“クニショー”と慕われる國井宏樹が念願の初優勝

  • 開催場所:筑波サーキット
  • 開催日:2026年08月30日(日) 〜 2026年08月30日(日)
2026年ロードスター・パーティレースⅢ 東日本Rd.2 NDクラブマン

茨城県の筑波サーキットで8月30日、ロードスター・パーティレースⅢ東日本シリーズ第2戦が行われた。33台のエントリーを集めたNDクラブマンクラスは、予選を2組に分け、決勝も「ボーナス」と「ファイナル」の2レースで実施。各組の上位10台ずつが進出した「ファイナル」では、169号車の國井宏樹が堂々のポール・トゥ・ウィンを達成した。ライバルたちからも“クニショー”と慕われ、常に上位争いを演じてきた実力者が、ついに表彰台の一番高いところに立った。

筑波サーキットのフルグリッドは30台のため、今回のNDクラブマンクラスは、前述のとおり予選・決勝ともに分割して行われた。この日の筑波は曇り空に覆われ、朝から時折、雨粒も落ちていた。そのため7時40分からのブリーフィングでは、予選について「ソフトトップを閉めてもOK」と通達された。今回も9号車・渡邉直也/50号車・みかち。/102号車・石川巧湧/114号車・judy/162号車・小室賢太郎/251号車・高杉昌督という6名が初参加。恒例により各自が自己紹介と意気込みを語ると、先輩たちから拍手で歓迎を受けた。
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●予選
1組目の予選はオンタイムで8時45分からの15分間。8時30分時点でのコンディションは気温21.8℃/湿度90%/路面温度27.1℃だった。開始直後に1分10秒471を記録したのは國井。これに181号車の横田大樹が1分10秒621で続いた。
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この組では走行中に路面状況が回復した模様で、多くの選手が次々に自己ベストを更新。特に國井はアタック2周目も1分10秒454とタイムを更新し、一度ピットに戻ってから1分10秒390まで削り込むことに成功した。横田は前述のタイムで2番手となるが、217号車の森田正穂がアタック5周目に1分11秒009を記録して3番手に浮上。さらに76号車の毛利和弘、ルーキーの石川と続いた。
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5分という短いインターバルで、2組目の予選が9時5分からの15分間で行われた。9時時点のコンディションは気温22.3℃/湿度90%/路面温度27.3℃。こちらの組の上位の選手たちはほぼ全員、アタック1周目に自己ベストを記録した。トップタイムは77号車のテツ・パチーノで1分10秒622。これに111号車の山口 聡が1分10秒766で続いた。
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以下は75号車のアイダサトル、86号車の栗原誠法、122号車の小倉優樹、6号車のSATOSHIという順。
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この結果、「ファイナル」のポールポジションは総合トップの國井が獲得し、パチーノが2番グリッドからスタート。以下は1組目の10位までの選手がイン側の奇数グリッド、同様に2組目の選手がアウト側の偶数グリッドに並ぶことになった。
なお、各組11位以下の選手たちが進む「ボーナス」レースのグリッドも同様に決定した。1組目11位の160号車・ネルソン ジャスティンがポールシッターとなり、2組目11位の172号車・石田 淳が2番グリッドを獲得。
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以下、イン側には1組目17位まで、アウト側には2組目15位までの選手が並び、合計12台で争うことになった。ちなみにこの台数の差は、もともと2組目が1台少なかったことに加え、さらに欠場が1台出たことによるものだ。

