石塚崇宣が4戦全勝のパーフェクトを達成!

  • 開催場所:スポーツランド菅生
  • 開催日:2023年11月25日(土) 〜 2023年11月25日(土)
2023年ロードスター・パーティレースⅢ 北日本シリーズRd.4 NDクラブマン

11月25日、宮城県のスポーツランドSUGOでロードスター・パーティレースⅢの北日本シリーズ最終となる第4戦が行われた。出走3台となったNDクラブマンクラスだが、4月の開幕ダブルヘッダーから連勝街道を驀進している2号車の石塚崇宣が今回もライバルを圧倒。NDシリーズの実力者の間に割って入り、総合でも3番目でチェッカーを受けて4戦全勝のパーフェクトを達成した。

◆予選
2023年のロードスター・パーティレースⅢもいよいよシーズン最後の日を迎えた。前夜に少し雨が降ったため路面が少し濡れているが、上空には青空が広がり、蔵王連山のスキー場のゲレンデには積雪が見て取れる。最終戦の今回もパーティに新しい仲間が加わり、129号車の巳ノ瀬健太が初参戦。朝のブリーフィングで恒例の挨拶をすると、先輩たちから温かい拍手で迎えられた。

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公式予選は8時30分からの15分間。気温は4℃で湿度が49%、さらに路面温度はマイナス1.6℃というコンディションで始まった。今回も予選・決勝ともNDシリーズ10台との混走で行われる。クラブマンクラスでは、やはり2号車の石塚が断然のトップとなる1分47秒094を4周目に記録。これは全体でも4番目となる好タイムだ。表彰台経験もある52号車の古田孝一は今回やや精彩を欠いて、1分48秒749のタイムで総合では12位。ルーキーの巳ノ瀬もベストが1分48秒836で、しんがりのグリッドから決勝をスタートすることになった。

◆決勝
決勝は11時13分にスタートが切られた。直前のコンディションは気温5℃・湿度41%・路面6.4℃。さすがにプラスには転じたが、路面はまだ冷え切っていた。NDクラブマンクラスの3台は無難にスタートを決めてオープニングラップに向かうが、古田がS字先でコントロールを失ってコースオフ。実はフォーメーションラップでも同じ場所で、NDシリーズのポイントリーダーの久米田がスピン。ただ大きくタイムはロスするものの、古田は自力でコースに復帰して最後まで走りきった。
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その古田のアクシデントを目前で見た巳ノ瀬だが、決勝では落ち着いた走りを披露した。2周目にはポイントリーダーの久米田が後方から速いペースで迫って来ると、すぐに進路を譲ったとの証言も得られた。そして予選のベストを上回る1分48秒533を3周目に記録するなど、この日だけでしっかり成長したことは評価に値する。
さて、前回はファイナルラップの大逆転で総合トップまで上り詰めた石塚だが、この日の決勝でもやる気は満々。ただ、スタート直後に3番グリッドの上田が2位に浮上したため、石塚の目前には同じチーム(ガレージ稲富)の28号車・普勝崚が走ることになった。ペースは石塚の方がやや上回り、3周目終了時点では0.232秒のテールtoノーズ状態にまで接近する。
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さらに攻め立てていると、5周目のレインボーの立ち上がりで普勝が3速から6速に飛ばしてしまうシフトミス。
ここで労せずして総合3位に浮上した石塚だが、この日は総合トップを争う2台のペースが衰えず、1秒以内の接近戦に持ち込めないままファイナルラップを迎えてしまった。と言うよりも、一度抜いたチームメイトの普勝が背後にピタリとついていたため、抜かれないように防御しつつの終盤戦になったことも確かだ。ただ、いずれにしても石塚のクラブマンクラスの首位は盤石。今回は総合3位というポジションになったが、堂々のクラス優勝だ。
以下、最終的には総合9位のポジションでルーキーの巳ノ瀬が完走を果たした。そして1周目のアクシデントの影響か、あまりペースが上がらなかった古田が10番目でチェッカー。出走3台ということで、JAFの規定では優勝の石塚のみが表彰対象になるが、暫定表彰式には恒例により3名が登壇。ブリヂストンの赤いキャップを受け取って、シャンパンファイトも楽しんだ。
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優勝した石塚選手コメント
「今年から参戦しましたが、自分としては成長を感じられる1年になりました。支えてくださった皆さんに感謝します。来季はS耐やGRにも挑戦予定ですが、パーティレースにも必ずお邪魔したいです」
タイヤについて
「前回がバリ山で、今回は筑波で鷲尾選手が優勝したユーズドでした。感触は違うのですが、今日も信頼して攻め切れたのは助かりました」とコメントした。

レース結果

コース:スポーツランド菅生

[NDクラブマン]

決勝

  • 開催日:2023/11/25
  • 天候:Fine
  • 路面:Dry
  • 決勝出走:3
  • 完走:3
  • (3.586km x 9laps = 32.274km)
順位 No ドライバー タイヤ チーム マシン シャシー エンジン 周回数 Delay(Lap) ベストタイム ベストラップ タイム
1 2 石塚 崇宣 BS Bridgestone CP大泉三差製作所ロードスター 9 16'13.953
2 129 巳ノ瀬 健太 BS Bridgestone Ff☆リベロSAロードスター 9 16'38.681
3 52 古田 孝一 BS Bridgestone RSPECステージロードスター 9 16'55.015