2016 GAZOO Racing 86/BRZ Race [PROFESSIONAL Series] 第7戦

佐々木雅弘が3勝目を挙げ
シリーズチャンピオンに輝く

開催場所 : 十勝スピードウェイ  開催日 : 10月2日

十勝スピードウェイでの二戦目はシリーズ第7戦となり、いよいよシリーズチャンピオン争いは最終局面に入っていた。ポイントリーダーの#34佐々木雅弘選手(ブリヂストン)と#906阪口良平選手(ブリヂストン)が頭一つ抜け出しているものの、前日のレースで大量得点した#88井口卓人選手(ブリヂストン)などまだ可能性を残す選手が複数いる状態だった。このレースでシリーズチャンピオンが決定するのは、唯一佐々木雅弘選手が優勝した時だけだった。
レース巧者である佐々木雅弘選手、速さを持つ阪口良平選手、そして前日からの勢いもある井口卓人選手の、三者の戦いに注目が集まった。

●予選
予選開始と同時にコースインしたのは前日も好タイムを出していた#369平中克幸選手(GY)と#370元嶋祐弥選手(GY)、それに続いた佐々木雅弘選手だった。この3台は接近したままタイムアタックに入っていった。そして最終コーナー、先頭の平中克幸選手が立ち上がりで挙動を乱してスピン。直後を走っていた元嶋祐弥選手は衝突を避けるためにアウト側へ逃げたがウォールにフロントから衝突して停止してしまう。上手くイン側から走り抜けた佐々木雅弘選手はそのままコントロールラインを超えた。
元嶋祐弥選手のマシンの撤去のため、予選は赤旗中断となった。すでにタイムアタックに入っていたマシンは多く、また最終コーナーで黄色旗2本が提示されていたため、そのタイムを抹消されたドライバーもいた。ただし佐々木雅弘選手のタイムは認められた。
2度目のタイムアタックとなれば、タイムが落ちるのは当然だ。前日予選2位となった#63坪井翔選手(ブリヂストン)はその影響もあって、想定よりも1秒以上タイムを落とし、予選18位となった。阪口良平選手もそのひとりで、予選3番手となった。前日と同様に後半にタイムアタックする予定だった井口卓人選手が見事に2戦連続のポールポジションを獲得した。
この予選ですでに佐々木雅弘選手へ風が吹いていた。

●決勝レース
シリーズチャンピオンを獲得するには勝たなければならない、最悪でも佐々木雅弘選手の前でゴールしたい。そうした想いがあったのだろう。阪口良平選手はスタートでジャンプアップするために賭けに出たが失敗、6位にポジションを落してしまう。
前日と同じように井口卓人選手はスタートを決め、2位佐々木雅弘選手との距離を拡げていく。その差は1周終了時点で1.211秒という大きなもので、今日もまた逃げ切りかと想像させるに十分なものに見えた。しかしライバルである阪口良平選手が後方へ下がったこともあって、佐々木雅弘選手は冷静だった。前日の井口卓人選手のレースデータを確認し、レース中盤からタイムが落ちていくことを予想していたからだ。
その瞬間をターゲットに、佐々木雅弘選手は井口卓人選手との間合いを計っていた。だが井口卓人選手は予想以上に早くタイムを落とし、佐々木雅弘選手は8周目に追い付くとすぐにオーバーテイクを仕掛け、成功させた。
佐々木雅弘選手はシーズン3勝目を挙げ、見事シリーズチャンピオンに輝いた。2位には惜しくも2連勝を逃した井口卓人選手。3位は久々の表彰台となった#85織戸学選手(YH)が入った。
ブリヂストン勢はトップの2人の他に、4人のドライバーがトップ10に入った。


●コメント
プロフェッショナルシリーズで優勝した#34佐々木雅弘選手のコメント。
「スタートは上手く決まったんですが、それ以上に井口選手が決めてきたので、先に行かれてしまいました。昨日の井口選手の走りを分析していたので、レース後半に勝負することができると予想していました。6周目あたりからペースが落ち始めたので、一気にオーバーテイクしました。ここ十勝で、優勝でシリーズチャンピオンを決めることができて、本当に嬉しいです。谷口選手が2連覇をしているので、ボクも来年も勝って2連覇したいですね」

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RESULT
 

[決勝]  出走台数:26台 /完走台数25

コース:十勝インターナショナルスピードウェイ ( 5.1km×14laps=71.4km )  天候:Fine/路面:Dry 

    順位 No. ドライバー タイヤ マシン 周回数 タイム  
    1 34 佐々木 雅弘 Bridgestone asset・テクノ・BS・86 14 22:50.142  
    2 88 井口 卓人 Bridgestone CG ROBOT BRZ BS 14 22:51.879  
    3 85 織戸 学 YH サミー☆K-one☆MAX86 14 22:52.414  
    4 31 青木 孝行 YH ケーエムエスADVAN86R 14 22:55.410  
    5 906 阪口 良平 Bridgestone AREA86倉敷 14 22:56.962  
    6 7 山野 直也 Bridgestone CABANA P.MU 86 14 23:00.872  
 

[予選]  出走台数:26

コース:十勝インターナショナルスピードウェイ ( 3.406km )  天候:Fine/路面:Dry 

    順位 No. ドライバー タイヤ マシン 周回数 タイム  
    1 88 井口 卓人 Bridgestone CG ROBOT BRZ BS 2 1:35.125  
    2 34 佐々木 雅弘 Bridgestone asset・テクノ・BS・86 2 1:35.561  
    3 906 阪口 良平 Bridgestone AREA86倉敷 4 1:35.624  
    4 97 近藤 翼 Bridgestone 神奈川トヨタ ☆ DTEC 86R 5 1:35.721  
    5 85 織戸 学 YH サミー☆K-one☆MAX86 2 1:35.785  
    6 87 久保 凜太郎 Bridgestone CG ROBOT BRZ BS 2 1:35.849