●決勝
NDクラブマン「ファイナル」の決勝はオンタイムの12時50分にスタートが切られた。12時30分時点でのコンディションは気温26.9℃/湿度75%/路面温度36.3℃と、この日では一番の高温下での決勝になった。クラブマンとはいえ、上位陣の予選タイムはシリーズの実力者たちとも遜色がない。ポールシッターの國井と2番グリッドのパチーノは順当にスタートを決めてオープニングラップを戻ってきた。
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その後方では、上位陣で唯一の順位変動があった。スタート直後の1コーナーで4番グリッドの山口が、ひとつ前を行く横田のアウト側から並びかけると、S字の先の第1ヘアピンでは山口がイン側に入る形となった。お互いの手の内を知り、マナーも尊重するベテラン同士だけに、ここはクリーンに順位が入れ替わった。
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2周目以降は接近戦が続きながらも、上位陣の順位変動はなかった。しかし4周目の第2ヘアピンで50号車のみかち。が単独でスピンし、パイロンを巻き込むアクシデントが発生。このパイロンやベース部分がコース上に残ったため、6周目終了までセーフティカーが導入された。再開後のバトルで注目されたのは、やはりトップグループの4台。7周目終了時点での國井→パチーノ→山口→横田の間隔は約0.5秒ずつで、予選タイムも國井を除く3名はほぼ横並びで拮抗していた。
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しかしながら、このダンゴ状態が続いたのは10周目くらいまで。まずは國井とパチーノのギャップが0.9秒から1.1秒へと拡大。
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山口のペースも少し落ち、横田との3位争いだけが最後まで展開されることになった。整理すると、國井が2021年の初参戦以来、ついに念願の初優勝を達成。続いてパチーノと山口もポディウムに登壇した。以下、4位の横田、5位の森田、6位のアイダまでが入賞となった。
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これまでもクラブマンクラスでは上位争いを演じ、何度も表彰台に立っている國井は師匠を意味する“クニショー”の愛称で知られ、ライバルたちからも尊敬される存在だ。
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●優勝した國井選手のコメント
「ようやく勝てました。セーフティカーが入った時はオロオロしましたが、再開後は少し落ち着けて、コーナー(の突っ込み)で頑張らないで、立ち上がり優先で走ったのが良かったと思います」
タイヤについて
「昨年までの004に比べると、縦も横もグリップは格段に上がっていますよね。アクセルを開けるポイントが明らかに早くなりました。唯一、スライドさせた時の失速感というか落ち幅が大きいような気がしているので、無理をしないように心がけています」

ロードスター・パーティレースⅢの次なる戦いは9月13日の日曜日に、大分県のオートポリスでジャパンツアーシリーズの第7戦が開催予定。また東日本シリーズの第3戦は9月27日の日曜日に、ここ筑波サーキットで行われる予定だ。

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レース結果

コース:筑波サーキット

[NDクラブマン]

決勝

  • 開催日:2026/08/30
  • 天候:Cloudy
  • 路面:Dry
  • 決勝出走:20
  • 完走:20
  • (2.045km x 15laps = 30.675km)
順位 No ドライバー タイヤ チーム マシン シャシー エンジン 周回数 Delay(Lap) ベストタイム ベストラップ タイム
1 169 國井 宏樹 BS Bridgestone 國匠ロードスター 15 20'05.212
2 77 テツ・パチーノ BS Bridgestone キープオンR ロードスター 15 20'06.797
3 111 山口 聡 BS Bridgestone ユニバーサルツインロードスター 15 20'07.560
4 181 横田 大樹 BS Bridgestone クロノスPmGMロードスター 15 20'07.863
5 217 森田 正穂 BS Bridgestone 寝不足ましゅ~☆ロードスター 15 20'08.569
6 75 アイダ サトル BS Bridgestone UTプロセスロードスター 15 20'10.866
7 122 小倉 優樹 BS Bridgestone ウサカケ☆ロードスターRP 15 20'13.431
8 76 毛利 和弘 BS Bridgestone Subsonicロードスター 15 20'16.864
9 102 石川 巧湧 BS Bridgestone モエドラ☆ほいほいロードスター 15 20'17.316
10 66 関 裕 BS Bridgestone TAKE&國匠・ロードスター 15 20'18.011
11 3 三谷 貴一郎 BS Bridgestone 松鵠会ROADSTER 15 20'23.758
12 114 judy BS Bridgestone 白っぽいロードスター 15 20'27.283
13 6 SATOSHI BS Bridgestone プロジェクトワン ロードスター 15 20'28.012
14 48 森田 泰博 BS Bridgestone BSポテンザロードスター 15 20'28.282
15 252 前田 兼成 BS Bridgestone トキメキNDロードスター 15 20'28.937
16 207 山田 茂人 BS Bridgestone タカラ樹脂工業ロードスター 15 20'30.034
17 49 TAKEBOU BS Bridgestone TAKEBOUロードスター 15 20'32.689
18 50 みかち。 BS Bridgestone シーケンシャルロードスター 15 20'32.865
19 9 渡邉 直也 BS Bridgestone ARASHO38Rロードスター 15 20'36.208
20 86 栗原 誠法 BS Bridgestone G-design ロードスター 15 20'48.555