山本尚貴/牧野任祐(STANLEY HRC PRELUDE-GT/BS)がリスタートでトップに立ち優勝
- 開催場所:富士スピードウェイ
- 開催日:2026年08月01日(土) 〜 2026年08月02日(日)
第3戦のマレーシアのセパン戦が延期されたことで約3ヶ月のインターバル後に開催された第4戦は、300Kmレース(66周)で行われた。決勝は、セーフティカー(SC)スタートとなった直後にアクシデント発生、そして中断。35分後に再びSCスタートし、二番手スタートの山本尚貴/牧野任祐(STANLEY HRC PRELUDE-GT/BS)が一気にトップに立つと首位を守って優勝した。
<予選>予選日、午前中の練習走行が始まった10時30分の時点で気温は30度を超えて路面温度は44度を記録していた。そして午後の2時から始まった予選では気温は32度、路面温度は45度まで達していた。公式練習走行から今シーズンから投入されたホンダのプレリュードが上位に進出。予選のQ1では山本尚貴/牧野任祐(STANLEY HRC PRELUDE-GT/BS)がトップで終了すると思われたが、終盤に塚越広大/野村勇斗(Astemo HRC PRELUDE-GT/BS)が0.027秒差で逆転。3番手にも太田格之進/大津弘樹(ARTA MUGEN HRC PRELUDE-GT/BS)となってプレリュードがトップ3。開幕戦から2連勝を飾っている坪井翔/山下健太(au TOM’S GR Supra/BS)は、80Kgのサクセスウエイトを積んでいて11番手となりQ1敗退。Q2でもホンダのプレリュード勢が上位でラップタイムを刻む展開となり、太田/大津組が唯一1分26秒台に突入してプレリュードにとって初のポールポジションを獲得。2番手に山本/牧野組、そして三番手に塚越/野村組となった。決勝のグリッド6番手までブリヂストンタイヤ装着車が占めた。
<決勝>全車がグリッドに着いた直後に豪雨が降り、コースは一気にウエットへ変化。しかし、間も無く雨は止み、雲間から陽がさすと一気に乾き始めた。一旦はレインタイヤを装着したチームもスリックタイヤへ戻し、全車がスリックとなった。コースの一部がハーフウエット状態だったためにSCスタートとなり、5周目からレーススタートが切られた。しかし、その直後に8番手スタートの千代勝正/高星明誠(MOTUL Niterra Z/BS)と9番手の平峰一貴/ベルトラン・バゲット(TRS IMPUL with SDG Z/BS)が接触。その弾みで前を走行していた大草りき/イゴール・大村・フラガ(Modulo HRC PRELUDE-GT/DL)にも接触。大草/大村・フラガ組はスピン、空中に舞い上がってストレートに叩きつけられてストップ。このアクシデントで赤旗中断。35分後に再びSCスタートで開始されて10周目からレースが開始された。素晴らしいスタートを切った山本/牧野組が1コーナーでトップ立った。上位陣は、ファーストスティントのミニマムに近い周回数を消化してピットインしたドライバー交代を行なった。このタイミングに迅速なピット作業で6番手からスタートした笹原右京/ジュリアーノ・アレジ(Deloitte TOM’S GR Supra/BS)が一気に2位にジャンプアップ。しかし、終盤に太田/大津組にパスされて3位フィニッシュ。太田/大津組は、トップとの差を一気に詰めたが山本/牧野組は0.662秒差で逃げ切りプレリュードが1-2フィニッシュ。11番手スタートの坪井/山下組は 唯一燃料給油リストリクターが装着されていているハンディがあるが、4位まで追い上げてフィニッシュしている。
<優勝ドライバーのコメント>
山本尚貴選手「序盤に(64号車の)アクシデントがあったので、ちょっと心中穏やかではなかったんですが、まずはイゴール・大村・フラガ選手に意識があるってことで安堵しました。そのあとは、気持ちを切り替えてリスタートに向けて準備しました。リスタートが最大のチャンスだと思っていたので、そこにすべてを賭けたのですが、これがうまくいきました。タイヤ選択にも悩んだ結果、良い方向に行きました。チームと組んだ作戦が正しかったかなと思います。HRCとチームがうまくすべてのピースをはめてくれた良いレースだったなと思いますね。最後の5周、10周はかなり厳しかったと思うんですが、牧野選手ならできると信じていたので、彼、チーム、そしてHondaのがんばりがあったからこそ優勝に繋がったのかなと思います」
