4度目の王座を目指す上田純司が4年ぶりに勝利の美酒

  • 開催場所:筑波サーキット
  • 開催日:2026年08月30日(日) 〜 2026年08月30日(日)
2026年ロードスター・パーティレースⅢ 東日本Rd.2 NDシリーズ

茨城県の筑波サーキットで8月30日、ロードスター・パーティレースⅢ東日本シリーズ第2戦が行われた。チャンピオンシップを争うNDシリーズクラスを制したのは、16号車の上田純司。2022年から2連覇を達成し、昨年も3度目の王座に輝いた実力者だが、優勝は2022年の開幕戦以来となった。予選では一発でアタックを決めてポールポジションを獲得し、決勝でも隙を見せない堂々のパフォーマンスを披露した。

今回は筑波チャレンジクラブマンレースのプログラムのひとつとして開催され、VITAやスーパーFJといったレース専用車など多くのマシンが集結。ただ本日の筑波は曇り空が上空を覆い、朝から時々雨粒も落ちてきていた。NDシリーズクラスのエントリーは26台という盛況。今回はブリーフィングもクラブマンが7時40分から、シリーズが8時15分からと分割して開催。シリーズにも177号車の増田智仁と256号車の岡田拓也という2名が初参加。恒例により自己紹介と意気込みを語ると、先輩たちから拍手で歓迎された。なお天候を考慮して、今回の予選については「ソフトトップを閉めてもOK」ということが通達された。
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●予選
公式予選は9時25分からの15分間で、9時30分時点でのコンディションは気温22.2℃/湿度90%/路面温度27.3℃だった。開始早々、44号車の藤貫直之が1分10秒171で暫定トップに躍り出るも、38号車の石浜一樹が1分10秒178で肉薄。
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上位陣は僅差の争いになりそうな気配だ。少し遅れて出た18号車の平井将貴が1分10秒107で前述のふたりを上回り、32号車の新井博史も1分10秒121で続いた。
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しかしながら、上田が最初のアタックで記録したのが1分10秒005。もう少しで9秒台突入ということで、頭ひとつ抜け出した印象を受けた。
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整理するとポールポジションを獲得したのは上田で、これに平井と新井が続いた。4番グリッドはアタック2周目に1分10秒160まで削り込んだ石浜が獲得し、藤貫が5番手。そして5月の開幕戦ではクラブマンで優勝を果たした222号車の石井雅人が予選6位という勢いを見せた。
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以下、予選20位までのタイムが1分10秒台ということで、20名が1秒以内にひしめき合う混戦となった。ちなみに予選中に一度は空が明るくなったものの、終了2分前には雨がポツポツと降り出すなど、コンディションも不安定だった。

●決勝
15ラップで争う決勝は、ほぼオンタイムの13時52分にスタートが切られた。13時30分時点でのコンディションは気温26.1℃/湿度76%/路面温度34.3℃となり、天候も「晴れ」に回復。決勝ではソフトトップを収納し、全車オープンで出走することが通達された。
ポールの上田をはじめ、平井→新井→石浜→藤貫というトップ5は順当にオープニングラップを通過。
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実はこの中では唯一、新井が少し出遅れたことで、3位から5位がいきなり超接近戦となったのが後で嵐を呼んだ。
さらに6位には7番グリッドだった71号車の登坂 紀が浮上し、7位には11番グリッドだった168号車の森本進一がジャンプアップ。これに113号車の大蔦健太と、6番グリッドだった石井が続いた。
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序盤の勢いは、2位を走る平井が上回っていた印象だ。2周目に最速ラップとなる1分10秒459を計測するなど、5周目まで0.3秒台の僅差で上田を追走し、6周目には0.210秒差まで迫っていた。どこで勝負を仕掛けるのかと注目が集まるなか、事件が起こった。タイヤメーカーの名が付く名物の中高速コーナーで、3位を争っていた石浜がスライドしてライバルにヒット。新井と藤貫が巻き込まれ、3台ともリタイアを余儀なくされた。
このアクシデントが後続のマシンにも影響した。直後を走っていた登坂は回避のため急減速を強いられる一方、その後ろの森本は少し余裕を持って現場を通過。トップ2は変わらなかったが、ここで3位に森本、4位に登坂が浮上し、これに大蔦と石井が続く順番となった。なお、2台がコース上に停止したため、回収のために12周目までセーフティカーが導入された。
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残り3周の超スプリント決戦でも見どころはあった。平井がファイナルラップまで0.3秒台の僅差で追い詰めるが、3度の東日本チャンピオンを誇る上田も隙を見せない。
それでも平井はバックストレートから最終コーナーにかけて、アウト側から並びかけようと試みるが及ばない。
逆に少し勢いが落ちたところに森本が肉薄したが、こちらも0.183秒差で順位は変わらず、この3名がポディウムに登壇した。
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以下、4位の登坂と5位の大蔦は再開前と同じ順位だが、6位には14周目に石井をパスした195号車の中島優太が入賞となった。
上田は2022年の開幕戦以来、久々に優勝を果たした。
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●優勝した上田選手のコメント
「筑波は抜くのが難しいコースなので、ミスなく走ることを心がけて、コンプリートできました。ジャパンツアーでの反省が少しは活きたかもしれません。久しぶりの優勝なので、これをまたチャンピオンに繋げていきたいです」
タイヤについて
「RE005は少しのミスならカバーしてくれる懐の広さがあって、凄く良いタイヤだと思います。自分的には少しクセのあったRE004を上手くコントロールできた時の満足感が薄くなったかもしれませんが、対応しないと勝てないので、今日はホッとしています」

