3年目のタイランドにおいて武藤英紀/牧野任祐(Drago Modulo Honda Racing/BS)がチーム結成初の2位をゲット!

  • 開催場所:チャンインターナショナルサーキット
  • 開催日:2016年10月09日(日) 〜 2016年10月09日(日)
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2016オートバックス SUPER GT第7戦は、シリーズ中唯一の海外戦。タイ東部のブリーラムにあるチャンインターナショナルサーキットで開催された。予選でポールポジションは取られたものの上位を占めたブリヂストン装着車が決勝では順位を入れ替えながら周回を重ねていたが、優勝を争える位置にいた数台がペナルティーによって順位を下げてしまい優勝を逃すも、2位から4位を占め、トップ10台中8台がブリヂストン装着車という結果を残した。

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<予選>
雨期のタイにあって、週末も雨予報が出ていたが、昼間の時間帯では小雨が降る程度で予選はドライコンディションで行うことが出来た。Q1においてトップ3を独占。大嶋和也/A.カルダレッリ(LEXUS TEAM LEMANS WAKO'S/BS)がトップタイムを叩き出した。Q2でもブリヂストン装着車の上位独占が期待され、今回がSUPER GTデビュー戦の牧野選手が100分の33秒差で2番手グリッドとなり、同チームの前戦からの連続ポールポジションとデビュー戦のポールポジション獲得はならなかった。3番手にJ.Pデ・オリベイラ/安田裕信(TEAM IMPUL/BS)が着けた。

<決勝>
日曜日の決勝日は、天候が一気に回復し、気温と路面温度も上昇する中で66周レースがスタートした。デ・オリベイラ選手が序盤に武藤選手をパスしてトップの関口雄飛/国本雄資組(LEXUS TEAM WedsSport BANDOH/YH)を追う展開となったが、TEAM IMPULは、ドライバー交替時のピット作業違反でドライブスルーペナルティーを受けて後退、再び武藤/牧野組が2位へ。7番手スタートから4位へ順位を上げて表彰台獲得の可能性が高まっていたJ.ロシター/平川亮(LEXUS TEAM TOM'S/BS)も他車との接触によるペナルティーで順位を下げてしまった。2位以下にマージンを築いてトップを走行していた関口/国本組に対して牧野選手は終盤で快走を示して毎周差をつめ、最終ラップに自己のファステストラップを叩き出したが2.9秒差で2位となった。3位には大嶋/カルダレッリ組が入った。

<2位入賞ドライバーのコメント>
武藤英紀選手「チームが結成されて2年目で初の表彰台、それも2位というのはとても嬉しいです。スタート時に装着していたタイヤは、予選中に自分がスピンして少し痛めてしまっていたものだったので、序盤にあまりペースを上げることが出来なかったのですが、何とか3位をキープすることが出来ました。今回がデビューの任祐(牧野)は、予選と決勝で素晴らしい走りをしてくれました」

牧野任祐選手「GT500のマシンをドライブするのは土曜日が始めてでした。武藤さんやチームの皆さんに支えられながら必至でクルマに慣れました。まだ何が何だか分からない状況ですが、与えられた環境の中で思いっきり走った結果の2位は本当に嬉しいです」

<ブリヂストン タイヤエンジニア:松本真幸のコメント>
「今回、優勝争いでは数台がペナルティーによって順位をさげてしまうという不運があり残念ではありましたが、夏の連戦に投入した強度を増したタイヤが良く作動してパフォーマンスとしてはとても良い状況だったと判断しています。暑いコンディション下でトラブルも皆無、各メーカー、各チームを支えることが出来ました。最終イベントのもてぎでは、ブリヂストンユーザーが連勝していただき、チャンピオンを獲得していただけるように強力にバックアップしたいと思っています」

レース結果

コース:チャン・インターナショナルサーキット

[GT500]

