3ワイドを潜り抜けた橋本 隼が今季4勝目で王座確定!

  • 開催場所:オートポリス
  • 開催日:2026年09月13日(日) 〜 2026年09月13日(日)
2026年ロードスター・パーティレースⅢ ジャパンツアーRd.7 NDシリーズ

大分県のオートポリスでは9月13日、ロードスター・パーティレースⅢジャパンツアーシリーズ第7戦が行われた。10周の決勝は序盤から激しいトップ争いとなり、終盤には3台が横並びになる展開に。最後に先頭へ立ったのは、ポイントリーダーとしてこの一戦に臨んだ157号車・橋本 隼だった。今季4勝目を挙げ、合計124ポイント、有効114ポイントとして、最終戦を待たずにシリーズチャンピオンを確定させた。

全8戦のシリーズも終盤を迎え、ランキング上位の実力者たちが九州に集結した。エントリーはNDシリーズ18台、NDクラブマン9台の計27台だったが、前日練習で288号車・山根 涼のマシンにエンジントラブルが発生。そこで、58号車でエントリーしていた父親の山根正和が自身の出走を断念し、涼が58号車をドライブして予選に臨んだ。さらに、138号車・西川昇吾も金曜日の走行でクラッシュ。修復作業後もソフトウェア関連の適合に苦しんだが、サポートに来場していた九州マツダのスタッフの尽力により、予選出走に間に合った。

●予選
公式予選は9時30分から15分間行われた。予選前の気温は23.9℃、路面温度は28.9℃、湿度は78%。前日まで雨や霧に見舞われていたオートポリスだが、この日は曇りで、予選中には太陽も顔を見せたため、公式結果の天候は「晴れ」と記録された。一方、路面状況は「ウエット」と記載されたものの、ドライバーたちによると、走行時にはドライまで回復していたという。
まずは現時点でのポイントリーダーで、すでに3勝を挙げている橋本が2分21秒622という好タイムで暫定トップに躍り出た。
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これに続いたのが開幕戦を制した35号車の深川英寿で、タイムは2分22秒473。さらに父親のマシンで出走した山根 涼が2分22秒760で暫定3番手となった。
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橋本はすぐにクールダウンしてピットに戻ったが、深川と山根はアタックを継続。しかし、深川は2分22秒702、山根は2分22秒975にとどまり、いずれも自己ベストを更新できなかった。
前述したように路面はウエットからドライに回復していく傾向だったので、予選が始まってもピットで待機するマシンも数台いた。序盤のトップ3台に続く2分22秒764を予選半ばでマークしたのが128号車の普勝 崚。
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先日の第6戦・十勝ラウンドでも2位と好調で、ランキングも3位で臨んでいる。そして最後にアタックに出たのが17号車の秋葉星那、147号車の石塚崇宣、152号車の瀬川彰斗、186号車の伊藤 駿の4名だったが、くっきりと明暗が分かれた。
第6戦・十勝ラウンドで優勝し、ランキング2位で橋本を追う瀬川は、最初のアタックラップで2分22秒183を記録した。一方、秋葉は2分24秒980で総合19位。石塚はタイムを記録できないまま、予選終了間際にクラブマンクラスの車両がクラッシュし、赤旗が提示されてセッションは終了した。その直前、最後のアタックを完了した伊藤が2分21秒953を記録し、予選2番手に入った。
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総合上位を独占したNDシリーズクラスを整理すると、ポールポジションは橋本で、伊藤がフロントローに並んだ。2列目は瀬川と深川、3列目は山根と普勝となり、ここまでの6台が入賞圏内から決勝をスタートした。

