きがあった。予選でクラス2位だった久間はかろうじてその座を守るが、同3位だった水野はこの周でレースを終えてしまい、同4位だった高田も大きく順位を落とした。逆にクラス5位からスタートしたマツダは久間の直後まで急接近。2周目の1コーナー進入でインを差すことに成功した。結局マツダは、開幕戦の4位からふたつポジションアップしてチェッカー。抜かれた久間もクラス3位で粘りきり、参戦2年目での嬉しい初入賞が表彰台獲得となった。このクラスは規定により4位の99号車・藤井善豪までが入賞だ。
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クラブマンクラス優勝の湯川選手コメント
「前回もクラストップからのレースで負けてしまい、今日こそはと思って頑張りました。次戦からはシリーズクラスに挑戦させていただきます」と笑顔で語った。
タイヤについて
「フォーメーションでデブリを踏んで振動がすごかったのですが、1周目のアトウッドで外れてくれてラッキーでした。まだ今年の1セット目で、今日まで持ってくれたのは助かりますね」

西日本シリーズの第3戦はここ岡山国際サーキットで、103日の日曜日に予定されている。またパーティレースの次の戦いは宮城県のスポーツランドSUGO821日の土曜日、北日本シリーズの早くも最終・第4戦が行われる


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レース結果

コース:岡山国際サーキット

[NDクラブマン]

決勝

  • 開催日:2021/06/27
  • 天候:Cloudy
  • 路面:Dry
  • 決勝出走:8
  • 完走:7
  • (3.703km x 8laps = 29.624km)
順位 No ドライバー タイヤ チーム マシン シャシー エンジン 周回数 Delay(Lap) ベストタイム ベストラップ タイム
1 192 湯川 勲 BS Bridgestone エンジョイジージロードスター 8 16'19.594
2 28 マツダ ニャンコネン BS Bridgestone pttモタスポ部ロードスター 8 16'26.575
3 90 久間 裕太郎 BS Bridgestone Q太ロードスター 8 16'31.321
4 99 藤井 義豪 BS Bridgestone Mm&MT ロードスター 8 16'35.599
5 117 高田 将 BS Bridgestone EJDR☆tkdロードスター 8 16'36.333
6 84 吉田 和成 BS Bridgestone NDロードスター 8 16'36.980
7 60 黒田 行治 BS Bridgestone kuro稲R_GYロードスター 8 16'47.817
- 75 水野 智文 BS Bridgestone TCHKロードスター 0 DNF