タイヤについて 1

自動車メーカーが、さまざまなレースに参戦し、コンペティションの中で技術力を向上させてきた歴史があるように、タイヤもまた、レースを通じて進化してきた。

1960年代からレース・フィールドに参戦してきたブリヂストン。やがてその舞台を世界にも広げ、ル・マン24時間レース、DTM、INDY、そしてF1といった、最高峰クラスに参戦し、そこでさまざまなタイヤメーカーと戦うことで、技術力を高めてきたという歴史を持つ。

しかし現在のモータースポーツ・シーンにおいて、タイヤ競争が行われているカテゴリーを探すのは難しい。 「イコール・コンディションでクルマ同士を戦わせること」 「天井知らずの開発競争に歯止めをかけること」 理由はいろいろあろうが、タイヤについては"ワンメイク"となっているレースが多いのが事実だ。そのような中でSUPER GTは、複数のタイヤメーカーが参戦し、コンペティションを繰り広げているシリーズである。

2017年シーズン、ブリヂストンは「GT500クラス」については15台中9台、「GT300クラス」には4台にタイヤを供給。両クラス合わせて4つものタイヤメーカーが激しいコンペティションを展開している中で、ブリヂストンは主力チームの足元を支える役割を担っている。

Regulation~レギュレーション~

1台につき、ドライタイヤ7セット、ウェットタイヤ9セットまで持ち込むことができる。

ドライタイヤについては、公式練習開始から決勝レーススタートまでに最大6セット使用できる。公式予選Q1のみ参加したクルマは、そこで使用したタイヤでレースをスタート。 Q2まで進出したクルマは、Q1・Q2で使用したタイヤのいずれか(抽選で決定)での決勝スタートとなる。ただし、レーススタート後にタイヤの制限はない。

ウェットタイヤは、競技長がその使用を認めた場合のみ装着できる。なお、F1などに見られるタイヤウォーマーの使用は禁じられている。