2024年ロードスター・パーティレースⅢ 東日本シリーズRd.2 NCシリーズ

7月27日、筑波サーキットでロードスター・パーティレースⅢの東日本シリーズ第2戦が開催された。10台がエントリーしたNCシリーズでは195号車の中島優太がポールポジションを獲得。決勝でも最初から最後まで安定した走りを披露して、一昨年の第3戦以来、2年ぶりに優勝。これでポイントリーダーに浮上して、チャンピオンを目指すと宣言した。

●予選
9時ジャストから15分間で行われたNCシリーズの予選には、開幕戦優勝の井尻 薫の姿が見えなかった（オートポリスのスーパー耐久シリーズに遠征中のために欠場）。そこで輝いたのが中島。最初のアタックで1分10秒702を記録して、ポールポジションを獲得した。2番手にはチャンピオン獲得経験のある7号車の佐久間行雄で、タイムは1分10秒736と接近。決勝でもチームメイトでもあるこの2台のバトルが期待された。
これに続いたのは、昨年の開幕戦でデビューした2年目の同期生だ。166号車の荒川智弘が1分10秒796、163号車の石浜一樹が1分10秒850というタイムでグリッド2列目に並んだ。さらに3号車の三谷貴一郎が1分10秒991、13号車の横溝正明が1分11秒222というベストをそれぞれ刻み、グリッド3列目から決勝をスタートすることになった。ちなみに130号車の大橋 功は欠場となり、決勝は9台でのバトルになる。

●決勝
この日、2番目に行われたNCシリーズの決勝も、ほぼオンタイムの11時51分にスタート。15ラップ先のチェッカーを目指す戦いが始まったが、2番グリッドだった佐久間が激しいホイールスピンでスタート直後に失速。

いきなり順位の変動があった。佐久間は結局、最初の1周で5位にまで順位を落とす結果になった。ポールの中島は安泰で、3番グリッドだった荒川も労せずして2位にポジションをアップ。

逆に、佐久間の直後にいた石浜は行き場を失い、三谷に先行を許してしまった。ところが石浜はすぐに挽回に入り、2周目には三谷を抜き返して3位に浮上。この段階で、中島を先頭とする上位グループ（中島→荒川→石浜→三谷→佐久間→139号車・新田孝太郎）は、全車が一時単独走行モードに入った。その後、予選タイムの速かった佐久間が三谷を追い詰めたり、石浜が荒川をロックオンする瞬間もあったが、順位の変動までには至らない。

結局、上位6台はこのままの順位でチェッカーフラッグを受けた。

しかしオープニングラップの攻防で、石浜が他車への接触行為を犯していたことが認定され、競技結果に30秒が加算されて最下位に沈むことが決定。3位には三谷、4位に佐久間が繰り上がることになり、今回はこの4位までが入賞となった。

第2戦を終えてポイントリーダーに浮上した中島選手コメント
「マシンもようやくメンテが進んで、逃げ切れました。今年はNCシリーズ最後の年なので、自分の名前をチャンピオンとして刻みたいです」
タイヤについて
「最初から最後まで、同じようなペースで走り続けられるので、扱いやすいタイヤですね」

なお3位の三谷貴一郎は今回のレースに参戦したことで、通算10年かつ30戦以上の参加者を讃える「Great Party Racer賞」の表彰を受けた。記念のプレートを手にした三谷は「自分は56歳でレースを始めて、つい先日69歳になりました。それでも毎年少しずつ成長していると感じているので、まだもう少し走り続けたいと思います」とスピーチ。拍手喝采を浴びた。


パーティレースの次の戦いまでは、少しだけインターバルがある。8月11日の日曜日に、北海道の十勝スピードウェイでジャパンツアーシリーズの第4戦が行われる。また東日本シリーズの第3戦は、9月21日の土曜日にここ筑波で開催予定だ。

MAZDA MOTOR SPORTS
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MAZDA ROADSTER NR-A
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MAZDA ROADSTER Party Race Ⅲ
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