GT300クラス最大サクセスウエイトの堤優威/平良響(muta Racing GR86 GT/BS)が2位ゴール。ブリヂストン装着車が全てポイント獲得
- 開催場所:鈴鹿サーキット
- 開催日:2024年06月01日(土) 〜 2024年06月02日(日)
第2戦と同じ3時間レースとなった鈴鹿の第3戦。決勝日スタート直前は不安定な天候だったが、ドライコンディションでレースは行われた。レースの序盤で2位へポジションアップした堤優威/平良響(muta Racing GR86 GT/BS)は、ポジションをキープしてゴール。他の3台のブリヂストン装着車も全てポイントゲットしてレースを終えた。
<予選>A、Bの2グループに分かれて行われた予選。ブリヂストン装着車は第2戦を終えてランキングトップの堤/平良組が27ポイントで54キロの最大サクセスウエイトを搭載。吉田広樹/野中誠太(Green Brave GR Supra/BS)がランキング3位、19ポイントで38キロ。蒲生尚弥/篠原拓朗/黒沢治樹(LEON PYRAMID AMG/BS)が4位、18ポイントで36キロ。そして小高一斗/中村 仁/根本悠生(apr LC500h GT/BS)が7位、12ポイントで24キロを積み、各車苦しい状況の中で上位進出を目指してQ1に臨み、蒲生/篠原/黒澤組以外Q1のグループ上位8台に入りQ2のアッパーグループへ進出した。Q2ではQ1のグループ9位以下のロウワーグループで蒲生/篠原/黒澤組がトップタイムを叩き出し、アッパーグループの13位以下の入れ替えに望みを繋いだ。アッパーグループでは堤/平良組が3番手に食い込み、吉田/野中組が6番手。小高/中村/根本組が7番手。蒲生/篠原/黒澤組は入れ替えに成功して13番手から決勝をスタートすることとなった。ポールポジションは、藤井誠暢/チャーリー・ファグ(D’stationVantageGT3/DL)が獲得。
<決勝>決勝のスタート前に雨が降ってスターティンググリッド上は濡れていたが、天候が好転してスタート前に一気にドライアップ。ドライコンディションでレースはスタートした。堤/平良組は、第一スティントの中盤で2位へポジションアップした。その背後では小高/中村/根本組もポジションアップに成功していた。この小高/中村/根本組と吉田/野中組は、最初のピットインでタイヤ無交換作戦を実行し順位アップに成功した。そして13番手からスタートした蒲生/篠原/黒澤組も着実に順位アップしてこの時点でブリヂストン装着車全車が、ポイント圏内に入っていた。2回のピットインを終えて、堤/平良組は2位のポジションを確実なものとし、小高/中村/根本組が3位までポジションを上げてきていた。しかし、終盤にひとつ順位を下げて4位ゴール。表彰台に立つことはできなかった。吉田/野中組は、5位、蒲生/篠原/黒澤組は、8位でゴールラインを切った。堤/平良組は、16ポイントを加えてポイントランキング2位以下に大差を付けて第4戦へ臨む。優勝はポールポジションからスタートした藤井/ファグ組。
<ブリヂストン MSタイヤ開発マネージャー:山本貴彦のコメント>
「第3戦では、ブリヂストンタイヤユーザーさんが皆サクセスウエイトを積んでいる状況の中で素晴らしいレース展開をしていただきました。事前テストで開発したタイヤがとてもマッチしていたので、われわれにとって第3戦は上出来の結果となりました。2スティントをタイヤ無交換で走行する作戦も当然順位アップにつながっていますが、特に堤/平良組は最大ウエイトで素晴らしいパフォーマンスを発揮されていました。それを強力にサポートすることができました」
決勝
- 開催日:2024/06/02
- 天候:Fine-Cloudy
- 路面:Dry
- 路面温度:31°C〜29°C
- 決勝出走:27
- 完走:25
- (5.807km)
順位 | No | ドライバー | タイヤ | チーム | マシン | シャシー | エンジン | 周回数 | Delay(Lap) | ベストタイム | ベストラップ | タイム |
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1 | 777 | 藤井 誠暢 /C.ファグ | DL | D'station Vantage GT3 | 85 | 3:00'58.681 | ||||||
2 | 2 | 堤 優威 /平良 響 | BS | muta Racing GR86 GT | 85 | 3:01'36.711 | ||||||
