2023年ロードスター・パーティレースⅢ 北日本シリーズ NDクラブマン Rd.2

4月23日、ロードスター・パーティレースⅢの北日本シリーズが宮城県のスポーツランドSUGOで開幕した。昨年同様に第1戦は全国を転戦する「ジャパンツアーシリーズ」を兼ねての開催だが、今年は同日に北日本シリーズの第2戦も行うダブルヘッダー。そのNDクラブマンクラス第２戦には4台が出走し、シリーズクラス12台との混走となった。優勝は再びルーキーの37号車・石塚崇宣。今度は予選クラス1番手からのスタートで一度抜かれて、そこから挽回しての逆転劇だった。

◆予選
予選に至るまでの経緯については、第1戦のレポートを参照していただきたい。
ちなみにエントリーは6台だったが、72号車のoki765は前日までに欠場を届け出て、185号車の本田真哉は予選中のクラッチトラブルでリタイア。つまり4台という少数精鋭の戦いとなった。公式予選は8時50分からの20分間。第1戦の予選レポートでもお伝えした通り、各自のベストラップで第1戦のグリッドを決定し、セカンドベストで第2戦のスタート順を決めるというルールだ。ベストラップでクラストップだった古田孝一が開幕戦のみのエントリーだったので、セカンドベストでは石塚が順当に1分49秒233で最高位。開幕戦3位の23号車・荒川 豊が1分49秒631で続き、総合では12位と13位のポジションからスタートすることになった。以下、シリーズクラスの1台を挟んで、73号車の鈴木 篤と173号車の三島勤也が追い上げを狙う展開となった。

◆決勝
北日本シリーズの第2戦は予定より少し遅れ、13時13分にスタートが切られた。コンディションは気温14℃・湿度25％・路面34.2℃。ジャパンツアーシリーズではないので、いつものグリッドに一度静止してのスタンディングスタートが採用されている。もちろんポールポジションがアウト側になるグリッド配列で、周回数は9ラップで変わらない。
ここで、スタート前にもクラッチミートに対する不安を口にしていた石塚に洗礼が待っていた。キャリア豊富で優勝経験もある直後の荒川にあっさりと抜かれてしまい、さらにもう1台にも先行を許す展開。どうやら1台はオープニングラップの間に抜き返したものの、2周目まではクラストップの荒川を追いかける展開になった。

ただ、スタートでこそ出遅れた石塚だったが、徐々に追い詰めて3周目には荒川を逆転。さらに次の4周目にはシリーズクラスの142号車・石井和仁をもパッシング。その後、石井とは抜きつ抜かれつのバトルを演じつつも、最後は先着。

それが見える位置にはいた荒川だが、追い付いて加わるまでには至らなかった。暫定表彰にはクラス3番手でゴールした鈴木までが登壇したが、出走が4台のため、第2戦のクラブマンクラスは石塚が見事にデビュー2連勝、2位の荒川までが入賞となった。

優勝ドライバー石塚選手コメント
「スタートはやはり不慣れなところを露呈してしまいました。でも今回の参戦はデルタモータースポーツの田中延男代表をはじめ、多くの方にお世話になって実現したので、優勝という結果で恩返しできたことは最高でした」
タイヤについて
「縦グリップの重要さを教えてくれるタイヤです。2レース連続で使っても、最後までポテンシャルを発揮してくれるのも魅力です」

次なる北日本シリーズの第3戦は長いインターバルを経て、10月14日の日曜日に開催を予定。またジャパンツアーシリーズの第2戦は昨年同様、5月5日のこどもの日に茨城県の筑波サーキットで、東日本シリーズの第1戦とダブルタイトルマッチで行われる。



MAZDA MOTOR SPORTS
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MAZDA ROADSTER NR-A
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