最年長コンビの新田守男/高木真一(K-tunes RC F GT3/BS)がGT300クラス7年ぶりの優勝
- 開催場所:オートポリス
- 開催日:2026年10月17日(土) 〜 2026年10月18日(日)
7番手グリッドからスタートした新田守男/高木真一(K-tunes RC F GT3/BS)は、序盤で順位を落とすも、タイヤ無交換作戦を成功させ、ピットイン義務の2回目のピット作業を済ませた時点でトップへ躍り出て優勝した。
<予選>今シーズン最大のサクセスウエイト搭載のイベントがこの第7戦。GT300クラス参加車両の中で50Kg以上のサクセスウエイトとなっている14台は、実ウエイト=50Kgを搭載し、給油リストリクターも装着されている。ブリヂストンタイヤ装着車6台の内5台が50Kgを積んで予選に臨んだ。A、Bグループに分かれて行われるQ1では、トップ9台がQ2へ進出できる。ブリヂストンユーザーは、全チームがQ2へ進出を果たした。堤 優威/卜部和久(HYAPER WATER INGING GR86 GT/BS)が2番手。しかし、Q1で他車に対して走路妨害があったとして、決勝2グリッドが降格の裁定が下った。3番手に吉田/野中組。Q1のBグループで2番手タイムを叩きだしている新田守男/高木真一(K-tunes RC F GT3/BS)が7番手、蒲生尚弥/菅波冬悟/黒澤治樹(LEON PYRAMID AMG/BS)が8番手、石浦宏明/鈴木斗輝哉(ENEOS X PRIME AMG GT3/BS)と小高一斗/小山美姫/チャーリー・ブルツ(apr LC500 GT/BS)がそれぞれ12番手、13番手から決勝スタートを切ることとなった。ポールポジションは、井口卓人/山内英輝(SUBARU BRZ R&D SPORT/DL)。
<決勝>6台が出走しているGT300クラスのブリヂストンタイヤ装着車の5台がサクセスウエイトに加えて給油リストリクターが装着されている状況となっている。堤/卜部組は、前日の予選における進路妨害によりフロントローからセカンドローへ降格(予選結果から2グリッド降格)された。序盤から吉田/野中組と堤/卜部組が2位争いを展開。堤/卜部組が2位へそしてトップの井口/山内組(DL)をパスしてトップへ。そして吉田/野中組も2位へ。序盤でブリヂストンタイヤユーザーが1-2体制となった。吉田/野中組は1回目のピットストップでタイヤ無交換作戦に出て堤/卜部組を従えた。レース半ばまで続いた2チームの争いは、吉田/野中組のスピンアウト&ストップで幕となってしまった。スターティングポジションをキープして周回していた小高/小山/ブルツ組は、序盤にサスペンショントラブルでリタイヤしてしまい、このトラブルで1回目のセイフティカー(SC)導入となった。2回のSC導入、2回のフルコースイエロー(FCY)によって2回のピットイン義務の戦略が分かれる中で新田/高木組、蒲生/菅波/黒澤組は、順調に順位を上げて、新田/高木組が2回目のピットインをタイヤ無交換で済ませてトップへ躍り出た。そのままゴールへ突き進みチームにとって2009年以来の勝利を得た。GT300クラスでは多くのペナルティ裁定が行われて、ゴール後にも上位車両にタイムペナルティが科せられて順位が大きく変動。5番手でゴールラインを切った蒲生/菅波/黒澤組が3位へ。堤/卜部組が4位。ポイント獲得圏外でゴールした石浦/鈴木組が10位となってポイントを獲得した。
<優勝ドライバーのコメント>
新田守男選手「もう表彰台の頂点には立てないのかなとも思っていたのだけど、やっぱり、改めてレースはこうしてハマることもあるのだと思いましたね。周囲からは『おじさん、おじさん』と言われるし、新ちゃんとの年齢を足して100歳オーバーだなんて言われます。しかし、ガキの頃の楽しかったレースをしていたころを思い出して、19~20歳のような気持ちでレースさせてくださいと言って、今までとはちょっと違う気持ちでレースをさせてもらいました。チームも、ブリヂストンさんのサポートも最高でした」
高木真一選手「もう新田さんとは兄弟以上くらいの関係なので、もうストレスもなく一緒にずっとレースをしてきました。それでも、ふたりでは17年ぶりの優勝でしょう?こうしてふたりでまた優勝することができました。本当にこの結果を待ち望んでいたから良かったですし、新田さんにも本当に感謝です。運を味方につけた部分はありますが、そのなかでも本当にパフォーマンスの高いクルマでしたし、タイヤだって最初は無交換なんて考えていなかった。そのなかでもエンジニアは、このタイヤをどうやったら最大限に活かせるのかをブリヂストンさんとしっかりと確認してくれましたし、メカニックもピット作業をミスなく作業してくれました」
<ブリヂストン MSタイヤ開発マネージャー:福崎 翔のコメント>
「ポールポジションは獲得できませんでしたが、2番手、3番手の順位。堤/卜部組は2グリッド降格でスタートして、直ぐにトップ争いを演じました。吉田/野中組がスピンしてしまったのは本当に残念でした。そして、新田/高木組は、安定したペースで順位アップ、2回目のピットストップでタイヤ無交換を選択してトップへ。そのまま優勝へのサポートをさせていただきました。また、多くのペナルティが出たことで蒲生/菅波/黒澤組が3位へ上がりました。苦しい展開の中でもペースをキープできた結果得た3位でした」
決勝
- 開催日:2026/10/18
- 天候:Fine
- 路面:Dry
- 路面温度:33°C〜31°C
- 決勝出走:29
- 完走:27
- (4.674km x 93laps = 434.682km)
