吉田広樹/野中誠太(Green Brave GR Spra GT/BS)作戦成功で優勝
- 開催場所:富士スピードウェイ
- 開催日:2026年08月01日(土) 〜 2026年08月02日(日)
3ヶ月のインターバル後に行われた第4戦で吉田広樹/野中誠太(Green Brave GR Spra GT/BS)が各車のピットインタイミングと逆の作戦でトップに立ち、交換タイヤ本数を少なくしてピットストップタイムを短縮する作戦で今季初優勝。石浦宏明/鈴木斗輝哉(ENEOS X PRIME AMG GT3)が2位。
<予選>A、Bグループに分かれて行われる予選Q1のAグループでは堤優威/卜部和久(HYAPER WATER INGING GR86 GT/BS)が3番手、今シーズンからブリヂストンユーザーに加わった新田守男/高木真一(K-tunes RC F GT3/BS)が6番手でQ2に進出を果たし、Bグループでは、吉田広樹/野中誠太(Green Brave GR Spra GT/BS)が2番手、小高一斗/小山美姫(apr LC500 GT/BS)が3番手、蒲生尚弥/菅波冬悟(LEON PYRAMID AMG/BS)が4番手、石浦宏明/鈴木斗輝哉(ENEOS X PRIME AMG GT3)が8番手となってブリヂストンタイヤユーザー全車が各グループ上位9台に入ってQ2進出。Q2で早目にタイムアタックを開始した吉田/野中組は、コース後半の第三セクターでトラフィックに出会ってしまって大きくタイムロス。それでも6番手のグリッドを得たが、タイムロスしていなかったとしたら2番手だったとチームは悔しがった。7番手に石浦/鈴木組、蒲生/菅波組が9番手、堤/卜部組が11番手、新田/高木組が14番手。小高/小山組はパワーステアリングにトラブルを抱えていて16番手から決勝をスタートすることとなった。
<決勝>GT300クラスのブリヂストンタイヤユーザーたちはランキング上位に位置しておりサクセスウエイト(SW)が重い状況となっている。今回予選上位グリッドを得たチームはSWがゼロまたは軽い。そのチームに対してどういう作戦で対応するか。スタート前の突然の豪雨。直ぐに雨は止み、雲間から陽がさしてコースコンディションは、ハーフウエットに変わって殆どのマシンがスリックタイヤでセーフティカー(S C)スタートを開始した。5周目にレースが開始された直後のコントロールライン先で起こったGT500クラス車両の、接触アクシデントで一台がコース上に止まってしまい、赤旗中断。35分後に再びSCスタートによって10周目にレースが開始された。吉田/野中組が6番手スタートから、4位、3位へと一気に順位アップ。石浦/鈴木組も4位へ。吉田/野中組は、一人のドライバーが周回できるレースの三分の二ギリギリまでファーストスティントを走ってトップに立ち、ピットインでフロント2本交換作戦によって首位を堅持してレースに復帰、そのままゴール。終盤で順位を一気に上げた石浦/鈴木組が2位へ。ブリヂストンタイヤユーザーが1-2フィニッシュを果たした。
<優勝ドライバーのコメント>
吉田広樹選手「今回、基本的にタイヤ4本交換をメインに考えていて、2本交換や無交換は考えていなかったんですがスタート時に路面が雨で濡れていたことで周回数のわりにタイヤのダメージが少ないと判断しました。それをブリヂストンさんに相談して、残りの周回数と路面状況を加味してもらったところ『無交換でもいけるよ』と言ってくれたのでタイヤ無交換でいこうと思っていました。ところが野中選手が『フロントが結構キツイ』と。でもセクタータイムを見たらタイヤ4本を交換した周りのチームに比べてもさほど遜色はなかったので、一旦は『無交換でいこう』と言ったんです。それでも彼が『フロントは替えた方がいい』と言うので、フロント2本交換を考えていなかったからぶっつけ本番になりました。前日までに使ったタイヤをブリヂストンさんが見てくれてOKを出してくれたのが大きな勝因になったと思います。地元の熊本で起こった地震ですっきりしない気持ちではあったんですけど、熊本の人もチームのみんなも『サーキットに入ったら集中しよう』と言ってくれたので、気持ちを切り替えてレースができました」
野中誠太選手「今シーズンに入ってからずっとスピードはあったんですが、レースの展開に恵まれなかったり、自分のミスもあったりして、結果につなげることができませんでした。でも、今回のレースは落ち着いてやっていければ、必ずいい結果に結びつくということが分かっていました。32号車のペースがかなり良かったんですけど、同じブリヂストンタイヤ勢として、どんなタイヤを履いているかを把握していたので、そこは僕らと展開が違うだろうなと。そこで落ち着いて対処できましたし、自分のスティントを引っ張ったなかではいいペースで安定して走れたので、そこは満足しています。僕にとってSUPER GT初優勝なんですが、とにかくタイヤが素晴らしいパフォーマンスで、チームも本当に素晴らしいクルマを作ってくれましたし、ほぼ完璧なレースだったと思います」
<ブリヂストン MSタイヤ開発マネージャー:福崎 翔のコメント>
「吉田/野中組の作戦が的中しました。チョイスとしては、フロント2本のみ交換、そして無交換というものもありました。しかし無交換では、終盤位フロントが厳しくなるだろうという予測で2本交換ということとなりました。そして32号車においてはセカンドスティントを担当した石浦選手の絶妙なドライブで2位を得ることができました。次戦の鈴鹿では新たなスペックの投入を予定し、各チームをサポートします」
決勝
- 開催日:2026/08/02
- 天候:Rain-Cloudy
- 路面:Wet-Dry
- 路面温度:38°C〜33°C
- 決勝出走:29
- 完走:29
- (4.563km x 62laps = 282.906km)
