2017年 全日本ジムカーナ選手権 第2戦

POTENZA装着勢は5クラス制覇!

開催場所 : エビスサーキット 西コース  開催日 : 2017年4月22日〜4月23日

 全日本ジムカーナ選手権第2戦は、福島県二本松市のエビスサーキット 西コースが戦いの場となる。
 コースはレーシングコースだが、各所にショートカットがあり、それらを使いながらパイロンが配置される。高速コーナーあり、低速ターンあり、アップダウンありと全日本らしく難易度が高い設定。ゴール直前の360度ターンでは進入の角度が規制された上に狭いストレート上で回る必要があり、回りきれずに脱輪する選手が多く見受けられた。このターンをいかに小さく速く回るかが勝負の鍵となる。
 決勝日の朝6時の気温は4℃。4月下旬とはいえ東北地方はまだまだ寒さが残る。しかし天気は良く、太陽が昇ると徐々に気温も上がり、競技が始まる9時には17℃と暖かくなった。しかし、時々太陽が雲に隠れると風が冷たく感じられ、路温は20℃に届くのがやっとという中、熱戦が繰り広げられた。
 そんな中、RE-11Sを履くSA・SCクラスのPOTENZA装着勢は、多くの選手が低温で推移すると見越してTYPE WS3を選択。低温時からグリップ力を発揮して温まりの早いWS3の特性を活かし、SA3クラスで西森顕(NSX/ブリヂストン)が優勝、SA4クラスでも菱井将文(ランサー/ブリヂストン)が優勝。更にSCクラスでも西原正樹(WRX/ブリヂストン)が優勝と、3クラスを制覇。
RE-05DやRE-71Rを履くPNクラスのPOTENZA装着勢では、PN2クラスで山野哲也(アバルトスパイダー124/ブリヂストン)が優勝、PN3クラスでもユウ(86/ブリヂストン)が優勝と、2クラスを制覇。RE-05Dの持てるポテンシャルを発揮する結果となる。

<PN2クラス優勝、POTENZA RE-05D装着>(2006年以降にJAF登録された1600cc超の2WD車。改造範囲が最も狭い)
 昨年はPN4クラスに参戦していたが、今年はPN2クラスに移行してきた山野哲也(アバルトスパイダー124/ブリヂストン)が、1本目にトップタイムをマーク。2本目はタイムダウンを喫したものの、1本目のタイムで追いすがるライバルを振り切って優勝。新しいクルマを投入して2戦目にして早くも優勝と、熟成しているシビック勢を相手に勝てるクルマに仕上げてきた。
●山野哲也「新しいクルマを煮詰めることは容易ではなく、まだジムカーナ仕様になって日が浅いのですが、第2戦で優勝できたことは非常に嬉しいです。RE-05Dはまだ路温の低い1本目からタイムを出せたので、このことは収穫でしたね。ただ、今回のタイム差(2位と7/100秒)を見る限りでは今後も簡単に勝たせてもらえるクラスではないと痛感したので、もっともっとセットアップしていかないとダメだなとも思います。次戦以降も気を引き締めて勝ちを穫りに行きたいです。」

<PN3クラス優勝、POTENZA RE-05D装着>(2012年以降にJAF登録された1600cc超の新型2WD車。改造範囲が最も狭い)
 第1戦で優勝しているユウ(86/ブリヂストン)だが、1本目はライバルを1.4秒も引き離す走りをしながらパイロンタッチを犯して下位に沈む。しかし、2本目は丁寧に走り、1本目の自身の生タイムには届かないもののライバルの出したタイムを上回り、開幕2連勝。また、西野洋平(86/ブリヂストン)も3位に入り、表彰台の一角を占めた。
●ユウ「2連勝って初めてなんです。嬉しいですね。1本目は限界で攻めている中でパイロンに触ったのが分かったので、そのあとは限界を超える走りを試しました。そのためタイムは出たのですが更に2本触ってしまって(笑)。2本目はもう絶対にパイロンタッチできないという緊張感の中で丁寧に攻めたので、1本目のタイムは出ませんでしたが勝てたんだと思います。RE-05Dは路面のうねりが大きく入力が強いところでの優位性があるので、これを武器に次戦も勝ちに行きたいと思います。」

<SA3クラス優勝、POTENZA RE-11S TYPE WS3装着>(1,600cc超の後輪駆動車。改造範囲が広い)
 第1戦の覇者である渡辺公(NSX/ブリヂストン)が1本目にトップタイムを出すも、2本目は西森顕(NSX/ブリヂストン)が1本目の渡辺のタイムを抜いてトップに躍り出る。渡辺もタイムを上げたものの西森に届かず、西森の今季初優勝。2位には渡辺が入り、ポイントリーダーの座は譲らず。
●西森顕「昨年のNクラス用から今年のSAクラス用に改造範囲を拡げたところ、最初はうまく乗りこなせないところもあったのですが、今回は事前にセッティングを煮詰めてきた結果安定したタイムを出せる様になりました。昨年はパイロンタッチが多くて成績を残せなかったのですが、今回はタイヤのグリップを信じて安心して踏んでいけたのがパイロンタッチをせずに走り切れた、そして優勝に繋がったんだと思います。」

