2勝目を目指す実力者同士の対決は竹田和憲に軍配

  • 開催場所:オートポリス
  • 開催日:2026年09月13日(日) 〜 2026年09月13日(日)
2026年ロードスター・パーティレースⅢ ジャパンツアーRd.7 NDクラブマン

大分県のオートポリスでは9月13日、ロードスター・パーティレースⅢジャパンツアーシリーズ第7戦が行われた。9台がエントリーしたNDクラブマンクラスの決勝は、序盤から順位が大きく変動する展開となった。予選クラス7位、決勝クラス6番グリッドの28号車・竹田和憲が1周目に首位へ浮上すると、その後は11号車・若井隆大が背後に迫り、クラブマン優勝経験者同士の熱いバトルが実現。竹田が0.244秒差で逃げ切り、今季2勝目を挙げた。

8時10分から行われたブリーフィングでは、今回唯一の初出場となる25号車・清永竜矢が「初めてで緊張していますが、後方から皆さんの走りやライン取りを見て学ばせていただこうと思います」と挨拶し、先輩たちから温かい拍手で迎えられた。熊本県在住の清永は走行会を中心に活動してきたドライバーで、長年の愛車だった86が昨年の水害で不動となったことをきっかけに、昨秋ロードスターを購入。今回が公認レースのデビュー戦となった。
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●予選
公式予選は9時30分から15分間行われた。予選前の気温は23.9℃、路面温度は28.9℃、湿度は78%。前日まで雨や霧に見舞われていたオートポリスだが、この日は曇りで、予選中には太陽も顔を見せたため、公式結果の天候は「晴れ」と記録された。一方、路面状況は「ウエット」と記載されたものの、ドライバーたちによると、走行時にはドライまで回復していたという。

路面は回復傾向にあり、シリーズクラスにはピットで待機する車両もあった一方、クラブマンクラスは全車が早々にアタックを開始した。トップタイムの2分23秒778を記録したのは272号車・小林 良。福岡県在住の小林は、前年のオートポリスでデビューを予定していたが、霧による競技中止で実現せず、その後は岡山ラウンドの2戦に出場したのみだった。走り慣れたホームコースで自己ベストを約0.5秒更新し、予選クラス首位を獲得した。
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以下は11号車の若井が2分23秒824、92号車の山本 慧が2分24秒406で続き、
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ルーキー清永が2分24秒665で4番手。さらに123号車のノリマルクロウヨシツネ、95号車の廣田賢興、28号車の竹田、174号車の佐野哲也、218号車の高砂岳美と続いた。
ところが、予選終了まで約1分というタイミングで、ノリマルクロウヨシツネが3コーナー先で姿勢を乱してクラッシュし、コースサイドにストップ。赤旗が提示され、そのまま予選は終了した。予選クラス5番手だった123号車は赤旗原因車両として最後尾グリッドの裁定を受け、これにより以下の順位の車両はグリッドが繰り上がった。さらに、123号車は車両の復旧が見込めずリタイアとなり、決勝グリッドに並ぶことはできなかった。

●決勝
午後に入るとオートポリス上空には雲が目立ってきたが、予選同様、規定どおりオープン状態で決勝が行われた。直前のコンディションは気温24.9℃、路面温度37.4℃、湿度79%で、路面はドライ。13時59分14秒、総合ポールポジションの157号車・橋本 隼を先頭に、10周の決勝がスタートした。
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今回はオープニングラップで多くのドラマが発生。上位のシリーズクラスでもトップが入れ替わったが、クラブマンクラスではさらなる波乱が待ち受けていた。好スタートでクラス5番グリッドから一気に2番手へ浮上した廣田に山本が接触し、押し出された廣田がさらにトップの小林へ玉突き状態で接触した。その結果、小林はコースアウトして全体の最後尾まで後退し、後続車両も回避を強いられて隊列が大きく乱れた。
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山本にはスタート手順違反で5秒加算、さらに廣田との接触を伴う危険なドライブ行為で5秒加算のペナルティが科された。
この結果、大きくジャンプアップしたのが、総合21番、クラス6番手からスタートした竹田。今年のジャパンツアー開幕戦SUGOのクラブマンクラスで優勝を果たした実力者が、先頭で1周目を戻ってきた。
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さらに接触のアクシデントに見舞われた廣田もクラス2番手に浮上。これに若井が続き、3台のシリーズクラスを挟んで、高砂、山本、清永、佐野、小林の順で通過していった。
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2周目以降、勢いを見せたのは若井だった。昨年の西日本シリーズ最終戦・岡山でクラブマンクラスを制し、今年は西日本シリーズのシリーズクラスに参加している。2周目、廣田との差を0.026秒まで詰めてストレートを通過した直後に逆転し、クラス2位へ浮上。続く3周目には竹田との差を0.549秒まで縮めた。クラブマン優勝経験者同士の攻防は終盤まで続き、一度は若井が先頭へ立ったものの、竹田が再逆転。最後は竹田が0.244秒差で逃げ切った。
若井には先行を許した廣田だが、クラス3番手の座を守り抜いてポディウムに登壇。また、4番目にチェッカーを受けた山本は、前述のペナルティにより合計10秒が加算され、クラス6位に降着した。これにより、一時は最後尾まで後退した小林が4位に繰り上がった。今回のクラブマンクラスは出走台数の関係で、この4位までが入賞となる。
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●優勝した竹田選手のコメント
「まさかの優勝で嬉しいです。ただパーティレーサーの皆さんとグランツーリスモで一緒に練習したことや、コースイン時に地元の方から受けたアドバイスが役立ちました。稲富ガレージの皆さんも含めて、ひとりでは勝てませんでしたね」
タイヤについて
「RE005になってからグリップも上がり、クラブマンクラスでも安心してレースができる印象です。初心者やFRに慣れていないドライバーにも使いやすいタイヤだと思います。自分としては、こじりすぎないように気をつけています」

ジャパンツアーシリーズ最終戦となる第8戦は、11月29日に岡山国際サーキットで開催される。なお、パーティレースの次戦は9月27日、茨城県の筑波サーキットで行われる東日本シリーズ第3戦となる。
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レース結果

コース:オートポリス

[NDクラブマン]

決勝

  • 開催日:2026/09/13
  • 天候:Cloudy
  • 路面:Dry
  • 決勝出走:9
  • 完走:8
  • (4.674km x 10laps = 46.74km)
順位 No ドライバー タイヤ チーム マシン シャシー エンジン 周回数 Delay(Lap) ベストタイム ベストラップ タイム
1 28 竹田 和憲 BS Bridgestone CP大泉pttロードスターRB 10 25'31.388
2 11 若井 隆大 BS Bridgestone HMRACERSロードスター 10 25'31.632
3 95 廣田 賢興 BS Bridgestone LEG・95CYMロードスター 10 25'42.851
4 272 小林 良 BS Bridgestone ランディ九州マツダロードスター 10 25'47.256
5 25 清水 竜矢 BS Bridgestone RYUYA ロードスター 10 25'50.716
6 92 山本 慧 BS Bridgestone シケインサトルマンロードスター 10 25'53.328
7 174 佐野 哲也 BS Bridgestone プリプリプリティロードスター 10 26'02.568
8 218 高砂 岳美 BS Bridgestone ガレージ山根 ロードスター 10 26'03.032