BRIDGESTONE F1活動14年の軌跡
  • ブリヂストンのF1チャレンジはこうしてはじまった
  • ブリヂストンF1スタッフ歴戦の記憶
  • 内外の関係者が語る、F1活動の意義 F1参戦がもたらしたもの
  • 参戦年表
  • テクノロジー&レギュレーション
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レギュレーション

・グルーブドタイヤ(フロント溝4本、リア溝4本)
・ドライタイヤ:2種類(7セット)
・ウエットタイヤ:1種類(4セット)
・エクストリームウェザータイヤ:1種類(3セット)

・タイヤ交換が復活。
・予選・決勝で使用するドライタイヤの種類は、予選開始前に決めなければならない。

Reglation
タイヤの方向性

ミシュランの参戦による2001年 コンペティションの復活、タイヤの使い方に関わるレギュレーションの変更など、大きな変化があった2000年代前半にあって、その状況下で勝利していくために、ブリヂストンは新たな挑戦を始める。その歩みは、さかのぼること数年前、2003年シーズンオフに端を発する。それまでの考え方とは違う、新しいコンストラクションの開発をスタートさせていたのである。そして、その開発がようやく結実するのが、この2006年なのである。それは、弱点と言われてきたトラクションとブレーキ性能を大きく改善するとともに、レースでも従来より柔らかいコンパウンドを使用できるコンストラクションだった。しかし、新しいタイヤゆえ、その使い方を理解するまでに、チームも、ブリヂストンのエンジニアさえも戸惑うことがあった。「タマとしてできていたのに、きちんと使いこなせなかった」と、浜島はいまも悔しさをにじませる。「それまでの考え方でコンパウンドを決めてしまうと、硬すぎることがあったんです。それが理解できたのは、第4戦以降。結局、それがタイトル争いに影響してしまいました」。ブリヂストンが開発してきた中で、F1史上最高のタイヤと呼べるものを作りながら、ミシュランに"勝ち逃げ"されてしまった2006年。しかし、「技術的にはベストを尽くせた」という思いとともに、2度目のワンメイクへと向かっていくのである。

ブリヂストンF1タイヤ装着マシン
 

スクーデリア・フェラーリ

マシン:248F1

エンジン:フェラーリTipo056(V8)

ドライバー:ミハエル・シューマッハ/フェリペ・マッサ

  

ウィリアムズF1チーム

マシン:FW28

エンジン:コスワースCA2006(V8)

ドライバー:マーク・ウェバー/ニコ・ロズベルグ

 

パナソニック・トヨタ・レーシング

マシン:TF106

エンジン:トヨタRVX-06(V8)

ドライバー:ラルフ・シューマッハ/ヤルノ・トゥルーリ

  

スパイカー・MF1レーシング

マシン:M16

エンジン:トヨタRVX-06(V8)

ドライバー:ティアゴ・モンテイロ/クリスチャン・アルバース

 

スーパーアグリF1チーム

マシン:SA05/SA06

エンジン:ホンダRA806E(V8)

ドライバー:佐藤琢磨/井出有治/フランク・モンタニー/山本左近

    
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