| 順位 | No | ドライバー | タイヤ | チーム | マシン | シャシー | エンジン | 周回数 | Delay(Lap) | ベストタイム | ベストラップ | タイム |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 52 | 吉田 広樹 /野中 誠太 |
BS
|
Green Brave GR Supra GT | 62 | 2:24'28.036 | ||||||
| 2 | 32 | 石浦 宏明 /鈴木 斗輝哉 |
BS
|
ENEOS X PRIME AMG GT3 | 62 | 2:24'35.917 | ||||||
| 3 | 7 | Z.オサリバン /梅垣 清 | YH | CARGUY Ferrari 296 GT3 EVO | 62 | 2:24'37.192 | ||||||
| 4 | 45 | 篠原 拓朗 /川端 伸太朗 | YH | PONOS FERRARI 296 EVO | 62 | 2:24'37.696 | ||||||
| 5 | 56 | J.P.デ・オリベイラ /木村 偉織 | YH | リアライズ日産メカニックチャレンジGT-R | 62 | 2:24'45.304 | ||||||
| 6 | 666 | S.ミューラー /藤波 清斗 | YH | seven × seven PORSCHE GT3R EVO | 62 | 2:24'47.225 | ||||||
| 7 | 2 | 堤 優威 /卜部 和久 |
BS
|
HYPER WATER INGING GR86 GT | 62 | 2:24'49.554 | ||||||
| 8 | 62 | 平木 湧也 /平木 玲次 | YH | HELM MOTORSPORTS GT-R | 62 | 2:24'56.022 | ||||||
| 9 | 6 | 片山 義章 /N.クルッテン | YH | UNI-ROBO BLUEGRASS FERRARI | 62 | 2:25'04.826 | ||||||
| 10 | 65 | 蒲生 尚弥 /菅波 冬悟 |
BS
|
LEON PYRAMID AMG | 62 | 2:25'07.205 | ||||||
| 11 | 60 | 吉本 大樹 /河野 駿佑 | DL | Syntium LMcorsa LC500 GT | 62 | 2:25'08.878 | ||||||
| 12 | 18 | 小林 崇志 /新原 光太郎 | YH | UPGARAGE AMG GT3 | 62 | 2:25'09.219 | ||||||
| 13 | 4 | 谷口 信輝 /片岡 龍也 | YH | グッドスマイル 初音ミク AMG | 62 | 2:25'09.413 | ||||||
| 14 | 31 | 小高 一斗 /小山 美姫 |
BS
|
apr LC500h GT | 61 | 2:23'39.738 | ||||||
| 15 | 96 | 新田 守男 /高木 真一 |
BS
|
K-tunes RC F GT3 | 61 | 2:23'49.407 | ||||||
| 16 | 9 | 冨林 勇佑 /藤原 優汰 | MI | PACIFIC ウマ娘 NAC BMW | 61 | 2:23'50.252 | ||||||
| 17 | 88 | 小暮 卓史 /D.V.クビアト | YH | VENTENY Lamborghini GT3 | 61 | 2:23'52.952 | ||||||
| 18 | 360 | 荒川 麟 /清水 啓伸 | YH | RUNUP × SOL GT-R | 61 | 2:23'58.465 | ||||||
| 19 | 11 | 富田 竜一郎 /大木 一輝 | DL | GAINER TANAX Z | 61 | 2:24'00.214 | ||||||
| 20 | 25 | 松井 孝允 /洞地 遼大 | YH | HOPPY Schatz GR Supra GT | 61 | 2:24'25.831 | ||||||
| 21 | 30 | 永井 宏明 /平良 響 | YH | apr GR86 GT | 61 | 2:24'33.648 | ||||||
| 22 | 5 | 塩津 佑介 /荒尾 創大 | YH | マッハ車検エアバスター MC86 マッハ号 | 61 | 2:24'54.790 | ||||||
| 23 | 777 | 藤井 誠暢 /C.ファグ | DL | D'station Vantage GT3 | 61 | 2:24'55.057 | ||||||
| 24 | 48 | 井田 太陽 /J.プル | YH | KENKO K'S FRONTIER WM NILZZ GT- R | 61 | 2:24'55.058 | ||||||
| 25 | 87 | 元嶋 佑弥 /松浦 孝亮 | YH | OPEN HOUSE Lamborghini GT3 | 60 | 2:23'50.558 | ||||||
| 26 | 20 | 平中 克幸 /清水 英志郎 | MI | シェイドレーシング RC F GT3 | 60 | 2:24'06.375 | ||||||
| 27 | 22 | 加納 政樹 /和田 久 | YH | アールキューズ AMG GT3 | 60 | 2:24'09.058 | ||||||
| 28 | 61 | 井口 卓人 /山内 英輝 | DL | SUBARU BRZ R&D SPORT | 60 | 2:25'03.190 | ||||||
| 29 | 26 | 安田 裕信 /リ ジョンウ | YH | ANEST IWATA GAINER Z | 52 | 2:11'58.788 |
