FIM EWC Rd2 スパ24時間は19時間が経過、残り5時間となりました。
現地時間は8時。レースが劇的に動いた、衝撃的な一時間。#7YARTがトップに立つが、まさかのエンジンストップでリタイヤ。そして雨が降り始めたことで#1YoshimuraSERTと#5TSRがケメルストレートの終わりでスリップダウン。他にもSSTトップ1~2を走るチームなど多くの転倒者が出た事でセーフティーカーが導入。トップの#37BMWが2位に8周をつけて単独首位となったことで、今後のレースの戦略も大きく変わってきました。
現在の順位は1位が#37BMW MOTORRAD WORLD ENDURANCE TEAM(BMW, DL), 2位は#4 TATI TEAM BERINGER RACING(Ka, MI)、3位が#77Wójcik Racing Team EWC 77(Ya, DL)、4位に#5 F.C.C. TSR Honda France (Ho, BS)、5位に#1 Yoshimura SERT Motul(Su, BS)という状況。
#7YARTの状況を補足すると、現地時間7時台に入ると#37BMWを抜いてトップに立つ。そして7時35分ごろにN.カネパの乗るマシンが白煙を上げてスローダウン。カネパはバイクを押して帰るも結果リタイアとなる。
#1YoshimuraSERTと#5TSRに関しては、現地時間7時48分ごろ#1YoshimuraSERTのG.ブラックがケメルストレートのエンドでのブレーキングでスリップダウンしマシンが大破。フロントカウルが外れサスが剥き出しの状況も、何とか走行できる状態であったので自走でピットまで戻る。別の周回に#5TSRと#777 Wójcik Racing Team STK 777(Ya, DL)も同じエリアでスリップダウンを期す。同時期にSSTクラスのトップ1と2を走る2チームが別々に転倒しマシンを大破したことで、現地時間7時51分にセーフティーカー導入の指示が出る。
コースに戻った#5TSRと#1YoshimuraSERTがどのようなレース展開を見せるか、トップは遥か彼方。しかし少しでも早く、少しでも順位を上げようとライダーは諦めていない。レースはまだ続く、最後まで諦めず見届けたい。チームはまだ戦っている、我々も諦めない。
FIM EWC Rd2 スパ24時間 決勝19時間経過時の順位は以下の通り。
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