| 順位 | No | ドライバー | タイヤ | チーム | マシン | シャシー | エンジン | 周回数 | Delay(Lap) | ベストタイム | ベストラップ | タイム |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 96 | 新田 守男 /高木 真一 |
BS
|
K-tunes RC F GT3 | 93 | 3:01'56.731 | ||||||
| 2 | 360 | 荒川 麟 /金丸 ユウ/田中 篤 | YH | RUNUP × SOL GT-R | 93 | 3:02'22.559 | ||||||
| 3 | 65 | 蒲生 尚弥 /菅波 冬悟/黒澤 治樹 |
BS
|
LEON PYRAMID AMG | 93 | 3:02'36.665 | ||||||
| 4 | 2 | 堤 優威 /卜部 和久 |
BS
|
HYPER WATER INGING GR86 GT | 93 | 3:02'37.062 | ||||||
| 5 | 18 | 小林 崇志 /新原 光太郎 | YH | UPGARAGE AMG GT3 | 93 | 3:02'58.225 | ||||||
| 6 | 45 | 篠原 拓朗 /川端 伸太朗/大宮 賢人 | YH | PONOS FERRARI 296 EVO | 93 | 3:03'16.659 | ||||||
| 7 | 7 | Z.オサリバン /梅垣 清/伊東 黎明 | YH | CARGUY Ferrari 296 GT3 | 93 | 3:03'17.220 | ||||||
| 8 | 62 | 平木 湧也 /平木 玲次 | YH | HELM MOTORSPORTS GT-R | 93 | 3:03'19.114 | ||||||
| 9 | 26 | 安田 裕信 /リ ジョンウ/三井 優介 | YH | ANEST IWATA GAINER Z | 93 | 3:03'24.083 | ||||||
| 10 | 32 | 石浦 宏明 /鈴木 斗輝哉 |
BS
|
ENEOS X PRIME AMG GT3 | 93 | 3:03'24.369 | ||||||
| 11 | 666 | S.ミューラー /渡会 太一 | YH | seven × seven PORSCHE GT3R EVO | 93 | 3:03'57.748 | ||||||
| 12 | 88 | 小暮 卓史 /D.V.クビアト/坂口 夏月 | YH | VENTENY Lamborghini GT3 | 93 | 3:04'08.973 | ||||||
| 13 | 6 | 片山 義章 /N.クルッテン | YH | UNI-ROBO BLUEGRASS FERRARI | 92 | 3:03'04.915 | ||||||
| 14 | 56 | J.P.デ・オリベイラ /木村 偉織 | YH | リアライズ日産メカニックチャレンジGT-R | 92 | 3:01'45.328 | ||||||
| 15 | 61 | 井口 卓人 /山内 英輝 | DL | SUBARU BRZ R&D SPORT | 92 | 3:01'48.331 | ||||||
| 16 | 5 | 塩津 佑介 /荒尾 創大 | YH | マッハ車検エアバスター MC86 マッハ号 | 92 | 3:01'50.701 | ||||||
| 17 | 25 | 松井 孝允 /洞地 遼大 | YH | HOPPY Schatz GR Supra GT | 92 | 3:02'23.709 | ||||||
| 18 | 20 | 平中 克幸 /清水 英志郎 | MI | シェイドレーシング RC F GT3 | 92 | 3:02'24.911 | ||||||
| 19 | 4 | 谷口 信輝 /片岡 龍也 | YH | グッドスマイル 初音ミク AMG | 92 | 3:02'28.341 | ||||||
| 20 | 87 | 元嶋 佑弥 /松浦 孝亮/川合 孝汰 | YH | OPEN HOUSE Lamborghini GT3 | 92 | 3:02'58.476 | ||||||
| 21 | 30 | 永井 宏明 /平良 響/織戸 学 | YH | apr GR86 GT | 92 | 3:03'17.437 | ||||||
| 22 | 777 | 藤井 誠暢 /C.ファグ | DL | D'station Vantage GT3 | 91 | 3:03'16.836 | ||||||
| 23 | 9 | 冨林 勇佑 /藤原 優汰/久保 凜太郎 | MI | PACIFIC ウマ娘 NAC BMW | 91 | 3:02'18.608 | ||||||
| 24 | 22 | 加納 政樹 /和田 久/庄司 雄磨 | YH | アールキューズ AMG GT3 | 91 | 3:02'25.641 | ||||||
| 25 | 11 | 富田 竜一郎 /大木 一輝 | DL | GAINER TANAX Z | 85 | 3:02'12.528 | ||||||
| 26 | 60 | 吉本 大樹 /河野 駿佑 | DL | Syntium LMcorsa LC500 GT | 84 | 2:47'37.868 | ||||||
| 27 | 48 | 井田 太陽 /J.プル/藤原 大暉 | YH | KENKO K'S FRONTIER WM NILZZ GT- R | 76 | 3:01'52.148 | ||||||
| - | 52 | 吉田 広樹 /野中 誠太 |
BS
|
Green Brave GR Supra GT | 46 | DNF | ||||||
| - | 31 | 小高 一斗 /小山 美姫/C.ヴルツ |
BS
|
apr LC500h GT | 20 | DNF |
