塚越広大/野村勇斗(Astemo HRC PRELUDE-GT/BS)が4年ぶりの勝利
- 開催場所:スポーツランドSUGO
- 開催日:2026年09月19日(土) 〜 2026年09月20日(日)
レースの3分の1が終了しようとした時に最終コーナー先で起きたアクシデントによってセーフティカー(SC)が導入され、それが解除されたと同時にピットインしてドライバー交代を行なった塚越広大/野村勇斗(Astemo HRC PRELUDE-GT/BS)がトップに立ち後続との差を徐々に広げて4年ぶりの勝利を挙げた。
<予選>秋雨前線と台風25号の影響で不安定な天候の予選日となった。午前中の練習走行では、前日の雨の影響でダンプコンディションから始まり、走行するにつれてドライへ。時折雨が降ったが、最終的にはドライとなった。午後の予選はドライで始まり、霧雨が降ることはあっても走行に影響するほどではなかった。Q1では大草りき/イゴール・大村・フラガ(Modulo HRC PRELUDE-GT/DL)、太田格之進/大津弘樹(ARTA MUGEN HRC PRELUDE-GT/BS)、塚越広大/野村勇斗(Astemo HRC PRELUDE-GT/BS)前戦優勝の野尻智紀/佐藤 蓮(#16 ARTA MUGEN HRC PRELUDE-GT/BS)、そして山本尚貴/牧野任祐(STANLEY HRC PRELUDE-GT/BS)と再びホンダのプレリュード5台が上位をしめて終えた。Q2はドライ路面のままスタート。大草/大村フラガ組がコースレコードタイムを更新してポールポジション獲得。塚越/野村組が2番手。国本雄資/阪口晴南(WedsSport BANDOH GR Supra/YH)と山本/牧野組が2列目に位置した。
<決勝>予選日に引き続いて、天候の変化が気になった。心配された雨は午後には降ることなく、スターティンググリッドに並んだ全車がスリックタイヤを装着。前夜からの雨でコースの一部が濡れていてSCスタートとなった。4周してSCがピットへ。ポールの大草/大村フラガ組に塚越/野村組が続いた。3番手スタートの国本/阪口組が16周目に2位に順位アップして序盤は展開された。ドライバー交代が行える決勝84周の3分の1、26周が終わろうとしていた最終コーナー先の登り勾配でGT300クラスの車両がコースオフからコースに戻ったところでストップ。そこへ6番手を走行していた前戦の勝者、野尻智紀/佐藤 蓮(#16 ARTA MUGEN HRC PRELUDE-GT/BS)が前を塞がれるかたちで接触。2台の車両が大破して止まってSCが導入された。32周目にレース再開と同時に塚越/野村組、ランキングトップの坪井翔/山下健太(au TOM’S GR Supra/BS)、日産勢の最上位を走行していた平峰一貴/ベルトラン・バゲット(TRS IMPUL with SDG Z/BS)がピットインしてドライバー交代。翌周に殆どのチームがピットイン。ここから塚越/野村組を先頭に山本尚貴/牧野任祐(STANLEY HRC PRELUDE-GT/BS)2位、平峰/バゲット組3位とブリヂストンユーザーが上位を占めた。しかし、平峰/バゲット組にミッショントラブルが発生、ピットへ戻ってリタイヤ。オーバーカット作戦を選択し、46周まで第一スティントを走行した関口雄飛/サッシャ・フェネストラズ(DENSO KOBELCO SARD GR Supra/BS)が3位へ上がり、山本/牧野組と2位争いを展開。終盤のフルコースイエロー(FCY)から、解除後に関口/フェネストラズ組が2位へ。塚越/野村組は、2位に約5秒のマージンを築いて優勝した。
<優勝ドライバーのコメント>
塚越広大選手「決勝は天候がどうなるか分からないなか、“なるようにしかならない”と思っていました。前半を担当した野村選手からのインフォメーションを参考に自分のスティントをしっかり走ることができました。SUGOでは、2023年に優勝してみんなで喜んだのですが、車両違反で失格ということがあったので、今回勝てて本当に良かったです。次のオートポリスでもサクセスウェイト“なり”にしっかりと上位を狙っていきたいと思います。表彰台以上を獲れる自信もありますし、クルマの調子が本当に良いので、それを活かしていきたいですね」