●決勝
午後に入ると上空には雲が目立ってきたが、予選に引き続き、規定どおりオープン状態で決勝が行われた。直前のコンディションは気温24.9℃、路面温度37.4℃、湿度79%で、路面はドライ。13時59分14秒、ポールポジションの橋本を先頭に、10周の決勝がスタートした。
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1コーナーに向けては大混戦となり、2番グリッドの伊藤が鋭い加速で橋本に並びかけた。橋本は1コーナーで首位を守ったものの、続く3コーナーでは伊藤が再びアウト側から並び、先頭へ浮上した。3列目からスタートした2台は明暗が分かれ、5番グリッドの山根はイン側で進路を失い、11位まで後退。一方、6番グリッドの普勝はアウト側に進路を取り、3つ順位を上げて3位で1周目を終えた。
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先頭に立ったのは伊藤だが、橋本も背後を脅かし続け、サイド・バイ・サイドの展開も見られた。そこへ追いついたのが、2周目に普勝を抜き返して3位に復帰した瀬川。4位となった普勝は徐々にトップ3台から離されたが、背後の深川とは接近戦が続いた。
さらに後方では、200号車のYOSHIKIと14号車の杉原健太が入賞圏を巡ってバトル。終盤には105号車の市原拓真らも追いつき、6位から10位までの5台が2.767秒差にひしめく接戦となった。出走嘆願が認められて25番グリッドからスタートした石塚は総合10位まで追い上げ、15ポジションアップを果たした。
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トップを争った3台のバトルは、今回の大きな見どころとなった。今季2勝目を目指す伊藤に対し、すでに3勝を挙げてチャンピオンに限りなく近づいていた橋本には、わずかながら心理的な余裕があったのかもしれない。8周目の1コーナーで橋本が前に出ると、ヘアピンで伊藤が抜き返した。さらに9周目の3コーナーでは瀬川も加わり、ジャパンツアーシリーズ専属アナウンサーの若☆ちゃんも思わず声を上げるほど、3台が横並びとなる激しい攻防が繰り広げられた。ここで先頭に立った橋本が、そのまま伊藤、瀬川の順でチェッカーフラッグを受けた。
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3名は最後まで接触することなく、白熱したバトルを戦い抜いた。以下、NDシリーズクラスは4位の普勝、5位の深川、9周目に順位を上げた6位の市原までが入賞となった。
この第7戦の結果、橋本は今季4勝目を挙げ、合計124ポイント、有効114ポイントでシリーズチャンピオンを確定させた。瀬川は有効100ポイントでシリーズ2位が確定。
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●優勝した橋本選手のコメント
「やはり勝ってチャンピオンを決めたかったので、ホッとしています。今年で一番シビれたベストレースでした。伊藤さんが素晴らしかったのですが、自分が速いところもあったので、冷静にと言い聞かせていました。これでロードスターは楽しいクルマだとアピールできたのなら本望です」
タイヤについて
「オートポリスはタイヤに厳しいサーキットなので、なるべく負担をかけないように予選も一発で決めたいと思っていました。今回もニュータイヤを選択して正解だったと思います」

ジャパンツアーシリーズ最終戦となる第8戦は、11月29日に岡山国際サーキットで開催される。なお、パーティレースの次戦は9月27日、茨城県の筑波サーキットで行われる東日本シリーズ第3戦となる。
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レース結果

コース:オートポリス

[NDシリーズ]

決勝

  • 開催日:2026/09/13
  • 決勝出走:17
  • (4.674km x 10laps = 46.74km)
順位 No ドライバー タイヤ チーム マシン シャシー エンジン 周回数 Delay(Lap) ベストタイム ベストラップ タイム
1 157 橋本 隼 BS Bridgestone HC・ミッドランドロードスター 10 25'00.478
2 186 伊藤 駿 BS Bridgestone AVANTECH ロードスター 10 25'00.636
3 152 瀬川 彰斗 BS Bridgestone HC・ミッドランドロードスター 10 25'00.954
4 128 普勝 崚 BS Bridgestone CP大泉pttロードスターRB 10 25'02.268
5 35 深川 英寿 BS Bridgestone CABANA RTロードスター 10 25'02.918
6 105 市原 拓真 BS Bridgestone オレは摂取すTRCロードスター 10 25'15.318
7 14 杉原 健太 BS Bridgestone MRCロードスター 10 25'15.612
8 200 YOSHIKI BS Bridgestone ジャスミン ロードスター 10 25'16.768
9 239 今村 俊之 BS Bridgestone グローバルSECCロードスター 10 25'17.592
10 147 石塚 崇宣 BS Bridgestone CP大泉pttロードスターRB 10 25'18.085
11 16 上田 純司 BS Bridgestone 上伸物流 ロードスター 10 25'22.357
12 88 本多 永一 BS Bridgestone LEG Eds ロードスター 10 25'24.854
13 17 秋葉 星那 BS Bridgestone AUTOC プロセス ロードスター 10 25'29.564
14 138 西川 昇吾 BS Bridgestone ルブロスHCロードスター 10 25'33.475
15 112 本山 賢一郎 BS Bridgestone 九州美包ロードスター メッカ 10 25'34.346
16 80 佐藤 真太朗 BS Bridgestone C&D TCRロードスター 10 26'03.465
17 58 山根 涼 BS Bridgestone ガレージ山根レンタロードスター 7 20'25.904