<SA4クラス優勝、POTENZA RE-11S TYPE WS3装着>(4WD車。改造範囲が広い)
 昨年のN3チャンピオン菱井将文(ランサー/ブリヂストン)が第1戦を制したが、昨年のSA3チャンピオン津川信次(ランサー/DL)も意地をかけて勝ちを穫りに来る。1本目は菱井がトップタイムをマークするも、津川も1/10秒差でピッタリ後ろに付く。2本目、菱井は僅かにタイムダウンで津川の結果を待つ。その津川はタイムを上げてきたものの、菱井の1本目のタイムに5/100秒届かず、菱井の開幕2連勝となる。また、3位には飯坂忠司(ランサー/ブリヂストン)が入る。
●菱井将文「今回の出来は70点くらいですかねぇ。1本目のWS3はものすごく路面に食い付いてくれたので、タイヤ的には正解だったと思います。でももう少し津川選手を引き離すタイムを出したかった。2本目はミッションが不調でタイムを伸ばすことが出来ずヒヤヒヤでしたが、何とか勝てて良かったです。次戦までにはクルマを直してまた勝ちを狙います。」

<SCクラス優勝、POTENZA RE-11S TYPE WS3 装着>(改造範囲がかなり広い)
 こちらも第1戦の覇者である西原正樹(インプレッサ/ブリヂストン)が1本目からトップタイムをマーク。2本目には更にタイムを上げ、追いすがるライバルを振り切って大会オーバーオールタイムで開幕2連勝。また、3位にはFF車で戦う山越義昌(シビック/ブリヂストン)が入る。
●西原正樹「やっとSCらしいタイムで勝つことが出来ました。今回金曜日から決勝2本目まで8本走ったのですが、8種類のセッティングを試して最後にようやく納得できるセットが見つかりました。タイヤは金曜日からずっとWS3でセッティングしていたので迷いはなく、今日も2本走りましたが最後までタレることなく強大なグリップ力を発揮してくれました。」


※タイヤ装着シェア(総出場台数112台中)
BRIDGESTONE:24台(21.4%)/DUNLOP:42台(37.5%)/YOKOHAMA:45台(40.2%)/TOYO:1台(0.9%)

RESULT

コース:エビスサーキット 西コース 天候:Fine/路面:Dry

 

PN-1クラス  クラス出走台数:18台

気温:1回目:17℃ 2回目:16℃ 路面温度:1回目:17℃ 2回目:18℃

    順位 No. ドライバー タイヤ マシン タイム  
    1 3 上野 健司 DL マツダ ロードスター 1:24.874  
    2 12 小林 キュウテン YH マツダ ロードスター 1:24.919  
    3 10 深川 敬暢 DL マツダ ロードスター 1:24.919  

PN-2クラス  クラス出走台数:14台

気温:1回目:16℃ 2回目:17℃ 路面温度:1回目:18℃ 2回目:19℃

 
  順位 No. ドライバー タイヤ マシン タイム    
  1 25 山野 哲也 Bridgestone アバルト124スパイダー 1:23.384    
  2 26 松本 敏 DL ホンダ シビック FK2 1:23.457    
  3 27 工藤 典史 YH ホンダ シビック FD2 1:24.065    
 

PN-3クラス  クラス出走台数:19台

気温:1回目:16℃ 2回目:15℃ 路面温度:1回目:17℃ 2回目:17℃

    順位 No. ドライバー タイヤ マシン タイム  
    1 50 ユウ Bridgestone トヨタ 86 1:23.070  
    2 51 川北 忠 DL スバル BRZ 1:23.715  
    3 49 西野 洋平 Bridgestone トヨタ 86 1:24.158  

SA-1クラス  クラス出走台数:12台

気温:1回目:16℃ 2回目:14℃ 路面温度:1回目:19℃ 2回目:17℃

 
  順位 No. ドライバー タイヤ マシン タイム    
  1 63 若林 拳人 YH ホンダ CR-X 1:22.504    
  2 60 富岡 誠 YH ホンダ CR-X :122.525    
  3 62 安木 美徳 Bridgestone ホンダ シビック EK9 1:22.647    
 

SA-2クラス  クラス出走台数:13台

気温:1回目:17℃ 2回目:13℃ 路面温度:1回目:20℃ 2回目:16℃

    順位 No. ドライバー タイヤ マシン タイム  
    1 82 澤平 直樹 YH ホンダ インテグラ DC2 1:21.446  
    2 84 朝山 崇 DL ホンダ インテグラ DC2 1:21.956  
    3 80 半谷 信治 YH ホンダ インテグラ DC2 1:22.096  

SA-3クラス  クラス出走台数:12台

気温:1回目:14℃ 2回目:15℃ 路面温度:1回目:17℃ 2回目:18℃

 
  順位 No. ドライバー タイヤ マシン タイム    
  1 91 西森 顕 Bridgestone ホンダ NSX 1:20.178    
  2 96 渡辺 公 Bridgestone ホンダ NSX 1:21.084    
  3 95 小俣 洋平 DL マツダ RX-7 1:21.594    
 

SA-4クラス  クラス出走台数:6台

気温:1回目:15℃ 2回目:17℃ 路面温度:1回目:16℃ 2回目:20℃

    順位 No. ドライバー タイヤ マシン タイム  
    1 101 菱井 将文 Bridgestone 三菱 ランサーエボリューション 1:18.812  
    2 102 津川 信次 DL 三菱 ランサーエボリューション 1:18.861  
    3 98 飯坂 忠司 Bridgestone 三菱 ランサーエボリューション 1:20.560  

SCクラス  クラス出走台数:11台

気温:1回目:13℃ 2回目:17℃ 路面温度:1回目:15℃ 2回目:20℃

 
  順位 No. ドライバー タイヤ マシン タイム    
  1 112 西原 正樹 Bridgestone スバル インプレッサ WRX 1:17.799    
  2 113 大橋 渡 DL スバル インプレッサ WRX 1:19.466    
  3 110 山越 義昌 Bridgestone ホンダ シビック EG6 1:22.443