参戦2年目のマツダ ニャンコネンが嬉しい初優勝
- 開催場所:スポーツランド菅生
- 開催日:2021年04月10日(土) 〜 2021年04月10日(土)
4月10日、今年もロードスター・パーティレースⅢが開幕。宮城県のスポーツランドSUGOで北日本シリーズの第1戦が行われた。6台で争ったNDクラブマンクラスは参戦2年目の28号車・マツダ ニャンコネンが予選からライバルを圧倒。決勝でも一度もクラスの先頭を譲ることなく、堂々の初優勝を飾った。
●予選
シーズンオフにコースやパドックを改修したSUGOは本レースがこけら落とし。季節外れの雪に見舞われた前日の合同テストとは打って変わり、気持ちのよい青空が広がる1日となった。NDシリーズ15台、NDクラブマン6台の計21台が、10時30分から20分間の公式予選に臨んだ。なお、ブリヂストンのワンメイク指定タイヤが今シーズンから「POTENZA Adrenalin RE004」のみとなっている。クラブマンクラスでは予選からマツダが輝いた。アタック2周目の1分49秒002から、3周目に48秒411、4周目に47秒955とタイムを削り、堂々のトップタイム。総合でも10位という好位置につけた。シリーズクラスの2台を挟んで総合13位で続いたのが8号車の須藤利明。彼は昨年の開幕戦と第2戦のクラブマンウイナーで、ベストは1分48秒401。さらにクラス3番手(総合15位)はルーキーの89号車・梅原祐一でベストは1分49秒559と、少し力の差があることは否めない印象だ。以下、66号車の関 裕と51号車の乃美浩一はSUGOには初見参。さらに11号車の矢島貴子は走行会すら経験のない、まっさらの初陣。つい先日までAT車しか経験のない完全ビギナーとのこと。乃美と矢島は走るごとにベストを更新し続ける結果となり、徐々にだがSUGOへの理解を深めていく様子が見て取れた。
●決勝
この日は別のプログラムでコース上に撒かれたオイルの処理に時間を要したため、進行が大幅にディレイ。パーティレースの決勝は約50分遅れとなる14時23分にレッド10灯のシグナルがブラックアウトし、ようやく8周の決勝レースがスタートした。10番グリッドのマツダは無難にスタートをまとめ、オープニングラップを9位で通過。その後もシリーズクラスの122号車・石川純二を先頭とする4台の接近戦の中で2番手のポジションをキープ。実績では上回る71号車の登坂 紀と76号車の廣木健司というシリーズクラスの2台に迫られながらも、守りきってのクラストップ・フィニッシュとなった。以下、クラブマンの2位は須藤、同じく3位は梅原が予選順位の通りに続いて表彰台に登壇。規定により、ここまでが入賞となった。昨年から西日本シリーズに参戦を開始したマツダは、クラブマンで4位に入ったのが最高成績。今年は西日本に加えて北日本シリーズにもフル参戦するとのことで、精力的に走り込んだ成果を早速発揮した模様だ。
●優勝したマツダ・ニャンコネン選手コメント
「サーキットを走り始めて3年目で、やっと勝てました。昨日の練習で同じチームの関さんのロガーと比べて、ボトムスピードなどを改善できたのが大きいです」と感謝の弁を述べた。
またタイヤについては「減らないのが嬉しいし、自分は運転しやすいです。ただ間違いは許してくれないというか、勉強になるタイヤでもあると思います」とコメントした。
MOTOR SPORTS
決勝
- 開催日:2021/04/10
- 天候:Fine
- 路面:Dry
- 決勝出走:6
- 完走:6
- (3.586km x 8laps = 28.688km)
順位 | No | ドライバー | タイヤ | チーム | マシン | シャシー | エンジン | 周回数 | Delay(Lap) | ベストタイム | ベストラップ | タイム |
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1 | 28 | マツダ ニャンコネン | BS | pttモタスポ部ロードスター | 8 | 14:41.057 | ||||||
2 | 8 | 須藤 利明 | BS | 酒レーシングロードスター美酒堂 | 8 | 14:46.914 | ||||||
3 | 89 | 梅原 祐一 | BS | Unistage ロードスター | 8 | 15:07.322 | ||||||
4 | 51 | 乃美 浩一 | BS | ヒロさん達に感謝のロードスター | 8 | 15:31.675 | ||||||
5 | 66 | 関 裕 | BS | HAIR-TAKEロードスター | 8 | 15:34.004 | ||||||
6 | 11 | 矢島 貴子 | BS | チーム テラモス ロードスター | 8 | 16:24.005 |