2023年 インディカー・シリーズ Rd.12 アイオワ

インディカー・シリーズ第12戦アイオワRace2は、昨日同様アイオワ州ニュートンのIowa Speedwayで開催された。スタート順位は、昨日予選の2回目に行われたアタックタイム順のため、佐藤は13番手からのスタート。 決勝日午前中のウォームアップセッションでは、佐藤はかなりの好調を見せ全体で2位のスピードを出し、決勝レースへの期待が高まったが、スタート直後からマシンの挙動に不調を感じ、佐藤は無線で、オーバーステアをチームに訴えていた。その後もマシンをだましだまし走らせたが、141周目にオーバーランしてウォールにヒットさせてしまい、トーリンクを曲げてしまった。本来ならその後の走行は不可能だが、佐藤もチームもマシンの挙動の原因を探るために、応急修理をして走行を続けたが、236周目にこれ以上走行しても無駄との判断でレースを終えた。優勝は昨日同様ペンスキーのニューガーデンだった。

■佐藤琢磨選手のコメント
朝のプラクティスでは、クルマはとてもいい方向に向いていると思っていましたが、いざレースが始まると全く思っていたクルマと違っていました。フロントがしっかりと入って行くかと思えば、リアが全くグリップしてくれなくて、ずるずると順位を下げて行ってしまいました。ついにはウォールにヒットしてしまい、それでも原因を探るべく、また順位を少しでも上げるべく、リードラップのマシンに迷惑のかからないように走り続けましたが、詳しい原因はこれから解析してみないと分からないです。今シーズンはセントルイスでの1戦が残されているだけですが、とにかくすべてを出し切って頑張りたいと思います。