モータースポーツタイヤ情報

サーキット&ジムカーナ

2008年11月25日に筑波サーキットで開催された「POTENZA RE-11S試乗会」。
ショップの方やチューナーの方をはじめ、POTENZA RE-11Sのパフォーマンスを試した体験者が、
それぞれの経験や感性をもとに語るインプレッション。

コンセプトの通り、速さとコントロール性を実感できる。

コクピット湘南藤沢 曽田さん

CT9AランサーエボリューションⅧ
F:265/35R18 R:265/35R18

まずとにかく「すごいグリップだな」と感じましたね。タイヤ自体にダンピング効果があるかのような柔軟性があり、RE55Sと比較してベタッと接地している感触があります。また路面状況に応じハンドル取られがほとんどないから気を使わなくて済むという、Sタイヤとは思えないハンドリングにビックリです。試しにラフに操作をしてみたのですが、グリップを失うことなく車両の向きが操作通りに変わり、タイヤが路面に食いついている印象を受けました。周回を重ねてもグリップダウンの少ないところも、他のタイヤに対するアドバンテージだと思います。コンセプトの通り、「実感できる速さとコントロール性」を誰もが感じられるのではないかと思います。

グリップ力とコントロール性がハイレベル。

車工房リキ 増田さん

E46 BMW M3
F:245/40R18 R:265/35R18

グリップの高さ、それから滑ってからのコントロール性は、非常にいいものを感じました。リアが流れてしまっても、カウンターを当てながら踏んで行けるほどです。ただ、個人的にはグリップしすぎて、ステアリングを切った際、滑っているかどうかが分かりにくく、アンダーステアの発生を察知しにくいことが気になりました。ベテランになるほど好みの分かれるタイヤだとは思いますが、「とにかくタイムを出したい!」という方は試す価値があるのではないでしょうか。

「うまくなった」という感触が得られるタイヤだと思う。

サンライズブルバード 福田さん

Mercedes-Benz 190E
F:225/45R17 R:225/45R17

山野哲也さんが「エッジを立てる」という表現を使っていましたが、まさしくそのとおりという感じです。特に、ステアリングを切り始めたところの感覚がすごくいいです。ブレーキング性能やトラクション性能といった、RE55Sの持っていた長所はそのままに、思い描いたままのラインをトレースしてくれて「うまくなった」かのような感触が得られると思います。あとは、ライフはきちんと確保されているか、タイヤの摩耗が進んだときの性能ダウンが少ないかどうかが確かめられれば、さらに安心してお客様にもおすすめしていけますね。

周回を重ねても優れたコントロール性が保たれる。

レーシングドライバー 坂本祐也

Golf V TDI Cup
F:245/40R18 R:245/40R18

RE-11Sは、これまでに比べて「横グリップ」が増しているな、というのが第一印象ですね。RE55Sに比べて、RE-11Sはスイートスポットが広いからコントロールしやすいし使いやすい。GolfはFFなので、ややリアを流しながらターンインするのですが、実にコントローラブルでした。走行で周回を重ねていっても、ステアリングへのインフォメーションがあまり変化せず、ハンドリングへの影響が少ないのもRE-11Sの特長だと言えそうですね。

まだ行ける、まだ行けるというポジティブな感覚。

コクピット館林 増保さん

E46 BMW M3
F:265/35R18 R:265/35R18

かなり攻めたドライビングしてもしっかりついてきてくれますね。ブレーキングでクルマの挙動が乱れるということもないし、コーナリング中にわざとステアリングをコジってみても不安はありませんでした。限界付近のインフォメーションは、ステアリングによく伝わってきますから、何か起こってもドライバーは反応がしやすいと思います。もちろん最後はドライバー次第ですが、「まだ行ける、まだ行ける」というポジティブな感覚を乗り手に与えてくれるタイヤだと思いました。

ドライビングの難しいクルマほど良さを実感。

京葉自工 大庭さん

BNR32 スカイラインGT-R
F:265/35R18 R:265/35R18

このGT-Rは700馬力オーバーまでチューンしてあるので、コーナーへの進入ラインというのはおのずと限られてきてしまいます。「走りながら、一発で決めないといけない」わけですね。でも、RE-11Sはコントロール性が高いから、ラインの自由度が高いんです。コーナリング特性もより素直になり、比較テストをしてもRE55Sより約1秒速かったですね。ドライビングの難しいクルマほど、RE-11Sの高いコントロール性は実感しやすいのではないでしょうか。

タイヤ全体でグリップしている感覚がある。

浅野自工 浅野さん

EK9 シビック TYPE R
F:215/45R17 R:215/45R17

応答性の良さと、ステアリングの切り始めのレスポンスが良好です。今回は気温が低かったのですが、それでもはっきりとした反応を示してくれましたし、気むずかしさのないタイヤですね。ドライバーにもよりますが、RE55Sと比較して扱いやすさが、かなり向上していると思います。かっちりとした剛性感を感じさせつつ、路面を確実に捉えるのは、ゴムのグリップだけではなくタイヤ全体でうまくバランスが取れているからなのでしょうね。

ゆるぎない安心感が特長だと思う。

BOZZ SPEED 久田さん

CT9A ランサーエボリューションY
F:265/35R18  R:265/35R18

ものすごい安心感がある!たとえばタイヤブリッジの先で全開にしていくとき、普段は「流れたらイヤだなぁ」と思いながら踏んでいくわけですけど、今回は「何も起こらない」という確信とともに攻められたんです。「失敗しづらい」タイヤですよね。驚いたのは一度アタックして、クールダウンして、もう一度攻めたときにラップタイムの落ち込みがほとんどなかったこと。これは、他にあまりない特性ですね。RE-11Sは、走りやすくてグリップが良くて、ライフも長い。より多くの人にサーキット走行を身近に感じてもらえるタイヤなのではないかな、と思います。

向上したコントロール性、温まりのよさ、安心感。

コクピット川越 皆川さん

SW20 MR2
F:225/45R16 R:255/40R17

スーッと安定してコーナリングしていくコントロール性の高さと、路面にしっかりと食いつく横方向のグリップ。それからジムカーナ用スペックのような温まりのよさ。この3つが印象的でした。特にコントロール性は、1ラップあたりコンマ2秒から3秒は速くなりそうなだけでなく、それがタレずに何周も持続することが驚きです。同じ感覚で何周でも走れるし、不安感をドライバーに感じさせないから腕前が良くなったような感触が得られますね。

僕は「まるいタイヤ」と表現したい。

ピストン西沢さん

S15 シルビア
F:235/45R17 R:235/45R17

まず驚いたのは、単純にRE55Sとの対比で1秒速くなったこと。違いは、限界付近がものすごくマイルドなことですね。さらにグリップが逃げてしまうポイントが、RE-11Sの方がRE55Sよりもずっと奥。ステアリング操作に対して違和感なくクルマが動くことに対して、山野哲也選手が「エッジ感」という言葉を使っていましたが、それでいてすべてにおいて挙動が穏やかというか、ドライバーの失敗に対しても寛容なんです。走行会って、疲れてくると失敗してしまったりすることもありますが、RE-11Sなら大きなミスに発展しなくて済む。安心感がものすごく高いんですよ。だから、僕はこのタイヤはドライバーに対して「まるいタイヤ」だと表現したいですね。