野村勇斗選手「やりました!うれしいです。塚越選手のセカンドスティントは、もう最高でした。SUGOのトラフィックはすごく難しいのに、50数周という長いラップを塚越選手は良いペースで走っていた。SCが入って64号車より先にピットインした作戦も、そのあとの展開も良かったと思います。僕としては序盤に64号車を抜きたいという思いはありましたが、それができなかったので悔しさはあります。ファイナルラップはドキドキした気持ちで見守っていました。チームとして4年ぶりの優勝を果たせて本当にうれしいです。チャンピオンシップでもランキングで結構上に上がれたと思うので、楽しみが増えました。これからもガツガツがんばります」
<ブリヂストン MSタイヤ開発マネージャー:福崎 翔のコメント>
「今回も各メーカーさんに対して【攻めた】タイヤを供給し、それぞれ結果を出すことができたと思います。塚越/野村組4年ぶりの優勝おめでとうございます。プレリュードの中では山本/牧野組は、決勝を重視したタイヤで順位アップ。そして関口・フェネストラズ組は、スープラの中でちょっと違うコンパウドウを第二スティントに投入してそれで追い上げができ、優位性を示すことができました」
決勝
- 開催日:2026/09/20
- 天候:Cloudy
- 路面:Wet-Dry
- 路面温度:25°C〜24°C
- 決勝出走:14
- 完走:13
- (3.586km x 84laps = 301.224km)
| 順位 | No | ドライバー | タイヤ | チーム | マシン | シャシー | エンジン | 周回数 | Delay(Lap) | ベストタイム | ベストラップ | タイム |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 17 | 塚越 広大 /野村 勇斗 |
BS
|
Astemo HRC PRELUDE-GT | 84 | 1:59'13.559 | ||||||
| 2 | 39 | 関口 雄飛 /S.フェネストラズ |
BS
|
DENSO KOBELCO SARD GR Supra | 84 | 1:59'18.288 | ||||||
| 3 | 100 | 山本 尚貴 /牧野 任祐 |
BS
|
STANLEY HRC PRELUDE-GT | 84 | 1:59'18.795 | ||||||
| 4 | 36 | 坪井 翔 /山下 健太 |
BS
|
au TOM'S GR Supra | 84 | 1:59'19.660 | ||||||
| 5 | 37 | 笹原 右京 /G.アレジ |
BS
|
Deloitte TOM'S GR Supra | 84 | 1:59'20.415 | ||||||
| 6 | 19 | 国本 雄資 /阪口 晴南 | YH | WedsSport BANDOH GR Supra | 84 | 1:59'22.369 | ||||||
| 7 | 24 | 名取 鉄平 /三宅 淳詞 |
BS
|
REALIZE CORPORATION Z | 84 | 1:59'32.596 | ||||||
| 8 | 23 | 高星 明誠 /佐々木 大樹 |
BS
|
MOTUL Niterra Z | 84 | 1:59'59.041 | ||||||
| 9 | 8 | 太田 格之進 /大津 弘樹 |
BS
|
#8 ARTA MUGEN HRC PRELUDE-GT | 84 | 2:00'04.346 | ||||||
| 10 | 38 | 大湯 都史樹 /小林 利徠斗 |
BS
|
KeePer CERUMO GR Supra | 84 | 2:00'14.085 | ||||||
| 11 | 14 | 福住 仁嶺 /大嶋 和也 |
BS
|
ENEOS X PRIME GR Supra | 84 | 2:00'18.218 | ||||||
| 12 | 64 | 大草 りき /I.O.フラガ | DL | Modulo HRC PRELUDE-GT | 83 | 2:00'05.230 | ||||||
| 13 | 12 | 平峰 一貴 /B.バゲット |
BS
|
TRS IMPUL with SDG Z | 58 | 1:25'20.567 | ||||||
| - | 16 | 野尻 智紀 /佐藤 蓮 |
BS
|
#16 ARTA MUGEN HRC PRELUDE-GT | 25 | DNF |