3 | 6 | 片山 義章 /R.M.ムンタン | YH | UNI-ROBO BLUEGRASS FERRARI | 85 | 3:01'44.567 | ||||||
4 | 31 | 小高 一斗 /中村 仁/根本 悠生 | BS | apr LC500h GT | 85 | 3:01'54.143 | ||||||
5 | 52 | 吉田 広樹 /野中 誠太 | BS | Green Brave GR Supra GT | 85 | 3:02'02.495 | ||||||
6 | 45 | K.コッツォリーノ /L.ワドゥー | MI | PONOS FERRARI 296 | 85 | 3:02'18.394 | ||||||
7 | 7 | 荒 聖治 /N.クルッテン/B.スペングラー | MI | Studie BMW M4 | 85 | 3:02'23.255 | ||||||
8 | 65 | 蒲生 尚弥 /篠原 拓朗/黒澤 治樹 | BS | LEON PYRAMID AMG | 85 | 3:02'24.622 | ||||||
9 | 96 | 新田 守男 /高木 真一 | DL | K-tunes RC F GT3 | 84 | 3:00'45.148 | ||||||
10 | 60 | 吉本 大樹 /河野 駿佑 | DL | Syntium LMcorsa GR Supra GT | 84 | 3:01'18.637 | ||||||
11 | 62 | 平手 晃平 /平木 湧也/平木 玲次 | YH | HELM MOTORSPORTS GTR | 84 | 3:01'56.328 | ||||||
12 | 4 | 谷口 信輝 /片岡 龍也 | YH | グッドスマイル 初音ミク AMG | 84 | 3:02'01.996 | ||||||
13 | 18 | 小林 崇志 /小出 峻/三井 優介 | YH | UPGARAGE NSX GT3 | 83 | 3:00'36.750 | ||||||
14 | 50 | I.O.フラガ /古谷 悠河 | YH | ANEST IWATA Racing RC F GT3 | 83 | 3:00'44.961 | ||||||
15 | 20 | 平中 克幸 /清水 英志郎 | MI | シェイドレーシング GR86 GT | 83 | 3:00'54.202 | ||||||
16 | 56 | 佐々木 大樹 /J.P.デ・オリベイラ | YH | リアライズ日産メカニックチャレンジGT-R | 83 | 3:01'31.718 | ||||||
17 | 9 | 阪口 良平 /冨林 勇佑/藤原 優汰 | YH | PACIFIC ふいすぽっ NAC AMG | 83 | 3:01'53.336 | ||||||
18 | 25 | 菅波 冬悟 /松井 孝允/佐藤 公哉 | YH | HOPPY Schatz GR Supra GT | 83 | 3:01'57.695 | ||||||
19 | 30 | 永井 宏明 /小林 利徠斗/織戸 学 | YH | apr GR86 GT | 83 | 3:02'04.398 | ||||||
20 | 88 | 小暮 卓史 /元嶋 佑弥 | YH | JLOC Lamborghini GT3 | 83 | 3:02'06.074 | ||||||
21 | 87 | 松浦 孝亮 /坂口 夏月 | YH | METALIVE S Lamborghini GT3 | 83 | 3:02'07.778 | ||||||
22 | 48 | 井田 太陽 /柴田 優作/眞田 拓海 | YH | 脱毛ケーズフロンティアGO&FUN猫猫GT-R | 82 | 3:02'17.932 | ||||||
23 | 360 | 大滝 拓也 /青木 孝行/荒川 麟 | YH | RUNUP RIVAUX GT-R | 81 | 3:00'36.409 | ||||||
24 | 22 | 和田 久 /城内 政樹/小山 美姫 | YH | アールキューズ AMG GT3 | 81 | 3:01'32.579 | ||||||
25 | 5 | 藤波 清斗 /塩津 佑介 | YH | マッハ車検エアバスター MC86 マッハ号 | 68 | 3:01'58.590 | ||||||
- | 61 | 井口 卓人 /山内 英輝 | DL | SUBARU BRZ R&D SPORT | 46 | DNF | ||||||
- | 11 | 富田 竜一郎 /石川 京侍 | DL | GAINER TANAX Z | 37 | DNF |