牧野任祐選手「今日はまずレースで大きなアクシデントがありましたが、ドライバーが大丈夫だという情報を聞いてホッとしました。レースでは、尚貴さんがリスタートでトップに立って気合いが入りました。尚貴さんと同じタイヤ選択で出て、なんとかトップをキープして優勝できました。今年はうまくいかないことが多く、そのなかで昨日も予選が2番手で……。力を出し切ったのですが負けてしまい、僕自身でいろいろ思うこともありました。今日はそれを払拭することができたし、優勝できたのでホッとしています。プレリュードの初優勝は自分たちの手で獲ることができたので、素直にうれしいです」
<ブリヂストン MSタイヤ開発マネージャー:福崎 翔のコメント>
「今回、ホンダのプレリュードが練習走行から速さを示していました。第4戦を迎えて予選からトップ3を得て、決勝では、山本/牧野組が安定した速さでプレリュードの初優勝を飾り、そのパフォーマンスをブリヂストンが支えることができました。終盤に太田/大津組がトップに迫りました。タイヤの傾向としては同じものなですが、細かな部分で違いがあり、その差で山本/牧野組が逃げ切ることとなりました」
決勝
- 開催日:2026/08/02
- 天候:Rain-Cloudy
- 路面:Wet-Dry
- 路面温度:38°C〜33°C
- 決勝出走:14
- 完走:12
- (4.563km x 66laps = 301.158km)
| 順位 | No | ドライバー | タイヤ | チーム | マシン | シャシー | エンジン | 周回数 | Delay(Lap) | ベストタイム | ベストラップ | タイム |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 100 | 山本 尚貴 /牧野 任祐 |
BS
|
STANLEY HRC PRELUDE-GT | 66 | 2:23'36.345 | ||||||
| 2 | 8 | 太田 格之進 /大津 弘樹 |
BS
|
#8 ARTA MUGEN HRC PRELUDE-GT | 66 | 2:23'37.007 | ||||||
| 3 | 37 | 笹原 右京 /G.アレジ |
BS
|
Deloitte TOM'S GR Supra | 66 | 2:23'37.823 | ||||||
| 4 | 36 | 坪井 翔 /山下 健太 |
BS
|
au TOM'S GR Supra | 66 | 2:23'52.246 | ||||||
| 5 | 17 | 塚越 広大 /野村 勇斗 |
BS
|
Astemo HRC PRELUDE-GT | 66 | 2:23'57.527 | ||||||
| 6 | 38 | 大湯 都史樹 /小林 利徠斗 |
BS
|
KeePer CERUMO GR Supra | 66 | 2:23'57.863 | ||||||
| 7 | 14 | 福住 仁嶺 /大嶋 和也 |
BS
|
ENEOS X PRIME GR Supra | 66 | 2:23'59.511 | ||||||
| 8 | 39 | 関口 雄飛 /S.フェネストラズ |
BS
|
DENSO KOBELCO SARD GR Supra | 66 | 2:24'00.716 | ||||||
| 9 | 16 | 野尻 智紀 /佐藤 蓮 |
BS
|
#16 ARTA MUGEN HRC PRELUDE-GT | 66 | 2:24'05.584 | ||||||
| 10 | 19 | 国本 雄資 /阪口 晴南 | YH | WedsSport BANDOH GR Supra | 66 | 2:24'09.394 | ||||||
| 11 | 24 | 名取 鉄平 /三宅 淳詞 |
BS
|
リアライズコーポレーション Z | 66 | 2:24'18.457 | ||||||
| 12 | 12 | 平峰 一貴 /B.バゲット |
BS
|
TRS IMPUL with SDG Z | 65 | 2:24'44.562 | ||||||
| - | 23 | 千代 勝正 /高星 明誠 |
BS
|
MOTUL Niterra Z | 16 | DNF | ||||||
| - | 64 | 大草 りき /I.O.フラガ | DL | Modulo HRC PRELUDE-GT | 4 | DNF |