決勝

  • 開催日:2016/10/09
  • 天候:Fine
  • 路面:Dry
  • 路面温度: 44℃ ~ 39℃
  • 決勝出走:15
  • 完走:15
  • (4.554km x 66laps = 300.564km)
順位 No ドライバー タイヤ チーム マシン シャシー エンジン 周回数 Delay(Lap) ベストタイム ベストラップ タイム
1 19 関口 雄飛/国本 雄資 YH LEXUS RC F 66 1:37:58.745
2 15 武藤 英紀/牧野 任祐 BS Bridgestone Honda NSX CONCEPT-GT 66 +2.917
3 6 大嶋 和也/A.カルダレッリ BS Bridgestone LEXUS RC F 66 +17.583
4 12 安田 知宏/J.P.デ・オリベイラ BS Bridgestone ニッサン GT-R ニスモ GT500 66 +24.166
5 64 中嶋 大祐/B.バゲット DL Honda NSX CONCEPT-GT 66 +26.506
6 17 岩澤 優吾/小暮 卓史 BS Bridgestone Honda NSX CONCEPT-GT 66 +26.703
7 39 H.コバライネン /平手 晃平 BS Bridgestone LEXUS RC F 66 +35.763
8 8 松浦 孝亮/野尻 智紀 BS Bridgestone Honda NSX CONCEPT-GT 66 +42.193
9 37 J.ロシター/平川 亮 BS Bridgestone LEXUS RC F 66 +45.064
10 100 山本 尚貴/伊沢 拓也 BS Bridgestone Honda NSX CONCEPT-GT 66 +45.182
11 36 伊藤 大輔/N.キャシディ BS Bridgestone LEXUS RC F 66 +1:32.872
12 46 本山 哲/千代 勝正 MI ニッサン GT-R ニスモ GT500 65
13 24 佐々木 大樹/柳田 真孝 YH ニッサン GT-R ニスモ GT500 64
14 1 松田 次生/R.クインタレッリ MI ニッサン GT-R ニスモ GT500 56
15 38 立川 祐路/L.ジャトン BS Bridgestone LEXUS RC F 56
[GT500]

予選

  • 開催日:2016/10/08
  • 天候:Cloudy
  • 路面:Dry
  • 路面温度: 38℃ ~32℃
  • 決勝出走:15
  • 完走:15
順位 No ドライバー タイヤ チーム マシン シャシー エンジン 周回数 Delay(Lap) ベストタイム ベストラップ タイム
1 19 関口 雄飛/国本 雄資 YH LEXUS RC F 1:24.307
2 15 武藤 英紀/牧野 任祐 BS Bridgestone Honda NSX CONCEPT-GT 1:24.340
3 12 安田 知宏/J.P.デ・オリベイラ BS Bridgestone ニッサン GT-R ニスモ GT500 1:24.466
4 8 松浦 孝亮/野尻 智紀 BS Bridgestone Honda NSX CONCEPT-GT 1:24.483
5 46 本山 哲/千代 勝正 MI ニッサン GT-R ニスモ GT500 1:24.593
6 6 大嶋 和也/A.カルダレッリ BS Bridgestone LEXUS RC F 1:24.809
7 37 J.ロシター/平川 亮 BS Bridgestone LEXUS RC F 1:24.937
8 64 中嶋 大祐/B.バゲット DL Honda NSX CONCEPT-GT 1:24.968
9 17 岩澤 優吾/小暮 卓史 BS Bridgestone Honda NSX CONCEPT-GT 1:24.985
10 39 H.コバライネン /平手 晃平 BS Bridgestone LEXUS RC F 1:25.117
11 38 立川 祐路/L.ジャトン BS Bridgestone LEXUS RC F 1:25.140
12 100 山本 尚貴/伊沢 拓也 BS Bridgestone Honda NSX CONCEPT-GT 1:25.256
13 24 佐々木 大樹/柳田 真孝 YH ニッサン GT-R ニスモ GT500 1:25.339
14 1 松田 次生/R.クインタレッリ MI ニッサン GT-R ニスモ GT500 1:25.455
15 36 伊藤 大輔/N.キャシディ BS Bridgestone LEXUS RC F 1:25.560