ロードスター・パーティレースⅢの次なる戦いは9月13日の日曜日に、大分県のオートポリスでジャパンツアーシリーズの第7戦が開催予定。また東日本シリーズの第3戦は9月27日の日曜日に、ここ筑波サーキットで行われる予定だ。

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レース結果

コース:筑波サーキット

[NDシリーズ]

決勝

  • 開催日:2026/08/30
  • 天候:Fine
  • 路面:Dry
  • 決勝出走:26
  • 完走:23
  • (2.045km x 15laps = 30.675km)
順位 No ドライバー タイヤ チーム マシン シャシー エンジン 周回数 Delay(Lap) ベストタイム ベストラップ タイム
1 16 上田 純司 BS Bridgestone 上伸物流 ロードスター 15 23'43.353
2 18 平井 将貴(マサキ) BS Bridgestone ユニバーサルツインロードスター 15 23'44.016
3 168 森本 進一 BS Bridgestone Moty's戦略Pロードスター 15 23'44.199
4 71 登坂 紀 BS Bridgestone Moty'sJFSロードスター 15 23'45.463
5 113 大蔦 健太 BS Bridgestone ダイヤ設備DRロードスター 15 23'46.614
6 195 中島 優太 BS Bridgestone TCR ロードスター 15 23'47.439
7 222 石井 雅人 BS Bridgestone ガレージ123ロードスター猫 15 23'48.227
8 27 瀬田 凛 BS Bridgestone TC CORSE ロードスター 15 23'48.626
9 144 白石 健 BS Bridgestone Moty's美羽ロードスター 15 23'49.557
10 41 的場 雅仁 BS Bridgestone gssロードスター 15 23'50.398
11 28 高坂 洸貴 BS Bridgestone CP大泉pttロードスターRB 15 23'51.492
12 205 宮井 理充 BS Bridgestone ユニツイロードスター 15 23'52.267
13 101 石川 純二 BS Bridgestone ブルーオクトロードスター 15 23'52.609
14 161 山木 康平 BS Bridgestone ELEVレーシングロードスター 15 23'53.175
15 200 YOSHIKI BS Bridgestone ジャスミン ロードスター 15 23'53.822
16 133 辻田 佳典 BS Bridgestone Uni☆ロードスター 15 23'54.543
17 167 山田 修宇 BS Bridgestone オヤマダイRTロードスター 15 23'56.833
18 22 荒井 彦幸 BS Bridgestone エムズパンテック ロードスター 15 23'56.918
19 5 イシカワ BS Bridgestone TCCmtロードスター 15 23'57.719
20 153 杉田 廉 BS Bridgestone RENNYロードスター 15 24'00.095
21 260 新藤 遼介 BS Bridgestone ターマックプロ ロードスター 15 24'00.279
22 256 岡田 拓也 BS Bridgestone 給料男レーシングロードスター 15 24'04.025
23 177 増田 智仁 BS Bridgestone ワッパC今井組ロードスター 15 24'06.123
- 32 新井 博史 BS Bridgestone ピースARASHOロードスター 6 DNF
- 44 藤貫 直之 BS Bridgestone HamilDon☆ロードスター 5 DNF